MDaemonサーバにDKIMを実装する

< All Topics
Print

【ご質問】

MDaemonでDKIMの実装をしたいのですが設定方法や設定時の注意点などを教えてください。

【ご回答】

DKIM設定の手順をご案内いたします。
御社のメールドメインを使った外部配信を行うサーバが1台だけとしての前提でご回答申し上げます。

(注)
DKIMは、御社ドメインを使用する送信サーバ毎に異なるDKIM署名を行なうものであるため、
複数台ある場合は、”セレクター”._domainkey.”ドメイン名”の”セレクター”名で
サーバ毎の区別を行うため、複数台の際には各メールサーバ毎のDKIMキーを用意する必要がございます。

1.DKIM登録キーの取得
  DKIM登録キーは、MDaemonのインストールが行われた際、自動的にDKIM署名が
  \MDaemon\Pem\MDaemon フォルダに、次の3ファイルで作成されます。
   ・dns_readme.txt
   ・rsa.private
   ・rsa.public

2.DNSサーバへの公開鍵の登録
  DKIM署名に対する公開鍵は、登録内容を含めて dns_readme.txt にDNSサーバへの
  記述方法も記載されております。
  ”セレクター”._domainkey.”ドメイン名” のテキストレコードで、続くパラメータ値も記載されております。
  
  DNSサーバ側の制限で一行に255文字までという制限で2行に分かれている場合がありますが、
  255文字の制限の無いDNSサーバであった場合、1行目最後の”と2行目最初の”を削除して、
  一行としてパラメータ値をDNSサーバにご登録下さい。

3.DKIM署名の有効化
  MDaemonの管理画面から、[セキュリティ]->[セキュリティマネージャ]->[送信者認証]->[DKIM署名]の画面より、”送信メールへDKIMで署名を行う”のチェックをONしてください。

メールサーバが複数だった場合には、手順1から3をサーバ毎に繰り返します。