【ご質問】

Exchange OnlineからMDemonに送信されたメッセージが途中でコネクションタイムアウトになって切れてしまう事象が発生しております。

Socket error sending response to DATA
Socket error 10060 – コネクションタイムアウト.
SMTP session terminated

【ご回答】

Exchange Online とMDaemonとのSMTP通信におきまして、DATAコマンドにあたるコマンドが、BDATコマンドという拡張された通信の指定が行われております。

MDaemon 22.0.0のリリースノートを見ると、このBDATコマンドに対する修正が加えられております。もし、ご使用のMDaemonバージョンが22.0.0以下でございましたら、バージョンアップのご検討をお願いいたします。

このBDATコマンドは、SMTP CHUNKING (RFC 3030)とも呼ばれ、その機能をOFFにすることで、通常のDATAコマンドでの通信が行われます。\MDaemon\App\MDaemon.iniファイルをメモ帳などで開き、

[Special] というセクション内に、
SMTPChunkingInbound=No

というパラメータを設定し、MDaemonサービスを再起動することで、BDATコマンドを使用することなく、DATAコマンドでのメールの受信を行います。