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アーカイブの移動
MailStore Serverのアーカイブは、いつでも新しいハードディスクやマシン、ネットワーク共有フォルダへ移動する事ができます。このために必要な要件や操作について説明しています。
外部のハードディスクへの移動
MailStore Serverのアーカイブは次の手順で移動します:
- MailStore Serverサービス設定を起動し、MailStoreサービスを停止します。
- アーカイブディレクトリ(デフォルトは C:\MailArchive)とすべてのサブディレクトリを移動先へコピーします。ディレクトリ構成は変更しないで下さい。
- MailStore Server Service Configurationを起動し、「マスターデータベース」の場所を変更します。
- MailStore Serverサービスを開始します。
注意点:外付けのハードディスクに対するスループットがMailStore Serverのパフォーマンスに悪影響を与える場合があります。
注意点: 相対パスで指定されていないアーカイブストアはアーカイブ移動後に再度添付し直す必要があります。
新しいマシンへの移動
MailStore Serverのアーカイブ、ユーザー、設定を新しいマシンへ移行する場合は、次の手順で設定を行って下さい。
- 移行前のサーバー上で、MailStore Serverサービス設定を起動し、MailStoreサービスを停止します。
- マスターデータベースの格納フォルダ(デフォルトはC:\MailArchiveです)を、サブフォルダも併せて新しいマシンへコピーしてください。フォルダ構成はそのままにして下さい。
- 移行前のマシンへインストールされているMailStore Serverをアンインストールします。
- 以下のサイトで、ライセンスを入力し、ライセンスを使用するマシンの変更手続きを行って下さい。
https://my.mailstore.com/TransferLicense - 新しい(移行後の)マシンへMailStore Serverをインストールします。インストールするMailStoreバージョンは、移行前のサーバーと同じバージョンをご利用下さい。移行完了後に、最新版へのアップデートを行って下さい。
- “マスターデータベース”のディレクトリをデフォルトのパス(C:\MaiArchive)から変更している場合は、MailStore Serverサービスを停止して、MailStore Server Service Configurationを起動し、”マスターデータベース”のディレクトリを新しいパスへ変更します。
- クライアント側でアーカイブ等のスケジュールタスクを設定している場合は、コンピュータの証明書ストアから”MailStore Server”という名前の、SSL証明書とプライベートキー(通常、PKCS#12ファイルにパッケージされています)をエクスポートし、新しいマシンの同じ場所へインポートします。
- MailStore Serverを新しいマシンで起動し、adminアカウントでログインした後、25桁のアクティベーションキーを入力します。
- 移行前と移行後で同じライセンスを使用している場合は、アーカイブセキュリティ設定で追加設定の必要はありません。もしも新しいサーバーで異なるライセンスをお使いの場合、アーカイブは自動生成された値を使って保護されます。そのため、最初のアーカイブの前には再初期化が必要になります。
- タスクの再登録を行って下さい。
注意点: 相対パスで指定されていないアーカイブストアはアーカイブ移動後に再度添付し直す必要があります。
NAS共有へのアーカイブの移動
MailStoreのアーカイブストアのみをNAS共有へ移動し、プログラムそのものは元の場所で稼働させます。
アーカイブは次の手順で移動できます:
- Configure MailStore Server Serviceを使うか、コマンドで’net stop “MailStore Server”‘と入力し、MailStore Serverサービスを停止します。
- アーカイブのバックアップを取得します。
- NASシステムで共有フォルダを作成します。
- MailStoreマシンまたはユーザーアカウントに対して共有フォルダに対して、”読み取り/書込み”のアクセス権を与えます。
ユーザーオブジェクトへアクセス権を付与している場合は、適切にスタートアップスクリプトが設定されていることを確認してください。(スタートアップスクリプトの設定は、「Network Attached Storage (NAS)の使用」を参照してください) - 元のアーカイブフォルダ内のファイルを共有フォルダへ移動します。
- MailStore Server Service Configurationを起動し、マスターデータベースの場所に、NASシステム上の共有フォルダをUNCパスで指定します。(\\computer\sharename\)
- MailStore Server Service Configuration画面か、’net start “MailStore Server”‘コマンドを実行して、MailStore Serverサービスを開始します。
注意点: 相対パスで指定されていないアーカイブストアはアーカイブ移動後に再度添付し直す必要があります。