ご質問の詳細
WorldClientとのDropbox連携について具体的なDropbox設定手順を教えてください。
回答
MDaemonのバージョン17より、WorldClientでエンドユーザーが受信したメールの添付ファイルをDropboxに保存したり、WorldClientでメールを作成する際、Dropboxにあるファイルへのリンクを本文へ追加できるようになりました。
Dropboxの初回設定方法は次の通りです。
- Dropboxアプリケーションを作成する
- MDaemonのDropboxサポートを有効にする
- WorldClientのDropboxアカウントに接続する
- 添付ファイルをDropboxに保存する
- WorldClientで作成されたメッセージにDropboxの添付ファイルをリンクする
Dropboxアプリケーションの作成
1、次のリンクをクリックしてください。:https://www.dropbox.com/developers/apps/create 2、Dropboxアカウントを作成します。 3、Dropboxをインストーラーの手順に従ってインストールします。 4、インストールが完了すると、メールが届くので、【メールアドレスの確認をする】をクリックします。![]()
5、クリックすると下の図のような画面が出るので、画面右の自分のユーザー名を開いて、設定を押します。6、設定画面の下の【コミュニティ】の欄の【開発者向け情報】を押します。 7、クリックした先の画面の画面左側のMyappsをクリックし、その先の【Create app】を押します。
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8、1の【Choose an API】の【Dropbox API】にチェックを入れます。 2の【Choose the type of access you need】の【Full Dropbox】にチェックを入れます。 3の【Name your app】には、重複のない名前を入れます。 名前を入れるとチェックボックスが出てくるのでチェックを入れ、【Create app】を押します。
9、【Development users】の右の【Enable additional users】をクリックしOKを押します。10、【Settings】の【OAuth2】の【Redirect URIs】には、安全なURLを入力し、【Add】を押します。 注:WorldClientではHTTPSを有効にする必要があります 例:https://mail.company.test/WorldClient.dll?View=OAuth&AuthRequest=Dropbox 11、【Allow implicit grant】を【Allow】->【Disallow】に変更します。 12、【Chooser/Saaber domains】にMDaemonドメイン名を入力し、【Add】を押します。 以上で、Dropbox側の入力は完了です。
MDaemonのDropboxサポートを有効にする
1、MDaemonGUI1を開きます。 2、セットアップを選択します。 3、WebとIMサービスを選択します。 4、WorldClient(Webメール)の下にあるDropboxメニューをクリックします。 5、【Dropbox統合を有効にする】チェックボックスをオンにします。6、Dropboxによって生成されたDropboxアプリキーとDropboxアプリシークレットを入力します。 7、Applyをクリックします。 8、【OK】をクリックします。 ・ユーザーごとにDropboxの統合を有効にするには 【Dropbox Integrationを有効にする】チェックボックスをオフにします。 ユーザーの/MDaemon/Users/(ドメイン)/(ユーザー)/WCフォルダに移動します。 テキストエディタでUser.iniファイルを開きます。 Add Dropbox Access Enabled=【User】セクションでYesを押します。
WorldClientのDropboxアカウントに接続する
1、有効になったら、ブラウザを開いてWorldClientのログインページに移動します。 2、ログインすると、ブラウザの上部に連携が有効になった旨のメッセージが表示されます。 3、【GO】を選択すると、ブラウザは【CloudApps】メニューをロードします。 ※このメニューは、オプションアイコン【歯車のアイコン】を選択し、
クラウドアプリをクリックすることによってもアクセスできます。4、手順を確認して、【Dropboxのセットアップ】ボタンを選択します。 5、終了するとページが更新され、接続されたDropboxアカウントのオプションが提供されます。
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添付ファイルをDropboxに保存する
1、添付ファイル付きのメールを開くと、ファイル名の右にDropboxのアイコンが表示されます。 2、DropboxアイコンをクリックするとDropboxアカウント内のWorldClient_Attachmentsフォルダ に添付ファイルを保存します。3、DropboxのアイコンをクリックするとWorldClient_Attachmentsフォルダに、添付ファイルを保存するかどうかのポップアップが表示されます。
・添付ファイル1つの保存データ容量は150MBです。 ・【今後は質問しない】にチェックを入れると、ポップアップは次回から表示されなくなります。 ・MDaemon17.0 ではフォルダ名【WorldClient_Aattachments】を変更できないので、ご注意ください ・保存先にWorldClient_Attachmentsフォルダが存在しない場合は、保存時に自動で生成されます。
WorldClientで作成されたメールにDropboxの添付ファイルをリンク付する
1、WorldClientで新しいメッセージを作成します。 2、Dropboxアイコンをクリックすると、使用可能なDropboxフォルダが新しいウィンドウで表示します。 ログインしていない場合はDropboxへのログインが必要です。 3、開いた中からメッセージに追加するファイルを選択します。 4、ファイルはメールの本文にリンクとして表示されます。
5、リンクを選択すると、ファイルを閲覧、ダウンロード、共有することができるDropboxアイテムにブラウザが開き、 受信者側がDropboxを使っていなくても、リンクからファイルをダウンロードすることができます。 注:リンクを張ってメールを送る際に下の図のような表示がでるのでOKを押します。 (Dropbpxの仕様で表示がでてしまいます)以上がDropboxとMDaemonの統合から実際の使用方法の手順となります。