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MDaemonのコンテンツフィルタ機能について

MDaemon Messaging Serverの柔軟性を実現するための重要な機能の1つが、「フィルタリング」機能です。

メールサーバーとして稼働するMDaemon Messaging Server自身がフィルタリング機能を搭載することにより、例えば次のようなことが簡単に行えます。

コンテンツフィルタでできる事

  • 指定した文字列が本文に含まれていた場合、これをスパムとして別のメールキューへ移動する。
  • 特定のユーザーが送信したメールのCCに、所属するグループのメールアドレスを加えて送信する。
  • スパムメールとして判定されたメールを、メールアーカイブから除外する。
  • 取引先の1つに対して送ったメールのサイズが3M以上だった場合は、添付ファイルを削除して、社内のメール送信元へ通知する。

フィルタリングのルールは、ローカルキュー/リモートキューのどちらか1つに適用するのか、両方に適用するのかを、ルール毎に指定することができます。

作成できるルールの数に上限はなく、上から順番に実行されます。ルールの検索条件と処理は、複数をANDやORで指定する事もできます。

フィルタリングは、コンテンツフィルタエディタで、条件と動作をそれぞれ定義して設定します。

動作条件は、ヘッダ、フッタ、メッセージ、CC、Toに含まれる文字列のみでなく、添付ファイルのサイズや拡張子でも指定でき、更に、ウィルス、スパムメールの場合、といった指定や、正規表現もお使い頂けます。

MDaemonのメールフィルタリング

フィルタリングルールの作成例

フィルタリングのルールを、例として1つ作成してみます。

特定のドメインを除くアドレスからのメールで、且つ、メール本文に「添付」という文字列が含まれているメールを、スパムメール格納フォルダである「Spam Trap」フォルダへ移動する

  • 条件の中から、If FROM HEADER containsをチェックします。
  • 下のボックスに、チェックした「If FROM HEADER contains」の条件が表示されます。
  • 「contains specific string」をクリックします。検索文字列の指定を行うためのダイアログが表示されます。
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  • 「contains」をクリックすると、ドロップダウンリストから、「does not contain」「Equal to」などの条件を選択できます。「does not contain」を選択します。
  • フィルタリングから除外するドメインとして「company.com」「wareportal.co.jp」を入力し、追加ボタンをクリックします。OKを押すと、元の画面に戻ります。
  • 条件の選択画面に戻ったら、「If the MESSAGE BODY contains」を選択します。
  • 下のボックスに、チェックした「If the MESSAGE BODY contains」の条件が表示されます。
  • メッセージ本文の文字列として「添付」と入力し、OKボタンをクリックします。
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  • 次に、処理の選択画面から「Move to message to public folders」を選択します。
  • 下のボックスに、チェックした「Move to message to public folders」の条件が表示されます。
  • 「specify information」をクリックすると、パブリックフォルダの一覧が表示されます。移動先のパブリックフォルダを一覧から選択し、「選択済フォルダ」へ移動させます。OKをクリックし、元の画面に戻ります
  • もう一度OKボタンを押すと、ルールが完成です。ルールの一覧で、今作成したルールが追加されていることを確認します。
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追加のフィルタリング設定

ウィルスの隔離やファイル拡張子の禁止など、よく使用されるフィルタリングは、ルールを作成しなくとも、簡単に行えるよう、別メニューとして用意されています。

こうした追加のフィルタリング設定機能を、ここでご紹介します。

添付ファイルの制御

添付ファイルの制御は、ウィルスを回避し、負荷の大きい帯域幅を節約し、メールサーバーのディスクを節約するための、最も単純且つ効果的な方法です。

MDaemonは、添付ファイルを拡張子によって配送不可にしたり、サイズに応じて自動圧縮したりすることが可能です。

また、添付ファイルをメールとは別のフォルダで管理できるので、サーバーのディスク容量も簡単に調整できます。

通知メッセージの送信

添付ファイルが違反していた場合やウィルスに感染したファイルがあった際など、状況に応じて任意の宛先に通知メールが送信できます。

メッセージ本文や件名も、それぞれのケースに応じてカスタマイズ可能です。

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