MDaemonは、MDaemon自身が標準搭載している機能性に加え、既存システムとの連携を行うための機能を豊富に搭載しています。
ユーザー情報の連携機能もその中の1つです。
ユーザーの追加や変更は、運用中最も頻繁に発生する作業の1つですが、MDaemonは、ADやLDAPからユーザー情報を取得し、自動的に反映させることができるため、管理者様の作業負荷を、最小限にすることが可能です。
ユーザー情報の連携
Active Director のモニタリングとは、Active Directoryの変更を定期的(デフォルト30 秒ごと)に監視し、新しいActive Directory アカウントが追加されると自動的に新しいMDaemon ユーザアカウントを作成しActive Directoryでユーザプロパティが更新された場合にも、それを監視し、自動的にMDaemon アカウントを更新する機能です。
Active Directoryでアカウントが削除された際には、「対応するMDaemon アカウントを削除する」「対応するMDaemon アカウントを無効にする」「対応するMDaemon アカウントを凍結する(メールの受信は行うが、ユーザはそのメールへアクセスすることができない)」のいずれかを選択できます。
ADからアカウント情報をインポート
PDC/BDCマシン名とインポートを行いたいWindowsドメインを指定するだけで、ドメイン内のユーザー情報が一覧表示されます。
これを選んで追加するだけで、Active Directory上のアカウント情報をMDaemonへ取り込むことができます。
また、ここで、「このWindowsドメインで認証する」のオプションを選択すると、その後のユーザー認証も動的にWindowsとの間で行えます。
メーリングリストのアクティブディレクトリ対応
MDaemonで作成したメーリングリストを、Active Directory上のグループと関連付けし、ADのグループへ所属するユーザー情報を監視し、MDaemon上で自動同期することができます。
頻繁に社員の異動がある企業で、異動の度に所属するメーリングリストアドレスの変更が必要なケースは少なくありません。
こうした環境でも、AD情報と自動同期ができるMDaemonなら、ユーザー情報の変更も、Active Directory上で行うだけですみますので、管理の効率は飛躍的に向上します。