メールのアーカイブはJ-SOX法を見据えた大企業が行うためのもの、と思っている方も多いかも知れませんが、メールサーバー自身が、メールアーカイブ機能を標準搭載していたらいかがでしょう。メールの紛失対応や、情報漏えいに対する抑止など、企業規模を問わず、様々な効果が見込まれます。
MDaemonのアーカイブ機能
メールアーカイブ機能を有効にすると、MDaemonでは、送受信メールを、データベースを使用せず、1通1ファイルで保存します。
ドメイン名、送信/受信、ユーザ名、といった階層で、フォルダが自動生成されます。
そのままの情報をmsg拡張子で保存できるため、アーカイブ製品に依存しないバックアップを取得、管理ができるようになります。
また、ファイル単位でアーカイブを取得するので、データのバックアップも、ファイルコピーと同様に行えます。
任意の宛先へ送受信メールのコピーを送信
送受信メールのコピーを指定のアドレスへ送信できます。Subjectヘッダに “(Archive Copy)” を挿入することもできます。
送信/受信メールのアーカイブ
アーカイブは、送信/受信メール毎に取得できます。受信メールは宛先アドレスに基づき、また、送信メールは送信者アドレスに基づいてアーカイブが行われます。
ドメイン別、ユーザー別のアーカイブも可能です。
アーカイブしたメールは、特定のユーザーにのみ、IMAPフォルダとして閲覧権限を与えることができます。
スパムメールを除いてアーカイブ
受信するメールの中にはスパムメールも多く、受信メールの90%がスパムメールといった環境もあります。
MDaemonは、アンチスパムを除いた上でアーカイブを保持することも可能です。
スパムメールを最初に除くことで、メール保存にかかるストレージのコストを大幅に削減できます。
MDaemonのメールアーカイブ関連ページ
メールアーカイブを行った後、ディスクの空き容量の状況を監視したい場合は、こちらのサービスがおすすめです。サーバー監視・一次復旧自動化サービス「MonitoringPortal」
アーカイブのエンドユーザーへの振り分けや、検索をご希望の場合はMailStore Serverの併用が便利です。
MailStoreによるMDaemon Messaging Serverのアーカイブを行うメリット
添付ファイルの個別管理
MDaemonでは、ユーザーのメールボックスに蓄積される添付ファイルを、別のフォルダで管理することができます。添付ファイルのやりとりが多く発生する環境でも運用が楽に行えます。