ClusterReplicaのフェイルオーバー

ClusterReplicaのフェイルオーバー

ClusterReplicaは、システムやサービスを監視し、異常を検知した際に、バックアップ機がそれまでメインだったサーバーで提供していた役割を引き継ぐ、フェイルオーバー機能を搭載しています。

このフェイルオーバーは、自動で行う事もでき、また、フェイルオーバーの前に障害の状況確認が必要なシステムであれば、手動で行う事もできます。


具体的に、ClusterReplica Enterpriseでは、次の3つの状況のどれかを検出した際、 フェイルオーバーを実行します。

フェイルオーバーサービスの設定

ClusterReplica Enterprise では、自動フェイルオーバーを行なう際、開始/停止するサービスを設定したり、任意のスクリプトを実行することができます。


ClusterReplicaの基本構成

2レベルのフェイルオーバー

ClusterReplicaは次の通り、2レベルでPrimary Masterの監視と、障害発生時のフェイルオーバーを行います。


ClusterReplicaの基本構成

システム障害時のフェイルオーバー

システム全体がダウンすると、プライマリステーションは完全にクラスタサーバーから外れ、プライマリサーバーがクラスタに再接続するまで、セカンダリステーションがスタンドアロンサーバーとして稼働します。


サービス障害時のフェイルオーバー

システム以外にも、ClusterReplicaは、監視対象サービスを指定しておくことで、メインサーバー上のサービスに障害が発生した際、これを検出し、メインサーバーの役割を引き継ぐことができます。