選択・設定可能なフェイルバック
フェイルバックとは、クラスタリング環境で元々メインシステムとして稼働していたサーバーが、障害から復旧した際に、バックアップサーバーが引き継いでいるタスクやサービスを、改めて引き継ぐことを意味しています。
ClusterReplicaはフェイルバックの方法についても、次の中からお客様の環境に合わせて選択・設定が可能です。
ClusterReplicaのフェイルバックオプション
ClusterReplicaはフェイルバックの方法についても、次の中からお客様の環境に合わせて選択・設定が可能です。
- フェイルバックせず、クラスタ構成にも加わらない
フェイルオーバーの際、メインサーバーはクラスタ構成から外されますが、こちらのオプションを選択した場合、メインサーバーが復旧しても、クラスタ構成に再度加わることはありません。フェイルバックする前に、復旧状態を確認する必要があるような環境では、こちらのオプションが役に立ちます。
- フェイルバックせず、セカンダリとして稼働
メインサーバーが復旧すると、その後はセカンダリステーションとして稼働します。復旧後すぐにクラスタが構成できるオプションです。
- 稼働中のバックアップサーバーから更新データをコピーし、自動フェイルバック
稼働中のバックアップサーバーに格納されている新しいデータを取得したのち、メインサーバーが元のようにメインサーバーとしてフェイルバックします。
- 稼働中のバックアップサーバーから更新データをコピーせず、自動フェイルバック
メインサーバーが復旧し次第、メインサーバーがもっていた古いデータで、バックアップサーバー上のデータを上書きし、レプリケーションとフェイルオーバーを行います。