アルバイト用、関連会社用など、複数のメールサーバーを管理している環境は、意外に多くあります。 サブドメインがそれぞれ異なっていたり、使っているメールサーバーもそれぞれのドメイン毎に違っているケースも多くあります。 「SecurityGateway for Exchange/SMTP servers」は、ゲートウェイ型で配置でき、複数ドメインにも対応しています。 受信メール・送信メールの両方に対して、スパムやウィルス、不正なメールをチェックした上で宛先メールアドレスを基に、適切な宛先サーバーへメール配信を行います。
Exchangeサーバーをお使いの環境で、Exchangeサーバー自身の負荷を軽減する目的で、Security Gatewayを選択頂く事は数多くあります。 企業やドメイン名により、一日に受信するスパムメールの割合は大きく異なりますが、Security Gatewayを導入頂くと、スパムチェックを行った上で、正しいメールのみがExchangeサーバーへ配信されます。 お客様によっては、一日のメール送受信量の内、96%がスパムメールだった、というケースもありました。 Exchangeサーバー側で処理するメール量は、スパムメールではないと判定されたもののみになるので、システム負荷は大幅に軽減できます。
もちろん、スパムと思われるメールを全て勝手に削除してしまう事はありません。 スパムメールとして判定したメールや、疑わしいメールは、宛先ユーザー毎の隔離フォルダへ一時保管し、宛先ユーザーへ隔離メールの存在を通知します。 通知を受け取ったユーザーは、ブラウザから専用管理画面へログインし、メールの内容を基に、隔離メールを削除するか、解放するかを選択します。 ここで判断した結果は自動学習されるので、同じ通知が繰り返し到着する事もありません。
このように、ユーザーへのメール不達を心配する事なく、セキュリティの強化を図る事で、既存のメールサーバーがスパムメールの処理に費やしていた負荷を、本来処理するべきメールの処理にのみご利用頂けます。
SecurityGatewayは、管理機能にも柔軟性を持たせることで、お客様の多彩なニーズにお答えできる製品となっています。
まず、ユーザー情報を登録する際には、CSVファイルから一括登録が行えます。
運用の中で、ユーザが追加された際にも、SecurityGatewayは、メール受信時に、複数の方法でユーザー情報が正しいものがどうかを検証し、正しいものと判断した際には、該当のユーザを自動生成します。
存在しないユーザ宛てのメールが、スパムメールとして大量に送られてくる環境も多いと思います。SecurityGatewayでは、 存在しないユーザかどうかの判定に、 SMTP Verification (SMTP認証)、 Active Directory/Exchange、 MDaemon (Minger)、 LDAP、の4つの検証方式から選択できるようになっています。 ユーザの存在確認に加え、ここで検証し、SecurityGatewayに存在しないユーザがいた場合には、該当ユーザのアカウントの自動生成も行います。
ODBC / AD(Active Directory)連携では、指定された間隔で、既存のADやODBCの更新状況を監視し、ユーザー情報の同期を行うことができます。
隔離メールは、管理者だけでなく、メールの宛先であるユーザーが、自分自身で確認したり、スパムかどうかの振り分けが可能です。管理負荷が大幅に軽減できます。
SecurityGatewayは、自身のデータを保持しているデータベースのメンテナンス機能を標準で搭載しています。データベースのメンテナンス用メニューとして、次のものを用意しています。
データ保持 | メッセージ内容やSMTPセッションログといったメッセージレコードの保有期間を設定できます。保有期間は日単位で指定します。 |
バックアップ | SecurityGatewayデータベースを自動バックアップするようスケジュールが行えます。古いバックアップの世代管理もここから行えます。 |
復元 | 自動でバックアップされたデータの一覧を確認し、必要なデータを復元することが可能です。 |
SecurityGateway for SecurityGatewayの管理画面で使用されている製品ロゴは、次の画面で貴社のロゴやサービスロゴへ簡単に変更してご利用頂けます。
例えば、各ユーザがブラウザでアクセスした際のログイン画面も、次のように変更されるため、ブランド設定が簡単に実現できます。
また、メールの本文の一番最後に、免責事項を自動で追加することができます。送信メールや受信メール、ドメイン毎に内容も変更することができますので、ユーザーが意識することなく、共通の免責内容を管理して頂けます。