MDaemonメールサーバーの監視
MonitoringPortalでは、トラブル発生時に管理者の方が手動で行う方法に、できるだけ即した方法で、サービスチェックを行っています。更に、エージェントプログラムをサーバー上へインストールし、外部からでは困難な、リソースやプロセスの監視も行うことができます。
ここでは、MDaemonを始めとした、メールシステムに特化した、ハードウェア監視やサービス監視をご紹介します。
製品やサービスに特化した監視を実現
- メール配信チェック
- メールシステムの正常動作を確認する際、ほとんどの方が、実際にメールを送信して動作確認されているのではないでしょうか。自動で、定期的に、メールの送信〜受信までの一連の配信を実行し、メールシステム全体のステータスが正常かどうかを監視することができます。
- サービス監視
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MDaemonメールサーバーは、通常のPOP、IMAP、SMTPはもちろん、WorldClientウェブメールやWebAdminブラウザ管理ツール、といった、様々なサーバー機能をパッケージしています。これらサービスで使用しているポートへの接続や応答時間はもちろん、MonitoringPortalでは、MDaemon上のサービスの、統計情報も監視できます。
具体的に監視できる対象は下記の通りです。
- 1日の間で検出されたSpamの総数
- 1日の間で検出されたVirusの総数
- 1日の間で検出されたIMAP接続数
- 1日の間で検出されたPOP接続数
- 1日の間で検出された送信メール数
- 1日の間で検出された受信メール数
- 1日の間で検出された認証エラーの数
- POP/IMAPでの受信メール数
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POP3/IMAPの特定のアカウントで、POP3やIMAPのサーバーへログインし、メールボックスに何通メールが残っている状態かを監視します。指定した数を超えたら自動通知が行われます。
例えば、postmaster宛のメールなど、頻繁にはチェックしていないシステムアカウントなどはないでしょうか。こうしたアカウントのメールボックスに、いつの間にか、膨大な数のメールが残ってしまうのを防ぐことができます。
プロセス・サービス再起動
MDaemonで使用するプロセスの状態と、MDaemonサービスの稼働状態を定期的に監視します。サービスやプロセスの稼働していない状態が数回(デフォルトでは5回)連続して発生した場合は、プロセスの起動を自動で行います。起動が正常に行え、且つ、その後のステータスが正常であることを確認したら、復旧通知メールを自動配信します。
- ハードウェアリソース
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メモリ使用率、CPU使用率、ディスク・ドライブの空き容量といった、ハードウェアのリソース監視が行えます。閾値は、警告と緊急の2タイプの設定が行えます。
例えば、Cドライブ全体の80%以上使用したら警告レベル、90%を超えたら緊急レベルとして、管理者や任意の通知先へ自動で通知が行われます。定常時は、リソースの把握が行えるため、ご使用状況の今後の傾向を予測するためのデータとしてご利用でき、
異常時には、定常時との差が見えるため、正確な対策を実施することができます。