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MDaemon 20.xの新機能

グループウェア、スマートフォン管理、メーリングリスト、Webメール、メールセキュリティも搭載した SMTP、IMAP/POP3対応のWindows向けメールサーバーソフトウェア

MDaemonの新機能

クラスタリング

MDaemonの新しいクラスタサービスは、ネットワーク内にある2台以上のMDaemonサーバ間で設定内容を共有するように設計されています。これにより、複数のMDaemonサーバでメールを分散させ、ハードウェア的にもソフトウェア的にもシステム負荷を分散させることを可能にし、ネットワークトラフィックの集中を避け、メールリソースを最大化し、利用速度と効率を向上させることができます。また、いずれかのサーバでハードウェアもしくはソフトウェアの障害が発生した時に備えた冗長性も確保できます。MDaemonのクラスタ化を行なう設定の詳細については、MDaemonのヘルプファイルをご参照下さい。

Active Directory連携の向上

MDaemonに搭載されているユーザー情報のActiveDirectory連携機能をアップデートし、新たに次のような動作が行えるようになりました。

  • Active DirectoryグループとMDaemonの連携が行えるようになりました。例えば、Active Direcotry グループへユーザーを追加するとMDaemonへユーザーが追加され、グループから削除するとMDaemonからは無効化された状態になります。
  • Active Directoryの連絡先とMDaemonの連絡先を、ユーザー情報とは別の検索フィルタで連携できるようになりました。


アカウント管理のアップデート

アカウントマネージャをアップデートしました。有効なアカウント、MultiPOPを使用しているアカウント、クオータに近い(70%)のアカウント、クオータに近い(90%)のアカウント、転送していないアカウントを選択できるようになりました。また、アカウントの説明フィールドを検索し、その検索結果を元に任意のアカウントを選択できるようになりました。

アカウントマネージャの右クリックメニューへ選択したアカウントをメーリングリストやグループから削除できるようになりました。

アカウントマネージャでマウスの右ボタンを押すことで表示されるメニューに新しいオプションが追加されました。このオプションは、新規アカウントを作成する際、既存のアカウントの設定をコピーできます。名前、メールボックス名、パスワード、メールフォルダ名以外の全ての設定をコピーします。

アカウントエディタ | アカウント設定 | IMAPフィルタ へ「公開」という新しいボタンを追加し、新しいルールを編集中のアカウントへ追加したり、ドメイン内の他のアカウント全てに追加できるようになりました。これはルールが全員に必要な場合に使用すべきです。また、複数ルールが追加されてしまうルールエディタの問題を修正しました。

1つのキーによるドメイン/企業レベルのMDPGP暗号化

MDPGPで1つの暗号化キーを使ってドメイン間の全てのユーザーメールを暗号化できるようになりました。例えば「Domain-a」と「Domain-b」の間でやり取りする全てのメールを暗号化するのに、全ユーザーアカウント向けのキーの設定は行いたくない場合などに使用できます。これは今後次のように実現できます: 「Domain-a」と「Domain-b」はそれぞれ任意の方法で生成した公開鍵を提供します。例えば、互いに既存の公開鍵をMGPGP UI内で右クリックし、「メールのエクスポートとメール送信」をクリックします。この暗号化のために、専用の鍵を生成する場合は「特定のユーザー向けに鍵を生成」ボタンを押し、「_Domain Key (domain.tld)_ 」を(実際にはどの鍵も使用できますが)専用の鍵として選択します。双方の鍵を交換した後は、MDPGP UIで「ドメインの鍵をインポート」をクリックし鍵を使って暗号化するドメイン名を入力します。 一方が既に公開鍵を持っていて、キーリングへ存在する場合は、MDPGP UIで右クリックし「ドメインの鍵として設定」をクリックします。 関連する秘密鍵は使用しないで下さい。これを行ってしまうと、MDPGPはメールを暗号化すると同時に復元用のキーを使って同じメールを復元してしまいます。 この時点でMDPGPは「宛の全てのメールを暗号化」というコンテンツフィルタルールを生成し、対象ドメイン宛の全てのメールが暗号化されます。このコンテンツフィルタを使用する事でコンテンツフィルタルールの有効化や無効化で暗号化処理をコントロールできるようになります。また、暗号化を行う前に、ルールを調整する事もできます。(例えば、2つのドメイン内に存在する特定のユーザーを対象にする、など)コンテンツフィルタはこれを実現するための柔軟性を提供してくれます。



MDaemonの各種アップデート

Remote Administration

Remote Administrationは、ブラウザでご利用頂けるMDaemonの管理ツールです。管理者アカウントでログインすればログの確認や設定変更が行え、エンドユーザーアカウントでログインすれば、自分自身のパスワード変更等が行えます。



ブラウザ管理ツールRemote Administrationのご紹介

MDaemon Webmailモバイルテーマ

MDaemon Webmailには、メール、予定表、連絡先、仕事の管理機能が標準装備されたWebmail機能が搭載されています。デザインや機能も、6種類の「テーマ」として選択できますが、その中で、スマホからの操作性をメインとした「モバイルテーマ」において、複数のアップデートが行われました。



ウェブメールMDaemon Webmailのご紹介

最新バージョンへのアップデートをぜひご検討下さい。