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MDaemon 15.Xの新機能

MDaemon15は、IPv6へ対応し、更に64bit版インストーラーも別途ご用意しました。管理用インターフェイスも大幅にアップデートし、必要な機能へアクセスしやすくなりました。


MDaemonの新機能

IPv6に対応

MDaemonでIPv6メカニズムに対応し、IPv4とIPv6の両方を指定できるようになりました。MDaemonはOS側のIPv6やデュアルスタック対応状態を検出し、できない場合は複数のネットワークを個々に監視します。MDaemonのIPアドレス設定としてIPv6アドレスの指定ができるようになった他、SPF処理や予約済IPアドレス範囲なども、IPv6に対応したものへアップデートしました。

64bitに対応

32bit版インストーラーと64bit版インストーラーが、それぞれ提供されるようになりました。64bit版をご利用頂く事で、サーバーの搭載メモリーを最大限に活用し、メールの処理能力を向上させる事ができるようになります。



管理用インターフェイスをアップデート

管理用インターフェイスを多数再構成し改良しました。インターフェイス関連アップデートの一部をご紹介します。

  • 各種設定画面の上位にサマリーページを追加し設定の内容を把握しやすくしました。
  • アカウントマネージャで、転送用のアカウントやクオータを超過したアカウントだけを表示する、といった条件を選択できるようになりました。
  • メーリングリストをより効率よく管理できるよう、メーリングリストマネージャをアップデートし、メーリングリストの調整に必要な機能を集約しました。
※画像はクリックで拡大します
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安全でないパスワードユーザーのレポート

エンドユーザーがメール受信時に使用するパスワードについて、安全でないパスワードを強制的に変更させたり、安全でないパスワードを現在使っているユーザーのメールアドレス一覧をレポートとして管理者へ送信する機能などを新たに追加しました。

ユーザーのパスワードが安全でなかった事からサーバーが不正利用されてしまう事例は数多くあり、安全ではないパスワードを事前に確認し、変更を促す事で、不正利用に対するリスクを事前に回避する事ができます。

Remote Administrationでのセッション管理

ブラウザでMDaemonサーバーの管理やパスワード変更が行える「Remote Administration」で、セッションの確認が行えるようになりました。

現在アクティブなSMTP、POP、IMAP、ActiveSync、WorldClientのセッションが確認でき、選択したセッションを終了させる事もできます。

ハイジャック検出のアップデート

MDaemonに搭載されている、不正利用されていると思われるアカウントを一時的に無効化する、ハイジャック検出機能を、MDaemon15ではより使いやすくアップデートしました。

ハイジャックアカウントは、指定時間の中で大量のメール送信をしようとするアカウントを、「不正利用されているアカウント」として制御しますが、接続元IPアドレスが、予約済IP・ローカルIP・それ以外のIP、のどれに該当するかによって、時間やメール本数の閾値設定をそれぞれ行えるよう改良しました。

アカウントが無効化された時には、postmasterへその旨のメールが送られ、そのメールへ返信するとアカウントは再度有効化されます。

ただし、メッセージの大量送信がその後も続いた場合には、アカウントは再度無効化されます。この処理によって無効にされたアカウント宛てのメールは変わらず受信できますが、そのアカウントでのWebメールやWeb管理画面にはログインできず、メールクライアントでのメール送受信はできません。

ハイジャックされたアカウントの検出、認識、停止するという処置をとることで、Postmasterは状況の把握や見直しといった対策が行えるようになります。

最新バージョンへのアップデートをぜひご検討下さい。