そもそも、「プッシュ」とは、何でしょう?
「プッシュ」とは、
"メールが届いたことをトリガー(起点)として、自動的にメールを送信すること"
と言っていいかと思います。
トリガーをメールの受信とすることで、会社に届いたメールを素早くBlackBerry端末へ送信することができます。
この点が、
・POPやIMAPでメールを取りに行くプル(Pull)型
のとスピードが違いますよね!なんといっても、今メールを見ようとして、「取りに行ってから見る」のと「すぐ見る」の違いです。
次に、「なら、転送だってそうじゃん」の問いに対して。
皆さん、転送が機能を使われる時に、次のような操作を行なっていませんか?
– 「条件」(差出人が、○○さんからのメールだったら)を指定して、ご自分の携帯に転送する。
そうなんです!あらかじめ、「転送するメール」の条件を指定できる範囲であれば、転送でもいいのです。
ただ、こんな経験や周りの方の声を聞かれたことはございませんか?
「あ~!、この人から急ぎのメールが来るなんて思ってなかったから、転送条件を作ってなかったよ…」
とか、
「考えられるすべての転送条件なんて、指定しきれないから、しょうがないので全メールを転送してるよ…」など。
そうなんです!ここが、「メールの転送」の限界なのです。言い方を変えますと、
「転送するほど急ぎでないメールは指定するので、それ以外のメールはどこからくるかわからないから転送したい」ことができれば、便利だと思いませんか?
具体的には、よく毎日届く情報系サイトからのニュース的なメールや、定常的に届く報告メールなどは、会社や家に着いてからゆっくりと確認し、ついさきほど名刺交換をしたお客様からのメールが届いたなら外出が続いていてもすぐに読みたい!というニーズへの回答です。
MDaemon Email Serverでは、ご利用者様が普段振り分け設定を行なわれている各メールフォルダの内、「プッシュ」できるフォルダを指定できます。
どの振り分け設定にもあてはまらないメールは"受信トレイ"に入り、この受信トレイは無条件でプッシュ対象です。
これにより、振り分けしているメールの中で任意の重要なメールフォルダと振り分けしていない不意なメールだけがBlackBerry端末へ「プッシュ」配信されます。
いかがでしょう? これがかなり便利ですよ。
最後にWebメールとの比較ですが、こちらはすごく分かりやすい比較で、
"電波がとどかないところでは、メールの確認ができません"となります。 「プッシュメール」であれば、届くメールをBlackBerry端末内に保持しているため、例えば地下鉄に乗車中でメールの中身を確認することができます。Webメールでは….(次の駅を待ちましょう…)ですね。
これは、前述の"POPやIMAPでメールを見る”でも同じことが言えます。
BlackBerry端末内のデータは、自動的に暗号化されて保存されているため、紛失や盗難などの憂き目にあってもデバイスロック解除のパスワードを入れなければ、デバイスを分解しても読むことはできず、加えてロック解除のパスワードもデフォルトで10回間違えると内部データが消去されるのが標準ですので、企業向けスマートフォンとしては、安心ですね。