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OutlookやPSTファイルのトラブルシューティング

Outlookでメールの送受信ができなくなったりした経験はないでしょうか?
また、 PSTファイルが… といったメッセージが表示された事はないですか?

ここでは、Outlookの.pstファイルの説明や、送受信トラブルの対策をご紹介します。

.pstファイルとは?

.pstファイルとは、Microsoft Outlookでメールや予定表などのアイテムをパソコンに格納するのに使用される個人用フォルダファイルです。

これは、電子メールをPOP3, IMAP, HTTP(Webベース)で使用している場合に生成され、全てのデータが1つのpstファイルとして保存・管理されます。

この.pstファイル、実はファイルサイズの上限があります。

サイズの上限はOutlookのバージョンによって以下のように異なります。

      
Outlookバージョンサイズ上限
Outlook20022GB
Outlook2003,2007 20GB
Outlook2010〜 50GB
  

Outlookのメール送受信時のトラブルや起動時のトラブルは、その多くが.pstファイルが原因で起こります。

ファイルサイズの上限に達してしまうケースが最も多く、次に多いトラブルが、.pstファイルが破損した事によるものだそうです。

これだけ大きなサイズのファイルが常に更新されている訳ですから、破損がまれに発生するのも納得してしまいますが。。

Outlookの.pstファイルが破損した場合の対処法

  

ファイルが破損してしまった場合の対処法として、以下の2つをご紹介します。

MicrosoftのPSTファイル修復ツールを実行する

      

Outlookをインストールすると、ScanPST.exeという修復ツールが一緒にインストールされます。

これを使って多くの場合、Outlookの修復が行えます。ただし時間が相当かかるので、業務時間外に実行するのがお勧めです。

Outlook 個人用フォルダーファイル(.pst)を修復する方法 (Microsoft)

PSTファイルを再生成する

      

以下の手順でPSTファイルを再度作ります。

左側に「個人用フォルダ」メニューが追加され、元のメールはここから確認できます。


ただしPSTファイルが完全に破損している場合はメールの参照はできません。

Outlookの.pstファイル破損を未然に防ぐには

Outlookのトラブルやパフォーマンスの低下の大きな原因は、メール数の増加に伴うPSTファイルの肥大化です。

これを未然に防ぐ方法をご紹介します。

MailStoreを使ってメールデータを別の場所へ移動する

      

MailStoreを使うことで、大半を占める過去のメールデータをアーカイブとしてサーバーへ保存し、ローカルのPSTファイルからは削除することができます。

例えば、1年以上前のメッセージのみをPSTファイルからメールアーカイブとして移動させる事ができます。

最近のメールデータはローカルのPSTファイルに、めったに参照しない過去のメールデータはアーカイブに、といったように保存先を分けることで、PSTファイルの サイズを小さく維持し、Outlookを常に快適にご利用いただくことができます。

なお、PSTファイルは、メール数が減ってから、一定期間以上アイドル状態になると自動的に圧縮されます。

MailStore Serverの機能についてはこちらからご確認頂けます。

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