アーカイブストアの編集

アーカイブストア 画面でアーカイブストアを選択し、編集ボタンをクリックすると設定用のダイアログが起動します。この画面は設定で自動アーカイブストア生成ではなく手動でアーカイブストアを作成するよう設定した場合の、アーカイブストア作成にも使用できます。

アーカイブストア

このアーカイブストアへのクエリ(検索)を有効にする

アーカイブ済メールの検索 画面からアーカイブストアの検索を許可する場合はこのオプションを有効にします。無効にしていると、検索クエリはアーカイブストアからの検索結果に何の結果も返しません。このオプションはデフォルトで有効です。

このドメインに対する新しいメッセージをここへ保存する

このオプションは、対象のアーカイブストアがドメイン用にアクティブなアーカイブストアかどうか、つまり、新規にアーカイブされたメールの格納先アーカイブストアであるかどうかを確認します。ドメインは関連するアーカイブストアを複数保持する事ができますが、同時にアクティブなのは1つのみとなります。例えば、現在のアーカイブストアが容量の上限に到達し、新しいアーカイブストアを作成するものの、古いアーカイブストアはアーカイブストア一覧 へ検索用に残しておくとします。このオプションは新しくアーカイブするメールの格納先を確認します。ドメイン用のアーカイブストアとしてアクティブではないアーカイブストアをこの画面でアクティブにすると、アクティブアーカイブストアが存在するという理由で、他のドメイン用アーカイブストアはアクティブではなくなります。

 

ドメインの アーカイブストアの自動生成 を使用yしている場合で、ドメインのアーカイブストア用のこのオプションを無効としていた場合、SecurityGatewayは必要に応じて、ドメイン用のアーカイブストアを生成します。自動アーカイブ機能を使用せず、ドメインのアクティブアーカイブストアを無効化する場合はドメイン用のアーカイブが削除されます。

ドメイン

アーカイブストアと関連付けられたドメインです。1つのドメインのみがアーカイブストアとリンクできます。このオプションは新しいアーカイブストアを手動で作成したときのみ選択できます。既存のアーカイブストアに対し、ドメインの変更はできません。

名前

参照用にアーカイブへ名前を付けるにはこのオプションを使用します。

データベース

サーバー内部のFirebirdデータベースファイルを使用する

デフォルトで、SecurityGatewayはアーカイブ用に内部のFirebirdデータベースファイルを使用します。

Firebirdデータベースサーバーのインスタンスへ接続

外部のFirebirdデータベースサーバーへ接続しアーカイブを行う場合はこのオプションを選択します。クラスタリングを使用している場合もこのオプションを使用します。

SecurityGatewayのデータベースとして同じサーバーを使用

「Firebirdデータベースサーバーのインスタンスへ接続」を選択した場合のデフォルトオプションです。 アーカイブ用に、SecurityGatewayはSecurityGatewayデータベースとして設定したFirebirdデータベースサーバへ接続し、同じ認証情報を使用します。追加で必要な情報は、(後述の)データベースパス/エイリアス名だけで、これはアーカイブストアを自動生成するデータベースファイルを指定するためのものです。

Firebirdデータベースサーバーのインスタンスへ接続

データベースの管理に、異なるFirebirdデータベースサーバーへ接続するにはこのオプションを選択します。サーバーアクセスのために、サーバー名かIP、ポート、ユーザー名、パスワードの情報が必要です。また、自動でアーカイブストアを作成する際のデータベースファイルのパス/エイリアス情報も必要です。

データベースパス / エイリアス名:

アーカイブストア用にデータベースファイルを自動生成するパスを入力します。 注意点: このパスはFirebirdデータベースサーバーへの相対パスで、ネットワークパスである必要はありません。例えば、C:\Databases\Archives\$DOMAIN$.fbdのように記述します。

アーカイブ名のマクロ

アーカイブ用のファイル名に次のマクロが使用でき、自動生成の際、各アーカイブに固有の名称を使用する事ができます。

$DOMAIN$, $YEAR$, $MONTH$, $QUARTER$ 例えばデータベースパスとして "C:\Databases\Archives\$DOMAIN$-$MONTH$.fbd" を指定した場合、"Example.com-September.fbd"のような名前のデータベースが生成されます。Firebirdサーバーで自動生成されない、C:\Databases\Archives\フォルダを作成しておくよう注意してください。

Firebirdサーバーはデータベース作成時、動的にフォルダ生成を行う事はありません。そのため、データベースパスへマクロを使用する場合は、最初にFirebirdサーバー上で、対象フォルダを手動で作成しておく必要があります。例えば、データベースパスが "c:\Databases\Archives\$Domain$\archive.fbd"だった場合、"C:\Databases\Archives\"フォルダへ各ドメイン用のサブフォルダを手動で作成する必要があります。このため、マクロの使用は、フォルダ名よりもファイル名で使用する事を推奨しています。

ストレージロケーション

データベース、メールコンテンツ、検索インデックスに異なるディレクトリを使用する

デフォルトで、アーカイブストアのデータは下記の「ディレクトリ」オプションで指定したフォルダへ、\data\と\index\の2つのサブフォルダと併せて配置されます。このチェックボックスで3つのフォルダ全ての場所をカスタマイズできます。

「Firebirdデータベースサーバーのインスタンスへ接続」を選択した場合、このオプション設定はメールのコンテンツと検索インデックスだけが保持される場所として設定されます。データベースの場所は、上記のデータベースパス/エイリアスで指定した場所となります。

ディレクトリ:

自動生成されるデフォルトのアーカイブストア用データベースフォルダは次の通りです。

..\SecurityGateway\Archive\$DOMAIN$\

パスの中の $DOMAIN$ マクロはアーカイブストアと紐づいたドメイン名へ変換され、(ドメイン、ユーザー、データ等の)メタデータが含まれるFirebirdデータベース、ARCHIVE.FBDが格納されます。アーカイブデータはこのファイルなしでリストアする事ができません。フォルダにはアーカイブされたコンテンツとインデックスが格納されている..\dataと..\indexのサブフォルダも格納されています。 

クラスタリング を使っていて、上記の「Firebirdデータベースサーバーのインスタンスへ接続」を選択していた場合、ここでの設定はデータベースファイルの場所ではなく、..\dataと..\indexの格納先としてのみ使用されます。データベースの場所は、上記のデータベースパス/エイリアスで指定した場所となります。また、ここで指定するディレクトリは、ネットワークでアクセスできる場所である必要があり、UNCファイルパスでの記述が必要です。

例: \\share01\databases\Archive\$Domain$\

 

上記の「異なるディレクトリを使用」を有効にした場合、次の場所を選択する事ができます:

データベースディレクトリ:

アーカイブデータベースファイルの場所を指定します。注意点: このオプションは、上記のFirebirdデータベースサーバーのインスタンスへ接続を選択していた場合は利用できません。この場合、データベースの場所は、上記のデータベースパス/エイリアスで指定した場所となります。

デフォルトのデータベースディレクトリの場所は次の通りです: ..\SecurityGateway\Archive\$DOMAIN$\

コンテンツディレクトリ:

アーカイブストアのコンテンツが自動生成されるデフォルトロケーションは次の通りです

..\SecurityGateway\Archive\$DOMAIN$\data

パスの中の $DOMAIN$ マクロはアーカイブストアと紐づいたドメイン名へ変換され、archive.sgd ファイルが格納された[..\data」サブフォルダも生成されます。このファイルには圧縮形式のアーカイブデータが含まれています。アーカイブデータはこのファイルがないとリストアできません。

注意点: クラスタリング を使っていて、上記の「Firebirdデータベースサーバーのインスタンスへ接続」を選択していた場合、ここで指定するディレクトリは、ネットワークでアクセスできる場所である必要があり、UNCファイルパスでの記述が必要です。 (例. \\share01\databases\Archive\$Domain$\data)

インデックスディレクトリ:

アーカイブストアのインデックスが自動生成されるデフォルトロケーションは次の通りです

..\SecurityGateway\Archive\$DOMAIN$\index

パスの中の $DOMAIN$ マクロはアーカイブストアと紐づいたドメイン名へ変換されます。サブフォルダ「..\index」にはCLucene Full Text Indexingエンジンで生成されたフルテキストインデックスが含まれています。フルテキストインデックスは何らかの理由で徐々に破損していきます。フルテキストインデックスは、アーカイブストア画面のメンテナンスオプションから再構築する事ができます。

注意点: クラスタリング を使っていて、上記の「Firebirdデータベースサーバーのインスタンスへ接続」を選択していた場合、ここで指定するディレクトリは、ネットワークでアクセスできる場所である必要があり、UNCファイルパスでの記述が必要です。 (例. \\share01\databases\Archive\$Domain$\index)