メールアーカイブはSecurityGatewayを通過するメールの監視と保管を行うための機能です。アーカイブされたメールは管理者やエンドユーザーから簡単に検索することができます。 |
設定
メールアーカイブの有効化
ドメインの送受信メールのコピーを保存する場合はこのボックスを有効にします。メールはアーカイブストアへ保存されます。それぞれのアーカイブストア では 検索 が行え、1つのドメインと紐づいています。画面右上のドロップダウンリストで「ドメイン用」を選択する事で、ドメイン毎に設定を上書きする事ができます。
「ジャーナルレポート」とこのメールボックスへ送信された転送メールを許可:
1つ又はそれ以上のメールボックスでOffice 365のジャーナルレポートを許可したりアーカイブ用にメールを転送する場合はこのオプションを使用します。SecurityGatewayはアーカイブが有効になっているドメインでのメールを、実際のヘッダで宛先メールアドレスから判定し、許可します。 この時点で、送信者や宛先が正しいものかどうかを(必要に応じてユーザー検証を行った上で)判断し、ドメインのアーカイブが有効であれば、メールを対象ドメインのアーカイブストアへ保存します。注意点:受信メールはドメインメールサーバーから受信したメールである必要があります。
メールジャーナリングを有効にする
メールのジャーナルレポートを生成するにはこのオプションを有効にします。ジャーナルレポートは下記のジャーナル対象とするメールに対して生成され、ジャーナル用メールアドレス宛てに送信されます。元のメールはジャーナルレポートへ添付され、ジャーナルレポートの本文には送信元メールアドレス、メール件名、メッセージID、宛先メールアドレス等の情報が含まれます。ジャーナル対象として、内部のメールのみにする(これがデフォルト設定です)、外部のメールのみにする、全てのメールにする、の3つから選択する事ができます。
アーカイブストア
アーカイブストアとはアーカイブメールの保存用コンテナです。各アーカイブストアは1つのドメインに紐づいています。
アーカイブストアの自動生成
SecurityGatewayがアーカイブストアの生成管理を行えるようにするにはこのオプションを使用します。これは推奨設定です。
アーカイブストアの自動生成ここではSecurityGatewayがどの程度の頻度、期間、サイズ、メール数で、アーカイブストアを自動生成するのかを選択します。、 新しいアーカイブストアの作成... 年毎/四半期毎/月毎 ドメイン用に新しいアーカイブストアを、年毎、四半期毎、月毎に自動生成するには、このオプションのどれかを選択してください。 現在のアーカイブストアが次の場合: ドメインの既存アーカイブストアが一定のサイズに到達したり、一定数のメール数に到達した際、新しいアーカイブストアを作成するにはこのオプションを選択します。片方又は両方のオプションを使用できます。両方のオプションを使用した場合、新しいアーカイブストアはどちらかの条件に一致した際生成されます。 [xx] 又はそれ以上のメール本数 このボックスをチェックすると、ドメイン用のアーカイブストアは指定した本数のメールがアーカイブされると新規に作成されます。デフォルトは5百万通です。
[xx] 又はこれを超えるギガサイズ このボックスをチェックしギガバイトでサイズを入力すると、アーカイブストアは指定容量に到達する毎に新しく生成されます。
データベース サーバー内部のFirebirdデータベースファイルを使用する デフォルトで、SecurityGatewayはアーカイブ用に内部のFirebirdデータベースファイルを使用します。 Firebirdデータベースサーバーのインスタンスへ接続 外部のFirebirdデータベースサーバーへ接続しアーカイブを行う場合はこのオプションを選択します。クラスタリングを使用している場合もこのオプションを使用します。 SecurityGatewayのデータベースとして同じサーバーを使用 「Firebirdデータベースサーバーのインスタンスへ接続」を選択した場合のデフォルトオプションです。 アーカイブ用に、SecurityGatewayはSecurityGatewayデータベースとして設定したFirebirdデータベースサーバへ接続し、同じ認証情報を使用します。追加で必要な情報は、(後述の)データベースパス/エイリアス名だけで、これはアーカイブストアを自動生成するデータベースファイルを指定するためのものです。 Firebirdデータベースサーバーのインスタンスへ接続 データベースの管理に、異なるFirebirdデータベースサーバーへ接続するにはこのオプションを選択します。サーバーアクセスのために、サーバー名かIP、ポート、ユーザー名、パスワードの情報が必要です。また、自動でアーカイブストアを作成する際のデータベースファイルのパス/エイリアス情報も必要です。 データベースパス / エイリアス名: アーカイブストア用にデータベースファイルを自動生成するパスを入力します。 注意点: このパスはFirebirdデータベースサーバーへの相対パスで、ネットワークパスである必要はありません。例えば、C:\Databases\Archives\$DOMAIN$.fbdのように記述します。 アーカイブ名のマクロ アーカイブ用のファイル名に次のマクロが使用でき、自動生成の際、各アーカイブに固有の名称を使用する事ができます。 $DOMAIN$, $YEAR$, $MONTH$, $QUARTER$ 例えばデータベースパスとして "C:\Databases\Archives\$DOMAIN$-$MONTH$.fbd" を指定した場合、"Example.com-September.fbd"のような名前のデータベースが生成されます。Firebirdサーバーで自動生成されない、C:\Databases\Archives\フォルダを作成しておくよう注意してください。
ストレージロケーション データベース、メールコンテンツ、検索インデックスに異なるディレクトリを使用する デフォルトで、アーカイブストアのデータは下記の「ディレクトリ」オプションで指定したフォルダへ、\data\と\index\の2つのサブフォルダと併せて配置されます。このチェックボックスで3つのフォルダ全ての場所をカスタマイズできます。
ディレクトリ: 自動生成されるデフォルトのアーカイブストア用データベースフォルダは次の通りです。 ..\SecurityGateway\Archive\$DOMAIN$\ パスの中の $DOMAIN$ マクロはアーカイブストアと紐づいたドメイン名へ変換され、(ドメイン、ユーザー、データ等の)メタデータが含まれるFirebirdデータベース、ARCHIVE.FBDが格納されます。アーカイブデータはこのファイルなしでリストアする事ができません。フォルダにはアーカイブされたコンテンツとインデックスが格納されている..\dataと..\indexのサブフォルダも格納されています。
上記の「異なるディレクトリを使用」を有効にした場合、次の場所を選択する事ができます: データベースディレクトリ: アーカイブデータベースファイルの場所を指定します。注意点: このオプションは、上記のFirebirdデータベースサーバーのインスタンスへ接続を選択していた場合は利用できません。この場合、データベースの場所は、上記のデータベースパス/エイリアスで指定した場所となります。 デフォルトのデータベースディレクトリの場所は次の通りです: ..\SecurityGateway\Archive\$DOMAIN$\ コンテンツディレクトリ: アーカイブストアのコンテンツが自動生成されるデフォルトロケーションは次の通りです ..\SecurityGateway\Archive\$DOMAIN$\data パスの中の $DOMAIN$ マクロはアーカイブストアと紐づいたドメイン名へ変換され、archive.sgd ファイルが格納された[..\data」サブフォルダも生成されます。このファイルには圧縮形式のアーカイブデータが含まれています。アーカイブデータはこのファイルがないとリストアできません。 注意点: クラスタリング を使っていて、上記の「Firebirdデータベースサーバーのインスタンスへ接続」を選択していた場合、ここで指定するディレクトリは、ネットワークでアクセスできる場所である必要があり、UNCファイルパスでの記述が必要です。 (例. \\share01\databases\Archive\$Domain$\data) インデックスディレクトリ: アーカイブストアのインデックスが自動生成されるデフォルトロケーションは次の通りです ..\SecurityGateway\Archive\$DOMAIN$\index パスの中の $DOMAIN$ マクロはアーカイブストアと紐づいたドメイン名へ変換されます。サブフォルダ「..\index」にはCLucene Full Text Indexingエンジンで生成されたフルテキストインデックスが含まれています。フルテキストインデックスは何らかの理由で徐々に破損していきます。フルテキストインデックスは、アーカイブストア画面のメンテナンスオプションから再構築する事ができます。 注意点: クラスタリング を使っていて、上記の「Firebirdデータベースサーバーのインスタンスへ接続」を選択していた場合、ここで指定するディレクトリは、ネットワークでアクセスできる場所である必要があり、UNCファイルパスでの記述が必要です。 (例. \\share01\databases\Archive\$Domain$\index)
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アーカイブストアの管理を行うにはこちらをクリック
アーカイブストア の画面へ移管するリンクで、ここからアーカイブストアの確認や管理が行えます。
例外 - ドメイン
画面右上の「ドメイン:」ドロップダウンリストで特定のドメインを選択すると、ドメインが設定の保存後、ここへ表示されます。表示/編集リンクでアーカイブ設定を行うか、初期化をクリックしてドメイン設定をデフォルト値へ初期化する事ができます。