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MDaemon 14.5.1における注意点

詳細

MDaemon 14.5.1で、特定の共有フォルダのアクセス権が削除されてしまう問題が確認されています。

MDaemonは、Ver.14.5.0で、ACLファイルのクリーンアップ処理を日時処理として実行する機能を追加搭載しましたが、14.5.1で、この処理が起因した問題が発生する事が確認されました。

WorldClientやIMAP接続において、メールフォルダや予定表を他のユーザーへ共有する際、
例えば、toshio@wareportal.co.jp のアドレスを指定して「閲覧のみ」「フルコントロール」の
権限を付与します。

その後、管理者によるアカウントマネージャ操作で、アカウント “toshio@wareportal.co.jp” のメールボックス名を”toshio” から “Toshio” と変更した際、大文字・小文字の区別なく、本来は同一ユーザーで扱われるべきところが、別ユーザーとして扱われ、もともとの “toshio@wareportal.co.jp” に対するアクセス権が削除されてしまう(閲覧権限がなくなってしまう)事象です。

メールボックス名を ”toshio” から “Fukushima” へと変更された場合には、
変更後の “Fukushima” アカウントに権限は引き継がれますが、
同じ名前で大文字・小文字を変えた際に、発生する事象となります。

対策

この問題は、MDaemon Ver.14.5.2 で修正されております。

そして、本事象によって削除されてしまったアクセス権の記録は、
日次処理によって作成される、各日の
\MDaemon\Logs\AclShlFix-YYYYMMDD.logファイル内に、
“Removing ACE <旧メールアドレス>=<権限:lrなど> from X:\MDaemon\Users\<ドメイン名>\<ユーザー名>\<共有フォルダ名>.IMAP”という記録が残ります。

この “Removing ACE”で検索をかけて頂くことで、削除されたアクセス権をご確認頂けますので、
意図せずアクセス権が削除されてしまったものがないかをご確認ください。

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  • サイネージCoreDO