【ご質問】
これまでMDaemonサーバは直接インターネットへのHTTP接続を行ってきました。
今回、社内ポリシーのため、プロキシーサーバ経由でのインターネット接続を行う環境になりました。
そのタイミングで、MDaemonのスパムフィルタ(SpamAssassin)のファイル更新で失敗するようになりました。
何か原因で、どう対処したら良いですか?
【ご回答】
環境変更により、ブラウザのプロキシー設定もご変更されたと思います。
プロキシーサーバのホスト名とポート番号をご確認ください。
(例)
ホスト名: proxy.wareportal.co.jp
ポート番号: 8080
次に、スパムフィルタにおける定義ファイルのダウンロードでは、SA-Updateというコマンドで行っておりますが、
プロキシーサーバを経由させることを宣言するため、環境変数への設定が必要となります。
「スタート」=>「コンピューター」=>「システムのプロパティ」=>「システムの詳細設定」=>「環境変数」=> 「システム環境変数」にて 次の環境変数を設定します。
変数名: http_proxy
変数値: http://proxy.wareportal.co.jp:8080 (例)の場合
もし、プロキシーサーバでユーザー認証が必要な場合、ホスト名の前にユーザー名とパスワードを”@”で区切り登録します。
変数値: http://toshio:PassWord@proxy.wareportal.co.jp:8080
環境変数をセットし、MDaemonサービスを再起動することで、以後MDaemonはSA-Updateを実施する際、この環境変数を参照して更新を行うようになります。