1.本機能の説明
MDaemonが持つ機能に、「スパムフィルタ」機能があります。
この機能では、MDaemonが外部から受信するメールに対し、様々な方法でスパムチェックを実施します。
しかしながら、中にはそれらのチェックを回避するメールも存在します。
そのような場合、WorldClientをご使用の際には、そのメールを選択し、上部メニューの"これはスパムです"ボタンを押すことで、そのメールは、受信トレイから削除され、ベイジアン学習による今後のスパムアドレス対策(ブラックリスト)へと回されます。
しかし、Outlook等のメールクライアントソフトをご使用の場合には直接的に届いたスパムメールをMDaemonに学習させるボタンがありません。
そこで、MDaemonでは、メールクライアントソフトからスパムメールの学習を行う方法として、次のメールアドレスへ当該メールを転送(※1)することで、そのスパムメールのアドレスを学習することができます。
当該メールがスパムメールだった(ブラックリスト)場合
blacklist@<メールドメイン名> (例:blacklist@wareportal.co.jp)
逆にスパムメールに近い判定を受けた正規のメールアドレスを今後の
チェックから除外させたい(ホワイトリスト)場合には、
whitelist@<メールドメイン名> (例:whitelist@wareportal.co.jp)
へ当該メールを転送(※1)します。
2.設定方法
MDaemonシステム管理者により、MDaemon管理ツールから、
[セキュリティ]->[スパムフィルタ]->[ホワイトリスト(自動)]
画面を開き、次の2つのオプションを有効にします。
"whitelist@へ転送し、ホワイトリスト情報を更新"
"blacklist@へ転送し、ホワイトリスト情報を更新"
3.設定上の注意
a) (※1)の転送時には、メールクライアントソフト側で、当該メールを選択後、
「メールの転送」ではなく、「添付ファイルとして転送」を行なってください。