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「送信済みアイテム」と「Sent Item」といった異なる言語で生成された複数のフォルダをまとめたい

【ご質問】

1つのユーザーアカウントをIMAP接続で、複数人で共有利用しようと思ってます。
クライアントPCでは、日本語版のWindows Liveメールと英語版のWindows Liveメールのどちらかかが使われています。

すると、
「受信トレイ」はいいのですが、
「送信済みアイテム」や「下書き」フォルダなどの他に
「Sent Items」や「Drafts」といった英語のフォルダが新たに作成されていました。

日本語版のWindows Liveメールユーザーと英語版のWindows Liveメールユーザーとで
「送信済みアイテム」や「下書き」フォルダを分散することなく、共有したいのですが、
可能ですか?

【ご回答】

はい、可能です。

まずはじめに、「送信済みアイテム」や「下書き」フォルダについて
ご説明いたします。

日本語版のWindows Liveメールでは、
「送信済みアイテムのパス」として、「送信済みアイテム」が
「下書きのパス」として「下書き」が、
アカウントのプロパティ設定の”IMAP”タブ内で、特別なフォルダーとして
デフォルトで指定されています。

一方で、英語版のWindows Liveメールでは、
「送信済みアイテムのパス」として、「Sent Items」が
「下書きのパス」として「Drafts」が、指定されています。

日本語版、英語版それぞれのWindows Liveメールでの初回IMAP接続時に、
これらのフォルダがない場合、Windows Liveメール側がこれらのフォルダを
自動的に作成するようになっています。

これが、フォルダが複数作成されてしまう理由です。

WorldClientでの初回ログイン時も同様に、日本語フォルダを作成します。

そこで、全体設定として、これらのフォルダをMDaemonサーバ側で
英語に統一させます。
英語に統一しても、日本語版Windows Live メールでは、これらのフォルダ名の
表示は、従来通り「送信済みアイテム」や「下書き」といった日本語での表示が
行われますので、見た目に変わりはありませんので、ご安心ください。

英語に統一するには、\MDaemon\WorldClient\Domains.ini ファイルを
テキストエディタで開き、次のパラメータの値を変更します。

[変更前]
CalendarFolderName=&Tohbmoho-
ContactsFolderName=&kCN9YVFI-
JournalFolderName=&XGVrdA-
TasksFolderName=&TtVOiw-
NotesFolderName=&MOEw4g-
DocumentsFolderName=&MMkwrTDlMOEw8zDI-
DraftsFolderName=&Tgtm+DBN-
SentFolderName=&kAFP4W4IMH8wojCkMMYw4A-
TrashFolderName=&UkqWZG4IMH8wojCkMMYw4A-

[変更後]
CalendarFolderName=Calendar
ContactsFolderName=Contacts
JournalFolderName=Journal
TasksFolderName=Tasks
NotesFolderName=Notes
DocumentsFolderName=Documents
DraftsFolderName=Drafts
SentFolderName=Sent Items
TrashFolderName=Deleted Items

変更後、ファイルを保存し、WorldClientサービスを再起動すると、
設定内容が反映されます。

そして、以後作成されたユーザーの初回接続時には、各フォルダが
変更後の名前で作成されるため、日本語版と英語版のWindows Liveメールで
「送信済みアイテム」や「下書き」フォルダなどを共有することができます。

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