MailStore Serverのサーバー移行手順
ご質問の詳細
この度MailStore Serverがインストールされているマシンのサーバーを入れ替える事になりました。
そこで、現行マシンから新マシンへのサーバー入れ替え手順及び注意点をご教授頂けますでしょうか。
現行マシンでは、[D:\MailArchive]へとインストールし使用しております。
ご回答
MailStoreサーバーのマシン切り替え手順をご案内します。
また、お客様にて使用しておられますMailStoreは、[D:]にインストールされているとの事でしたので、[D:]からの移行手順をご案内致します。
※MailStoreはデフォルトでは[C:]へインストールされるものとなります。
[現行マシン側の準備]
1.マスターデータベースの場所を確認します。
MailStore Serverがインストールされているマシンのデスクトップにある、“MailStore Serverサービスの設定”を起動し、[基本設定]->[一般]の画面から、マスターデータベースの格納場所を確認します。
(デフォルトは、C:\MailArchiveフォルダです)
今回は、D:\MailArchiveとなります。
2.プロダクトキーを確認します。
MailStore Clientから管理者権限でログインし、[管理ツール]->[その他]->[ライセンス管理]の画面から、
“Product-Key”欄にあるキーを確認します。
3.バックアップを取得します。
[管理ツール]->[管理API]->[ジョブ]の画面から、次の内容でジョブを作成します。
「ストレージ」->「バックアップの作成」から、
名前:バックアップ-YYYYMMDD (YYYYMMDDには、日付を入れてください)
ターゲットディレクトリ:(バックアップの保存先を指定します)
検索インデックスの除外には、チェックを入れません。
スケジュール:1回
日時: 実行時間を任意に指定します。
このジョブを実行すると、ターゲットディレクトリーにバックアップが作成されます。
4.開発元のライセンスサーバにてアクティベーションを解除します。
https://my.mailstore.com/TransferLicense へと接続し、次の情報をご入力頂いてから、「Transfer License」ボタンを押します。
Product Key: お持ちのライセンスキー
Company: 御社名をご入力下さい
Signature: お名前をご入力下さい
[新マシン側の準備]
5.MailStoreのインストールとメールフォルダの用意
現行マシンで使用しているMailStoreと同じバージョン、同じパスへとインストールし、その後、MailStoreサービスを停止します。
その後、新マシン側のマスターデータベースの格納フォルダを名前変更します。
(例)C:\MailArchive -> MailArchive.org
今回は、D:\MailArchive -> D:\MailArchive.org となります。
6.バックアップフォルダのデータコピー
新サーバ側に、手順1で確認した現行マシンのマスターデータベースフォルダを作成し、手順3で取得したバックアップフォルダ内のデータをすべてコピーします。
(例)C:\MailArchive
今回は、D:\MailArchiveとなります。
7.データのリストアを行います。
コピーが完了しましたら、フォルダ内の”Restore.bat”コマンドを実行します。コマンドプロンプトが表示され、途中任意のキー入力が求められます。スペースキーなどを押して、処理を完了させます。
8.新サーバ側のMailStoreの環境設定を行います。
デスクトップ上の”MailStore Serverサービスの設定”を起動し、[基本設定]->[一般]の画面から、マスターデータベースの格納場所を確認します。
(デフォルトでしたら、C:\MailArchiveですが、変更している場合、手順5で作成したフォルダへと変更します)
今回は、D:\MailArchiveとなります。
次に、
[基本設定]->[セキュリティと暗号化]の画面へと進み、“アーカイブの暗号化の初期化”欄にある、”初期化”ボタンを押します。
ここでリカバリーキーの入力が求められるので、手順2で確認した、プロダクトキーを入力します。
リカバリーキーは、デフォルトでプロダクトキーとなっておりますが、手動で変更されている場合には、そのキーをご入力ください。
9.MailStoreサービスを起動し、動作確認を行います。
ここまでの手順で、現行サーバから、
– 登録ユーザー情報
– 登録されたジョブ情報
– アーカイブメールデータ
の移行が完了しておりますので、その確認を行ってください。