SecurityGateway for Email Servers v8.0リリースノート
10年以上に渡るメールセキュリティの専門知識を元に、SecurityGatewayはメールセキュリティを低価格で提供するために開発されました。ビジネスで求められるメールコミュニケーションに対して常に脅威となる、スパム、ウィルス、フィッシング、なりすまり、マルウェアから、システムを保護します。
SecurityGateway
for Email Serversについては、こちらをご覧ください .
SecurityGateway 8.5.2 - 2022年 5月17日
特記事項
- [25911][25912] デフォルト設定で、ドメイン管理者であってもアーカイブやRMailの設定が行えなくなりました。設定許可を与えるためには、"ユーザ編集"と"管理者を編集"画面に、これら2つの設定を許可する設定項目を追加しました。
- [26003] ドメインがローカルドメインでない場合に、アドレスをデフォルトのユーザー検証ソースに行わないよう、デフォルトの処理を変更しました。8.5.0からは全てのアドレスが外部エイリアスで解決できるかどうかを検証しています。ただし、この変更は環境によってデフォルトのユーザーの検証ソースに対する問合せの数を増加させることになります。不明なアドレスのドメインがローカルドメインだとすると、デフォルトユーザー検証ソースにだけに問い合わせをかける8.0.4バージョンの処理に戻しました。"自動ドメイン生成"の処理については変更がなく、デフォルトのユーザー検証ソースが有効な場合には、すべての不明なアドレスに対して検証を行ないます。ユーザー検証ソースオプションに新しく"外部エイリアスについて、常にデフォルトのユーザー検証ソースに問い合わせる"を追加し、"自動ドメイン生成"オプションを有効にすることなく、外部エイリアスについては全てデフォルトのユーザー検証ソースへ問い合わせるようになりました。
変更点と新機能
- [25693] Cyren AVエンジンに、Cyren脅威検出サービスが追加されました。AVエンジンは、定義ファイルで検出できない疑わしいファイルを検出すると、ファイルのハッシュを生成し、Cyren脅威検出サービスへの照会を行ないます。Cyrenの脅威検出サービスは、100%クラウドベースのソリューションであり、MDaemonはファイルの整合性をチェックし、Cyrenのグローバルな脅威検出技術に基づいた機能で瞬間的にマルウェアなどの確認を行なう行なうことができます。
- [25766] SMTP AUTH PLAIN 形式の認証を行なえるようになりました。
- [25775] FusionCharts ライブラリをバージョン 3.18.0に更新しました。
- [25837] レポートの ウィルス対策 | 受信(名称) での表記で、"不明 - Outbreak Protection"を"Outbreak Protection"へと変更しました。
- [25894] Seiveスクリプトのエクスポートやインポートで使用できるXMLRPC APIのサンプルスクリプトを \Docs\APIディレクトリーに配置しました。
- [25788] 情報漏えい保護 | 医学用語 の処理として、「セキュアメッセージとして送信(内蔵のWebサーバ機能を使用します)」と「REQUIRETLSを使って送信する」を追加しました。
- [25956] PowerShell API例として、SG Domains.ps1の作成と、Methods.ps1のリストと、Method Help.ps1での取得を追加しました。
- [25998] LetsEncryptスクリプトを、Acme-PS 1.5.2を使用する更新を行いました。
- [26063] 内蔵されているデータベースを Firebird 3.0.9 に更新しました。
- [26079] ClamAVのバージョンが 0.104.3に更新されました。
修正点
- [25879] ドメイン選択のドロップダウンリストで、アルファベット順に並んだ上位(デフォルトで50)までしか表示できなかった問題を修正しました。
- [25864] メッセージログ | メッセージ情報 | Transcript 表示のホワイトリスト/ブラックリストのリンクが、1ページ目になかった場合に正しく表示されていなかった問題を修正しました。
- [25186] 管理者向けの隔離レポートで、"最後に送信されたメール以降の新しい隔離メールだけを含める"のオプション値が、ユーザーの隔離レポート設定から参照できていた問題を修正しました。
- [25869] ツールバーの"これはスパムです"、"スパムではありません"ボタンを押しても、それを反映した表示にならなかった問題を修正しました。
- [25887] セキュアメッセージへ返信すると、改行がなくなり、一行で送信されてしまっていた問題を修正しました。
- [25943] セキュアメッセージの受信者が、夜間処理で削除されてしまう場合がある問題を修正しました。
- [25867] 外部のFirebirdデータベースサーバを使用した際、SecurityGateway.exeプロセスがFirebirdデータベースサーバへポート番号3050で接続できないと異常終了する問題を修正しました。この結果、プロセスは正常に終了し、適切なエラーメッセージをログに記録することができるようになりました。
- [25955] メッセージログの検索画面で、"結果"のプルダウンメニューへ"セキュアウェブメッセージ"の表示がなかった問題を修正しました。
- [25968] セキュアメッセージの宛先編集ページにおいて、"招待メールを再送信する"にて、メールメッセージに誤ったテンプレートを使っていた問題を修正しました。
- [25832] "リモートメール配信"オプションを切り替えると、メールサーバ向けに保存されているパスワードが無くなってしまう問題を修正しました。
- [25974] ホワイトリストやブラックリストに登録した後にも、隔離メッセージとして表示され続ける問題を修正しました。
- [25744] 管理上の隔離レポートを"管理上の隔離に格納されたメールのリストを管理者へ通知します。:"とした配信スケジュールオプションで、"毎日"を設定した際、次の1時間まで毎分送信されてしまっていた問題を修正しました。
- [25988] レポート画面で、"日"単位での選択を行なった際、その日付に合わせた正しいメッセージリストを表示することができない場合がある問題を修正しました。
- [25964] ベイジアン学習を使ったメッセージ処理を行なった際、セカンダリーノードのSGSpamD.exe処理が停止する問題を修正しました。
- [22348] ドメインメールサーバ、ユーザー検証ソース、リモートPOPアカウントで、ポート番号32767以上のポート指定を保存できなかった問題を修正しました。
- [26008] メッセージログから"セキュアウェブメッセージ"を再送すると、SMTPを使ったメール送信が行われていた問題を修正しました。
- [26001] Sieveコマンドの AddHeaderが、ASCII文字以外をエンコードできなかった問題を修正しました。
- [25995] セキュリティ | フィルタリング | 添付ファイル 画面の"隔離する添付ファイル"欄にある、"以下にリストされているメールアドレスは除外する"のリスト登録しても、隔離されてしまっていた問題を修正しました。
- [26013] エイリアスを追加したり、ユーザー編集ページで"ユーザーをマージ"を選択した時に、検証が行われていなかった問題を修正しました。保存した際、無効なエイリアスアドレスが追加されることはありませんでしたが、ユーザーにはその結果が表示されませんした。これは8.0.0から搭載された機能でした。
- [21425] 設定/ユーザ | メール設定 | Emailプロトコル 画面の"RFC準拠のコマンドとヘッダをチェックする"と、セキュリティ | なりすまし対策 | DMARC設定 画面の"'From' がDMARCと互換性がない場合、受信メッセージを拒否する"が無効となっていた場合、不正なFromヘッダを持つメッセージを拒否してしまう問題を修正しました。
- [26024] セキュアウェブメッセージがポータルから削除された際、データベースからも削除されていた問題を修正しました。メールは削除されずに、"削除済み"として状態になるべきものでした。
- [26023] "管理隔離"となっていたセキュアウェブメールメッセージが、セキュアウェブメッセージポータルに配信されてしまった問題を修正しました。そのメールは管理者が隔離フォルダから開放するまでポータルで表示されるべきではないものでした。
- [26039] リモートPOPアカウントが取得したメッセージをリレーされたメッセージと検出し、SIEVEスクリプトのDATAイベントでの処理がされなかった問題を修正しました。
SecurityGateway 8.5.1 - March 8, 2022
FIXES
- [25866] fix to XML injection vulnerability that may disclose private data
- [25834] fix to Outbreak Protection Anti-Spam configuration options are disabled and cannot be enabled
- [25858] fix to changes made to POP mail source are not saved if the "Test" button is used
- [25844] fix to custom branding image is not displayed on secure user account setup page
- [25833] fix to Installer: Selecting Database Type "External Server" results in error "Cannot find FBCLIENT.DLL or GDS32.DLL"
SecurityGateway 8.5.0 - 2022年 2月15日
特記事項
[25553] 32bitのOSはサポート対象外となり、それに伴い32bit版のプログラムも終了となります。SecurityGateway 8.5.0からは、64bit版だけの対応となります。これにより、64bit版に集中した開発とテストが行えるようになり、64bit版に特化したライブラリの使用もできるようになりました。現在、サポートされている64bitのOS上で32bit版のSecurityGatewayを使用している場合、64bit版のSecurityGatewayをダウンロードを行ない、既存の環境へ上書きインストールするだけで対応可能です。
主な新機能
- [24440] セキュアメッセージポータル
- セキュアなメッセージは、SecurityGatewayサーバー内に保存され、メール受信者がブラウザを介してアクセスします。SecurityGatewayとメール受信者との間の通信は、HTTPSを使った暗号化通信が行われます。
- メッセージは、コンテンツフィルタや、情報漏えい保護、Sieveスクリプトなどを使ってセキュアなメッセージとして扱われます。
- コンテンツフィルタや情報漏えい保護のルールで処理された場合には、"セキュアWebメッセージとして送信"として送信されます。
- Sieveスクリプトで処理されたメールは、作成したスクリプトを使って、"vnd.mdaemon.securewebmsg"として処理されます。
- セキュアメッセージを送信する外部ユーザーは、"セキュアメッセージ受信者"アカウントとして作成されます。
- 自動、もしくは手動にて作成されます。
- メールアドレスに対してセキュアメッセージが届いた際、メッセージを表示するため、アカウントを作成する招待状のリンクがユーザーに届きます。
- 管理者は、セキュアメッセージの特定の受信者に対して、数字6桁のPIN番号を指定することもできます。このPIN番号は、電子通信だけでなく、手渡しや郵便などでも送ることができます。
- セキュアメッセージ受信者はオプションで、事前に登録されたローカルユーザーに対して新しく安全なメッセージを作成することができます。
- [24423] ユーザー自身によるメールの配信
- 各ユーザーがメール配信を行なうためのドメインメールサーバを設定できます。
- 外部もしくは内部ユーザーのメールボックスを持つアカウントに対して、ハイブリッドな設定が可能となっております。
- 単一ドメイン、単一のSecurityGatewayの環境であった場合、サーバは会社の場所に合わせたメール配信を行ないます。
- ◦新しく、"指定したドメインのユーザー以外には、そのドメインに対してこのメールサーバは使用できません。"オプションをドメイン設定に追加しました。
- セキュアメッセージ受信者は、事前に登録したローカルユーザーに対して、新たなセキュアメッセージを作成できるようになりました。
- [171] パフォーマンスカウンター
- パフォーマンスカウンターは、現在のSecurityGatewayの状態をリアルタイムに監視できるようになりました。現状のセッション状況や、キューの状況、サーバの稼働状態や、稼働時間、ドメイン数、ユーザー数、そしてライセンスの状態などが含まれます。
変更点と新機能
- [24443] 設定/ユーザ | アカウント | ユーザオプション 画面に、強固なパスワードを要求するオプションが追加されました。この機能は、ユーザ単位で無効化することもできます。
- [25370] ダッシュボードと登録ページに、使われているサービスプロバイダー/プライベートクラウドエディションのキーについての情報を表示するようになりました。
- [25508] 添付ファイルの受信するホワイトリストにおいて、ワイルドカードの使用も可能な受信者メールアドレスを登録することで、フィルタリングに関連する添付ファイル拡張子による拒否や、隔離といった処理を回避することができます。
- [25631] Lets Encryptにおいて、実行毎にログファイルを削除しないようになりました。
修正点
- [25333] ドメイン毎のブラックリストとホワイトリストのホスト名やIPアドレスのエクスポートされたCSVファイルに、ドメイン名が含まれていなかった問題を修正しました。
- [24825] MTASTSレポートヘッダに、誤った'>'文字が末尾に付いていた問題を修正しました。
- [25147] DNSブラックリストにある設定項目で、'メッセージを拒否する場合'user unknown'でなく'SMTP Response'を戻す'オプションを有効にしても効果が無かった問題を修正しました。
- [25331] ドメイン毎のホワイトリストに登録されているホストとIPアドレスが、SMTP認証から除外されない問題を修正しました。
- [25280] 設定 | アーカイブ | 設定 | アーカイブストアの自動作成 画面において、"保存して閉じる"ボタンを押しても、設定の保存やダイアログが閉じられない問題を修正しました。
- [25380] 隔離レポートのメールにおいて、RFC2822に抵触する998文字を超える行が含まれる場合がある問題を修正しました。
- [25433] パスワードを入力せずに2段階認証を無効化するボタンを押した際、アクセス拒否エラーとなる問題を修正しました。
- [25459] ドメイン管理者が、ユーザーオプションページの設定を変更すると、2段階認証が機能しなくなる場合がある問題を修正しました。
- [25501] ユーザーが"隔離設定の指定を許可する"の権限を持っていない場合、アカウント | 設定 画面での設定を保存すると、"form list [ScheduleList] not found"という例外エラーが発生する問題を修正しました。
- [25542] ブラウザ画面から、データベースのバックアップをリストアできなかった問題を修正しました。
- [21191] ブラウザ画面からメッセージの表示を行なった際、組み込みイメージを表示できなった問題を修正しました。
- [25578] データベースの設定データだけのバックアップをインポートした際、SSLオプションがリストアされなかった問題を修正しました。
- [25585] sgdbtoolコマンドを使って、データベースのバックアップを外部のFirebirdサーバへリストアしようした際、"メインデータベースファイルを指定する必要があります"というエラーとなる問題を修正しました。
- [25645] ドメインメールサーバのドメインリストを変更した際、変更ログに記録されていなかった問題を修正しました。
- [25660] TLS-RPTレポートを配信する際、受信サーバがREQUIRETLS SMTPコマンドに対応しているという応答がなくても、REQUIRETLS SMTPコマンドを使用する場合がある問題を修正しました。
- [8613] SecurityGateway上に存在しないドメイン名を持つアドレスをエイリアス(外部エイリアス)として登録した際、そのドメインが作成されてしまう問題を修正しました。その新しく作成されたドメインにはユーザーは存在しませんが、ドメインを削除するには、そのドメインを使用しているエイリアスを全て削除してから行う必要があります。
SecurityGateway 8.0.4 - 2021年 10月26日
修正点
- [25400] 特定のDKIM署名の検証時、securitygateway.exeのCPU使用率が高くなってしまっていた問題を修正しました。
- [25445] アカウントのハイジャック検出機能で登録されたテーブルに多くのレコードがある場合、SMTP DATAコマンドへの反応が遅れたり、CPU時間の負荷が高くなる問題を修正しました。
SecurityGateway 8.0.3 - 2021年 9月14日
特記事項
Active Directoryユーザー検証ソースでは、SSL/LDAPSが使用されていない場合、セキュアな認証を使用することがデフォルトになりました。セキュアな認証においては、検証ソースにアクセスするために使用するユーザー名として、"DOMAIN\USER"形式か"user@domain.com"形式を使用する必要があります。
修正点
- [25281] Active Directoryユーザー検証ソースにおいて、Exchange配布リストアカウントを使用した際、どんなパスワードでも認証が通ってしまっていた問題を修正しました。
- [25286] Active Directoryユーザー検証ソースにおいて、パスワードにASCII文字以外のものが含まれていると、認証に失敗する問題を修正しました。
- [25287] Active Directoryユーザー検証ソースにおいて、ユーザー名に"DOMAIN\USER"形式を使用した際、認証に失敗する場合がある問題を修正しました。
- [25288] ホワイトリストに登録されていると、ヘッダのRFC822チェックがされなかった問題を修正しました。
- [25300] Active Directoryユーザー検証により、同期を行なったユーザー名に、ASCII文字以外が使われていた際、文字化けが発生する問題を修正しました。
- [25308] Active Directoryユーザー検証の設定において、ASCII文字以外が使われていた際、ログファイル内の記録に文字化けが発生する問題を修正しました。
- [25309] Active Directoryユーザー検証、または、LDAPユーザー検証を使用し、かつ"セキュアな認証を使用する"オプションが無効化されていた際、ユーザーがブランクのパスワードでログインできていた問題を修正しました。
- [25311] システムが生成するメッセージに、DKIM署名がされていなかった問題を修正しました。
SecurityGateway 8.0.2 - 2021年 8月24日
変更点と新機能
- [24780] ClamAVのバージョンを 0.103.3 へ更新しました。
- [24781] SecurityGatewayの評価版から送信されたメッセージのフッターに、評価版からの送信である旨が追加されるようになりました。
- [24831] Let's Encryptスクリプトが更新され、ECDSA証明書が使用できるようになりました。Let's Encryptは現在、ステージングシステムから、もしくは本番環境で許可されたアカウントからだけECDSA証明書を使用することができます。本番環境からECDSA証明書を要求する場合は、SecurityGateway\LetsEncrypt\SGLetsEncrypt.ps1ファイル内の1072行から1078行をコメントアウトします。詳細については、https://community.letsencrypt.org/t/ecdsa-availability-in-production-environment/150679をご参照ください。これらの行をコメントアウトして、ECDSA証明書を許可されていないアカウントから要求を出した際には、RSA証明書が取得されます。ECDSA証明書を取得するには、コマンドラインから"-ECDSA"オプションを追加する必要があります。
- [24878] SecurityGatewayのWebインターフェースをiFrameの中に組み込むことができるようになりました。これにより、SecurityGatewayを既存のポータルサイトや管理コンソール内で使用することができます。設定/ユーザ | システム | HTTPサーバ 画面に、"管理画面をフレームに組み込み使用する"オプションが追加されました。このオプションを有効にした際、HTTPサーバは、X-Frame-Options: SAMEORIGIN HTTPヘッダの送信をせず、そのセッションのクッキーにあるSameSite属性を"none"に変更します。最新のブラウザでは、サードパーティのセッションクッキーの送信にあたりHTTPSの通信が必要となります。
- [24837] SpamAssassinのデフォルト処理において、大きなメッセージサイズのメールを除外することがなくなりました。"ヒューリスティックとベイジアン"の設定画面にて、除外対象とするメッセージサイズを改めて行うオプションが追加されました。除外対象とするサイズの初期値は2MBです。
- [25117] Active Directoryユーザー検証ソースに、SSLを使う2つのオプションを追加しました。
- SSL認証を使用する - デフォルトでは有効ですが、自己発行の証明書のような検証/信用ができないSSL証明書を使用している場合には無効化されます。
- 証明書のホスト名を確認 - デフォルトでは有効ですが、 証明書のホスト名が要求されたホスト名と一致しない場合には無効化されます。
- [24962] データベースにMingerでの検証を行なうタイムアウト値の設定が追加されました。デフォルトのタイムアウト値は10秒です。
修正点
- [24799] Webインターフェースの管理画面からデータベースのリストアが行えなかった問題を修正しました。
- [24784] securitygateway.exeプロセスが、Ver.6.0よりも古いバージョンアップからアップデートした後、異常終了する場合がある問題を修正しました。
- [24815] 英語版以外の言語のインストーラを使用すると、CTAVアップデートログに、大量の"Unable to load string"という記録が行われていた問題を修正しました。
- [24807] 条件比較の為に使用するワイルドカードのアスタリスク(*)が、SIEVEで処理する正しい可変の値に設定されなかった問題を修正しました。
- [24832] Microsoft Office文書にマクロが使用されていた際、アンチウィルスオプションの"ウィルスのようなマクロを含むドキュメントを持つ添付ファイルにフラグを付ける"を無効にしても、ClamAVによって検出され続ける問題を修正しました。
- [24808] 新規インストールを行なった際、メール配信時のEHLO/HELOコマンドがブランクで送信される問題を修正しました。
- [24896] SecurityGateway 7.0英語版のリリースノートが、history.htmファイルに含まれていなかった問題を修正しました。
- [24895] アーカイブされたメッセージをエクスポートを行なった際、正しいメールアドレスが指定されているかの検証が行えなかった問題を修正しました。
- [24893] 新しいアクティブなアーカイブストアを作成し、その作成に失敗した際、そのドメインの既存のアーカイブストアがアクティブなままとなる問題がありました。それに対し、そのドメインの新しいアーカイブストアを自動的に作成するように修正しました。
- [24902] Cyren AVの更新が、Windows Server 2008 R2上だと失敗していた問題を修正しました。
- [24919] アーカイブされたメッセージの中にあるハッシュにNULLが含まれていると、そのメッセージをエクスポートできなった問題を修正しました。
- [24921] ローカルユーザーからのジャーナルメールボックスで受信したメッセージが、リモートアドレスの際、アーカイブされなかった問題を修正しました。
- [24959] ドメインエイリアスから送信されたメッセージにDKIM署名がされていなかった問題を修正しました。DKIMセレクターは、DNSに登録された各メールドメインエイリアスが付けられるべきでした。
- [24923] ジャーナルメールボックスで受信したメッセージが、誤ったアーカイブストアに保存される場合があった問題を修正しました。
- [24835] リダイレクトされたメッセージだった場合、tempフォルダからtempファイルが削除されなかった問題を修正しました。
- [24738] Firebirdデータベースにエラーが発生した際、"can't format message -- message file ..\SecurityGateway\App\firebird.msg not found"と記録される問題を修正しました。
- [25109] XMLRPC APIを使ってのActiveDirectoryユーザー検証が作成できなかった問題を修正しました。
- [25110] "セキュリティ | なりすまし対策 | リバースルックアップ | PTRレコードの一致が無い場合501を送信し接続を閉じる"オプションを有効化できなかった問題を修正しました。
- [25111] カスタマイズされた隔離レポートのテンプレートファイル、custom_quarantine_report.xsl が使用されていなかった問題を修正しました。
- [25191] 隔離レポートクエリーが、ユーザー検証ソースで見つからず、ネガティブキャッシュレコードに登録された"ユーザー"に対して処理される場合がある問題を修正しました。これは、デバックログが有効になっている状態で、システムログで確認することができます。
- [23820] SGAV_CTAPlugin.dllが異常終了する場合がある問題を修正しました。
SecurityGateway 8.0.1 - 2021年 4月13日
修正点
- [24720] "サーバ内部で持つデータベースを使用する"オプションを選択した際、SQL例外メッセージが出て初期インストールが行えない問題を修正しました。
- [24733] システムログファイルに記録されたテーブル「MESSAGES」の UNIQUEKEYに制約違反「INTEG_28」が発生する問題を修正しました
- [24730] データベースが Firebird 3フォーマットに変換されていない場合、設定バックアップを実行するとプロセスが終了する問題を修正しました。
- [24724] 国別スクリーニング機能において、選択した国の情報が保存されていない問題を修正しました。
- [24748] 隔離通知メールレポートの送信スケジュールの指定で、英語で保存をしないと送信されなかった問題を修正しました。
SecurityGateway 8.0.0 - 2021年 3月 23日
主な新機能
- [23935] Active-Activeのデータベースレプリケーションに対応します。この機能を使用するには、外部のレプリケーション製品が必要です。詳細は、 SecurityGateway: Active-Active データベースレプリケーションの設定 をご参照ください。
- [21299] 情報漏えい保護機能にて、医学用語の検索も行えるようになりました。医学用語のリストを定義し、それぞれにスコアを割り当てることができます。メッセージをスキャンし、一致する用語すべてのスコアが合算されます。定義した閾値を超えるスコアを持つメッセージに対するアクションを指定できます。
- [23795] メッセージの処理中に、カスタムプロセス/スクリプトを実行し、スクリプトの結果に基づいたアクションを選択する機能が追加されました。
- スクリプトは、設定/ユーザ | 設定 | ディレクトリ にある "Sieve実行パス"で指定したディレクトリに配置する必要があります。
- 実行やテストで使用できる"execute" Sieveキーワードが追加されました。
- 最初のパラメータは、スクリプト名です。現時点では、.bat, .exe,そして、PowerShellがサポートされています。
- 2つ目のパラメータは、プロセスに渡される引数です。message_filenameには、現在処理されているメッセージのRFC822ソースへのフルパスを指定します。
- 例として、if execute "Test.ps1" "-msg '${message_filename}'" { }
- [21918] ドメイン内のすべてのアーカイブメッセージをエクスポートする機能が追加されました。
- [24282] 変更/監査ログ - 設定の変更や誰がそれを行ったのかを記録する新しいログファイルが追加されました。
変更点と新機能
- [24305] "パスワードを紛失"処理を見直し、ユーザーパスワードを変更するリンク情報を持つメールを送信するようになりました。
- [24299] LetsEncryptにおいて、新しい発行者を検索するようにスクリプトを更新しました。
- [24307] DKIM署名に、SHA265ハッシュを使えるように更新しました。
- [24326] XMLRPC APIとPowerShellモジュールに、GetServerSettingとPutServerSettingメソッドを追加しました。
- [9344] 設定/ユーザ | メール設定 | Emailプロトコル の画面に、SMTP接続とプロトコルタイムアウトの値を指定できる機能を追加しました。
- [24315] メッセージログ | メッセージ情報 | メッセージ タブから添付ファイルをダウンロードできる機能を追加しました。
- [24292] 警告、確認、プロンプトのメッセージボックスを更新しました。
- [24376] 参考として、いくつかのPowerShellスクリプトのサンプルを docs\API\PowerShell Samples フォルダに用意しました。
- [24348] クラスター化された環境で、HELOコマンドで使用されるドメイン名を(設定/ユーザ | メール設定 | Emailプロトコル)から、各サーバ毎に指定できるようになりました。この値は、クラスタ内の各サーバ独自に設定できます。
- [4665] 指定したスケジュールで、ユーザー及び管理者への隔離レポートを送信する機能が追加されました。
- [16386] Webインターフェースからデータベースに対するSQLコマンドを手動で実行できるようになりました。この機能は、技術サポートからの案内があった時のみ使用し、実行前にはデータベースのバックアップを取得することを推奨します。
- [24550] 隔離レポートの通知メールに、"ブラックリストドメイン"リンクを付けるオプションを追加しました。
- [545] 隔離レポートメールに、最後に通知された隔離メール以降に新たに隔離されたメールだけを含めるオプションを追加しました。レポートに含めるメッセージがない場合、隔離レポートは送信されません。
修正点
- [24253] DKIM検証の設定にある、"VerifierはSubjectヘッダを保護するために署名が必要"オプションの動作が逆の動作となっていた問題を修正しました。
- [24298] LetsEncryptにおいて、古い証明書を削除する際、サブジェクトではなくDNS名を参照するようにスクリプトを更新しました。
- [24344] LetsEncryptにおいて、SSLTLS設定を新しい場所から取得/送信するスクリプトに更新しました。
- [24269] ウィルススキャンにおいて、"ホワイトリストの送信者からのメッセージを除外する"オプションは、誤って作成されたオプションであるため、削除しました。
- [24351] XML-RPC API からシステム生成されたSieveスクリプトの順番(位置)を変更できない問題を修正しました。
- [24351] XML-RPC API からシステム生成されたSieveスクリプトの順番(位置)を変更できない問題を修正しました。
- [24268] "メッセージスコア"を使ったSieveスクリプトが、ドメインでスコア調整を行ったスクリプトよりも先に実行されてしまう問題を修正しました。
- [24444] "ブランド設定/カスタムイメージ"にて、1つのドメインから他のドメインへコピーできなかった問題を修正しました。
- [24449] MTA-STSが有効になっている際、特定のメッセージの配信が遅延する問題を修正しました。
- [24383] 保存場所に存在しないアーカイブストアにアクセスすると、プロセスが異常する問題を修正しました。
- [24358] Office 365/ADユーザー検証ソースを使用していた場合、共有メールボックスとして設定した無効化されたアカウントが削除されてしまう問題を修正しました。
- [24511] デスクトップサイズのX軸で、ログビューアがスクロールできない問題を修正しました。
- [24512] メッセージ表示において、いくつかの小さな問題を修正しました。
- [24582] 受信者のドメインで独自のウィルススキャン設定を行っていた場合、ウィルススキャンの除外メールアドレスリストが使用できなかった問題を修正しました。
- [24313] ウィルススキャンの除外メールアドレスリストが、SMTPセッションの最初の受信者にだけしか適用できていなかった問題を修正しました。
- [24599] SMTPセッション内のRCPTコマンドにて、前にローカルユーザーが含まれていた場合、外部ドメインへの送信時にBATV署名をせずにメッセージを送信していた問題を修正しました。
- [24592] 設定/ユーザ | メール設定 | Emailプロトコル の画面で、ポート番号の変更を行ない保存した際、ブラウザ画面がリロードされず、終了してしまう問題を修正しました。