RelayFax

RelayFaxは、POPメールボックスと定期的に通信し、FAXデータやメール、Office文書などの、送信待ちのFAXを収集した上で、印刷やFAX送信を行う、回線数無制限のFaxサーバーソフトウェア製品です。 RelayFax用のメールアカウントを作るだけで、メールシステムの制限はありません。

RelayFaxネットワークFaxサーバーソフトウェアを利用すると、デスクトップからファックスの送受信を自動化することができ、既存のメールシステムとの統合管理も行えます。 また、ファックスの送受信数毎や月毎の課金も発生しません。ファックス管理を簡単に手軽に行いたいというお客様へお勧めの製品です。

2019.12.11 RelayFax 7.2.2をリリースしました!

RelayFaxの特徴

回線数無制限

ほとんどのFAXサーバー製品は、回線毎にライセンスが必要ですが、RelayFaxは、接続するFAX回線の数に制限はありません!複数回線をご利用の場合であっても、1回線と同じ新規ライセンス価格表でご利用頂けます。




FoIPに標準対応

VoIP(Voice over IP)やFoIP(FAX over IP)とは、IPネットワークで音声やFaxによる通信を行う事で、アナログ通信とネットワークを統合しようという技術です。RelayFaxは、標準で、最高30台の、ソフトウェアベースの仮想Faxデバイスに対応しています。



専用ツールがなくとも、選べる送信方法

ファックスの送信には、専用のファックス送信用クライアントツールはもちろん、プリンタドライバやメールなどの方法が選択頂けます。クライアントOSや環境に応じて、柔軟にファックス送信が行えます。



メールをFAXへ変換&送信

受信したFaxをデータ化してメール送信するのはもちろん、メールで送信した文書をFax文書として送信できます。添付ファイルも、自動で印刷した状態に変換され、Faxで出力します。連絡する相手がメールを使っていない環境でも、効率的にコミュニケーションが行えます。

RelayFaxの主な機能

受信機能

新着メール監視とFAX配信

RelayFaxは、対象のメールボックスへ届いた新着メールを確認し、それをメール又はFAXにて配信します。メールサーバー、メールボックス共に、複数管理が行えます。



FAX文書の自動変換

受信したFAX文書をTIF、JPG、GIF、BMP、PNG、PDFのうち任意のフォーマットへ変換し、メールの添付ファイルとして各ユーザへ配信します。複数ページ、1ページの切り替えも可能です。





指定フォルダへ保存

送受信したFAX文書のコピーを、指定のフォルダへ保存し、格納できます。紙文書の紛失や、情報漏えいの抑止効果が期待できます。

送信機能

FAXのメール送信

FAXは好きなメーラーから、RelayFax用のアカウント宛に電子メールとして送信できます。FAX送信内容は添付ファイルにします。


メール添付の文書変換

受信したメールをFAX出力用にイメージファイルとして出力します。添付ファイルも関連付けしたアプリケーションの印刷機能でイメージファイルとしてFAX出力を行います。



プリンタドライバ

WORDやEXCELなどの、Windowsアプリケーションで作成した文書ファイルを、印刷と同様のオペレーションで気軽にFAX送信できます。


RelayFaxクライアント

RelayFaxに付属のユーティリティを使うと、右クリックで簡単にファイルのFAX送信や同報FAXの配信が行えます。


同報FAX配信

複数の宛先へ、FAXの同時配信も行えます。配信先のリストは、テキストファイルかODBCのデータをインポートできるため、同報FAX送信にかかる時間を大幅に削減できます。また、配信スケジュールも設定可能なため、時間帯によって通信費用が異なる場合などに、最も配信に適した時間を予め設定し、FAX送信が行えます。


FAXスケジュール

指定した曜日、時刻にFAX送信を行えます。時間帯で回線費用が変わる環境にて、同報FAXを一括配信するような場合には便利な機能のひとつです。標準と同報FAXそれぞれに、異なるスケジュールを設定でき、毎日もしくは指定の曜日にFAXを送信することや、送信させないことなどを指定することができます。

管理・連携機能

FAX文書の自動変換・自動保存

受信したFAX文書をTIF、JPG、GIF、BMP、PNG、PDFのうち任意のフォーマットへ変換し、指定したフォルダへ保存する事ができます。同時に、メールの添付ファイルとして各ユーザへ配信することもできます。


送受信ログ管理

複数の宛先へ、FAXの同時配信も行えます。配信先のリストは、テキストファイルかODBCのデータをインポートできるため、同報FAX送信にかかる時間を大幅に削減できます。また、配信スケジュールも設定可能なため、時間帯によって通信費用が異なる場合などに、最も配信に適した時間を予め設定し、FAX送信が行えます。


連絡先共有

RelayFaxの連絡先情報は、他のアドレス帳のデータをインポートし、作成が可能です。また、Outlookなどのアドレス帳を、直接参照することもできます。


送受信FAXフィルタリング

RelayFaxには、『コンテンツフィルタ』が搭載されており、差出人や宛先、件名や番号に応じて、「FAXを削除」「指定のアドレスへメールとして送信」「コピーを保存」「指定の送付状を利用」といった、様々なルールを作成できます。この機能により、送付状の自動添付や、紛失防止などの利便性はもちろん、FAXの誤送信による情報漏えいや、送受信データの保存による紙媒体の保管など、これまで困難だった紙媒体のセキュリティ対策ツールとしてもご活用いただけます。


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送付状追加

Windowsへ標準パッケージされたFAX送付状エディタで作成した.CPEファイル、.COVファイルを、送付状としてRelayFaxでも利用できます。コンテンツフィルタ機能を使えば、宛先に応じた送付状の自動追加なども可能になります

MDaemonサーバーとの連携

ブラウザからのFAX送信

MDaemonに標準パッケージされているウェブメールWorldClientから、FAXの送信も行えます。社外からも専用ツールなしで、気軽にFAXが送信できます。


ユーザー情報同期

アカウント情報の共有はもちろん、MDaemonユーザでFAXの送信を行ったユーザーのみ自動で登録する機能なども搭載しています。これで、アカウントの管理が煩雑になるのを最小限に抑えることができます。


FAX文書の共有

指定したフォルダへFAX文書のコピーを保存した後、MDaemonにパッケージされたウェブメールや、Outlook Connectorを使って、保存された文書を共有することができます。FAX文書の紛失も、この機能により解決できます。

RelayFaxの活用例

実際のご利用ユーザー様からのお話を元にした、RelayFax活用事例をご紹介します。

受発注業務における紛失防止と効率化

FAXが届いているはずなんだけど
FAXが届いているはずなんだけど

会社に届くFAXは、紙である以上、他の誰かが間違えて持っていってしまった・他の書類と混ざってしまったり、誤廃棄されたり“あれ?なくなってしまった!?”ということがありえます。

届いたFAXをメールで確認できます
届いたFAXをメールで確認できます
  1. RelayFAXを使えば、届いたFAXのメール送信や、もちろん、プリンターを使って紙での同時出力もできます!
  2. 社外からメールを見れる環境でしたら、外出先からもFAXを確認することができます。
  3. FAXの保存のために、コピーをとる必要もなく、そのままデータとして保存しておくことができます。
上記構成の価格例: 32,000円

RelayFax 6 ユーザ x 1


上記には、購入時から365日間の製品サポートも含まれています

価格表はこちらから

RelayFaxを使った電話の自動呼出し

Fax送信は次のような流れで行います。


  1. Fax文書を、メールに添付して送るか、RelayFax専用のエージェントプログラムから送信します。
  2. 送られたFax文書はrelayfax専用に予め作成したメールアドレス (例: fax@wareportal.co.jp)宛にメールとして送られます。
  3. RelayFaxサーバーから、relayfax専用メールアドレス(例: fax@wareportal.co.jp)に届いたメールを定期的に受信します。
  4. RelayFaxサーバーで受信したメールを、RelayFaxがFax文書へ変換し、Fax番号を抜出し、接続しているFaxボードを経由してFax送信先へ送ります。

上記のFAX番号を、電話番号にした場合、FAX送信と同じ仕組みで、電話の呼び出しが行えます!


この仕組みを使って、「システム監視系のメール通知を電話で知らせる」という使い方をされているシステム管理者様がいらっしゃいます。


システム監視の通知メールをRelayFAXが受信する「FAX専用メールアドレス」へ電話番号も含めて送信すると、RelayFAXがFAX送信と同様にその電話番号を鳴らします。(電話に出ても、ピーヒャラピーヒャラというFAX通信の音が聞こえるだけですが)


「夜中にシステム監視の通知メールが届いても、寝ている間は気づけない」とされるシステム管理者様に「寝ていても電話の呼び出しがあれば気づけるようになった」と、通常のFAXサーバとは少し使い方が違いますが、RelayFAXの仕組みをうまく使った方法です。


ちなみに、RelayFAXにとっては、FAX送信の完了とならないので、通常のFAXのように3回リトライ(デフォルト値)をしますので、1回目では起きられなかったとしても、確実に目が覚めるそうです。

動作環境

システム要件

RelayFaxは、下記のシステム構成で動作します。

RelayFaxサーバー

CPU 1GHz 以上
OS
  • Windows 10 (32-bit/64-bit)
  • Windows 2016 (32-bit/64-bit)
  • Windows Server 2003 (32-bit/64-bit)
  • Windows Server 2008
  • Windows 2008 R2 (32-bit/64-bit)
  • Windows 7 (32-bit/64-bit)
  • Windows Server 2012 (32-bit/64-bit)
  • Windows 8 (32-bit/64-bit)
メモリ 512M以上(1GB以上推奨)
ディスク 100MB以上の空き領域と、ログやFAX文書の保存領域が別途必要です。
メールボックス 標準SMTP/POP3RelayFax専用のメールアドレスをご用意ください。
メールアドレスは、社内のアドレスでも社外のアドレスでも構いません。RelayFAXのダイアルアップ機能で、外部のメールサーバーへも自動接続できます。また、受信サーバーと送信サーバーをそれぞれ使って頂く事もできます。
ファックスモデム Class1, 1.0, 2, 2.0, 2.1のファックスモデムか、30台までの、SIPベースのソフトウェアPBXに対応しています。

RelayFaxクライアント

CPU 1GHz 以上
OS
  • Windows 10 (32-bit/64-bit)
  • Windows 2016 (32-bit/64-bit)
  • Windows Server 2012 (32-bit/64-bit)
  • Windows Server 2008
  • Windows 2008 R2 (32-bit/64-bit)
  • Windows 7 (32-bit/64-bit)
  • Windows Server 2012 (32-bit/64-bit)
  • Windows 8 (32-bit/64-bit)
メモリ 512M以上(1GB以上推奨)
ディスク 30MB以上の空き領域
その他 メール送信が行える環境である必要があります。

システム構成例

RelayFaxの基本的な構成は以下の通りです。

RelayFaxをインストールするシステムの動作環境はこちらから

アナログ回線での通信を行う場合

アナログ回線で通常のFAX機の代わりにRelayFaxを使用する場合は、Faxボードをマシンへ追加するか、外付けFAXボードを接続します。

RelayFaxシステム構成1

T.38での通信を行う場合

SIPサーバーへのログイン情報、ネットワーク情報があれば、FAXボードは必要ありません。公衆回線をT.38へ変換するためのSIPサーバーやゲートウェイが必要になります。

RelayFaxシステム構成1

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