MDaemonサーバv19.0リリースノート
MDaemon 19.0.1 -2019年 5月14日
特記事項
[16456] MDaemon Private Cloud の Hosted email オプションが利用可能となりました。詳しくは、 http://www.altn.com/Products/MDaemon-Private-Cloud/ をご覧ください。
[21641] IISの設定を簡単にするために、ISAPI関連DLL、MDMgmtWS.dllとMDDP.dllを、\MDaemon\App,\MDaemon\ISAPI\MDMgmtWSと\MDaemon\ISAPI\MDDPへと移動しました。それに伴い、これらのDLLを既にご使用の場合には、それぞれの場所に配置されたDLLを参照するように再設定する必要があります。
変更点と新機能
- [21460] ClamAVのバージョンを 0.101.2 へとアップデートしました。
- [20850] eMClientを使ったDAVサーバーから、フォルダに対するACL(アクセス権)を設定できるようになりました。
- [19150] MDIMにおいて、「"Enter"キーでメッセージを送信」をオフにした際、"送信"ボタンを追加しました。
- [21660] MDaemon Connectorを Ver.6.0.1 へとアップデートしました。
修正点
- [21030] SPFレコードのチェックにおいて、DNSサーバからの応答が正しく得られなかった際、そのレコードを拒否する場合があった問題を修正しました。
- [21604] MDaemon AntiVirusが有効であった場合、MDaemon.exeがクラッシュする場合がある問題を修正しました。
- [21611] LookOutとWorldClientテーマにおいて、"All Unread" と "All Flagged" 検索が翻訳されていなかった問題を修正しました。
- [21612] LookOutテーマにおいて、"検索結果"とする翻訳がされていなかった問題を修正しました。
- [19933] MDaemon AntiVirusにおいて、winmail.dat 内に特定の文字が使われた添付ファイルがあった際、AntiVirusスキャン機能がハングアップする場合がある問題を修正しました。
- [20824] コンテンツフィルタにおいて、管理画面上からの正規表現のテストでは、大文字と小文字を区別しますが、実際のルールの処理を行なう際、区別がついていなかった問題を修正しました。
- [21617] ThunderbirdのCardBookプラグインから連絡先を同期した際、2つ目の職場電話番号が無くなってしまう問題を修正しました。
- [21603] 日本語版のMDRAにおいて、いくつかの日本語表示が正しく表示されていなかった問題を修正しました。
- [21598] MDRAにおいて、特定の状況下の元、アカウントのメールボックスサイズの表示チャートで、マイナスの値が表示される問題を修正しました。
- [21569] LookOutとWorldClientテーマにおいて、HTML形式のメール作成を無効化していた場合、保存ボタンを押してもメッセージが下書きフォルダに保存されなかった問題を修正しました。
- [21620] MDRAにおいて、新しいパブリックフォルダを作成した際、最初の1文字が削除されていた問題を修正しました。
- [21545] MDRAにおいて、送信者ブラックリストにワイルドカードを追加する操作で、MDaemon管理画面とMDRAとで一貫性が無かった問題を修正しました。
- [21558] MDRAにおいて、いくつかのテキストが訳されていなかった問題を修正しました。
- [21542] LookOutテーマにおいて、WindowsタイトルにHTMLマークアップが表示されていた問題を修正しました。
- [21465] MDARAにおいて、サポート対象外のブラウザに対する警告が表示されなかった問題を修正しました。
- [21455] LookOutテーマにおいて、フォルダ共有の"No Access"という文字が訳されていなかった問題を修正しました。
- [20594] LookOutとWorldClientテーマにおいて、新しいフォルダを作成した際、対応するフォルダのタイプがデフォルトフォルダの下で、ブランクとなる問題を修正しました。
- [19940] MDRAにおいて、4K対応のモニターで、ボタンが大きく表示されていた問題を修正しました。
- [21616] MDaemon AntiVirusにおいて、RAR形式のファイルをCyren AVで検索する際、エラーが発生する問題を修正しました。
- [21626] 特定のSSL証明書を使った際、WorldClient.exeが起動時に失敗する問題を修正しました。
- [21637] AutoDiscovery機能が、時々、MDDPモジュールにアクセスできず、失敗する場合がある問題を修正しました。
- [21640] ActiveSync機能において、ドメイン名の変更を行った際、AirSyncUser.datファイル内の当該アカウントのドメイン名が変更されていなかった問題を修正しました。
- [21647] iOS IMAPアカウントがサーバの送信済みアイテムと削除済みアイテムフォルダを使用するように自動的に設定されない問題を修正しました。
- [21650] ClamAVエンジンが無効になっている場合にTNEF添付ファイルをウイルススキャンする際の予期しないエラーを修正しました。
- [21638] Mac OS Xのカレンダーアプリケーション上からCalDAVアカウントを追加した際、CalCalDAVErrorDomain; Error: 14のエラーが発生する問題を修正しました。
MDaemon 19.0.0 - 2019年4月16日
特記事項
[8811] MDaemonのディスク容量の計算方法が、いくつかの場所で一貫性がなかった(1K byteの計算で、ある場所では 1000、ある場所では 1024 byteでの計算という具合に)ため、1024 byte計算に統一しました。その結果、以前のバージョンとユーザーの使用ディスク容量の計算結果が変わることになります。設定値と照らし合わせて、必要に応じて設定をご調整下さい。
[20595] 新規インストールを行った際、スタートメニューにある"MDaemonを開始"ショートカットから起動するものを、これまでのMDaemon管理画面ではなく、MDaemon Remote Administrationを開くブラウザが起動するようになりました。このデフォルトの動作を変更するには、\MDaemon\App\MDaemon.iniファイル内の [MDLaunch] セクション内のパラメータ、OpenConfigSession=Yes/No と OpenRemoteAdmin=Yes/No にてご調整頂くか、スタートメニューの"MDaemon"から"MDaemon Configuration Sessionを開く"もしくは"MDaemon Remote Administrationを開く"を選んでご選択ください。もし、自動生成されたURLで起動できない場合や、外部Webサーバを使ってRemote Administrationをご使用の場合、管理画面から 設定 | WebとIMサービス | Remote Administration | Webサーバ 面から、"Remote Administration URL"の設定を行なって下さい。もし、機能するURLが指定されなかった場合、代わってMDaemon管理画面が起動します。
[21263] MDaemon 19へのアップデートを行った際、パターンファイル更新において"失敗時にアンチウィルス更新通知のみを送信する"オプションがデフォルトで、有効になりました。MDaemonの初回自動時に、このオプションが有効になります。
[19471] SyncML機能は、推奨されないものとなったため、その機能を削除しました。
主な新機能
[21118] TLS Server Name Indication (SNI) を使用できるようになりました。
SNIは、各サーバのホスト名と異なる証明書を使用することができます。MDaemonは、有効な証明書を参照し、SubjectAlternative Names(サーバ別名)フィールド内から要求されたホスト名を持つ証明書を選択し使用します。クライアントがホスト名を指定しなかったり、一致する証明書が無かった場合には、デフォルトの証明書を使用します。
[19427] XML-API によるフォルダ、アイテム管理ができるようになりました。
XML-APIを拡張して、メールボックスフォルダやフォルダ内のメールアイテムの管理が行えるようになりました。フォルダに関しては、APIからのフォルダの作成、削除、名前変更、移動を行うことができます。アイテムに関しては、メール,予定表,連絡先,仕事,メモが対象で、APIから作成、削除、移動を行うことができます。MDaemon\Docs\API\XML-API ディレクトリーに、ドキュメントがありますのでご参照下さい。
変更点と新機能
- [21008] MDaemon AntiVirusにおいて、従来ClamAV Pluginとして分かれていたメニューを、コンテンツフィルタのAntiVirusに追加しました。メッセージや添付ファイルは、まずCyren AVエンジンでスキャンされ、次にClamAVエンジンでスキャンされます。セキュリティ -> AntiVirus -> ウィルススキャン 画面にて、使用するエンジンの有効化/無効化を行なうことができます。
- [21303] ActiveSync Migration Client(ASMC)コマンドにおいて、データ移行する際に使用するデフォルトのユーザーパスが変更になりました。MDaemonがインストールされたサーバ上で ASMCを実行し、出力パスが指定されていない場合には、"アカウントの作成"テンプレート内のパスを出力パスとして使用します。
- [20848] Autodiscover サービスが、eMクライアントやThunderbird、その他同じ仕様を使える他のクライアントでも使用できるようになりました。
- [21222] Webmailにおいて、自動補完リストから一般的な連絡先を削除できるアイコンを追加しました。
- [20948] MDRAにおいて、"登録"ページにライセンス管理が行えるオプションを追加しました。
- [17057] MDRAにおいて、AntiVirusアップデータとスケジューラのダイアログを追加しました。
- [21214] WebmailのIMクライアントのエラーメッセージに、XMPP BOSH KBA 1210リファレンスへのリンクを追加しました。
- [14277] MDRAにおいて、ポップアップウィンドウ上の"保存"ボタンを、"適用","保存と終了","キャンセル"ボタンへと変更しました。
- [11443] MDRAにおいて、ステータスのページに、メールキューのカウントや、プロセス毎のメッセージ処理数、その他のプロセス処理数を表示するようになりました。画面上のウィンドウサイズが480px以上であればタブ表示となり、画面スクロールを行わなくても情報をご覧頂けるようになりました。
- [21301] Webmailのメール作成画面、署名編集画面、雛形テンプレート作成画面において、HTMLエディタから"貼り付け"、"プレーンテキストとして貼り付け"、"ワード文章から貼り付け"ボタンを削除しました。また、HTMLエディタにて、コンテキストメニューを削除し、マウスの右ボタンから、コピー/切り取り/貼り付けができるようになりました。
- [21307] MDRAのドメイン署名画面、署名編集画面、コンテンツフィルタの署名追加画面において、HTMLエディタから"貼り付け"、"プレーンテキストとして貼り付け"、"ワード文章から貼り付け"ボタンを削除しました。また、HTMLエディタにて、コンテキストメニューを削除し、マウスの右ボタンから、コピー/切り取り/貼り付けができるようになりました。
- [21314] MDRAにおいて、より正確な分析が行えるように、データ収集システムを改良しました。
- [21311] Webmailにおいて、より正確な分析が行えるように、データ収集システムを改良しました。
- [21302] Webmailにおいて、"保存済み検索条件"へ"全ての未読メール"と"全てのフラグ付きメール"を追加できるオプションを追加しました。初回ログイン時のみ、ユーザーには"保存済み検索条件"へ追加するかを確認する画面が表示されます。もし、"いいえ"を選択しても、後で オプション | フォルダ の画面で追加することもできます。
- [21343] MDaemon Connectorを Ver.6.0.0 へとアップデートしました。
- [20819] 認証失敗レポートと凍結アカウントレポートを、エンドユーザーへ送る"ユーザーへレポートを送付"オプションを、オンプレミス版のMDaemonでも使用できるようになりました。
- [21354] WebmailのWorldClientテーマにおいて、メールに添付されたファイルのリスト表示のアクションアイコン(ダウンロード、インポート、削除など)の表示を、見やすくなるように色を抑えて、サイズを大きくしました。
- [21359] Outbreak Protectionエンジンを Ver.8.2.0.1 へとアップデートしました。
- [20917] ドメインに対して、ActiveSyncを無効にした際、ユーザーによるActiveSyncへのアクセスを取り消すオプションを追加しました。
- [21328] Webmailにおいて、セッションが期限切れとなった際、ブラウザのタブタイトルに、(EXPIRED)と表示するようになりました。これにより、ユーザーがWebmailの画面を開いていなくても、セッションが期限切れになっていることを知ることができます。
- [21357] スパムフィルタで使用しているエンジンを SpamAssassin 3.4.2 へとアップデートしました。
- [21376] MDRAにおいて、より正確な分析が行えるように、データ収集システムを改良しました。
- [20962] コンテンツフィルタに、外部から届いたメールの上部へ警告を追加するルール"External message warning"を追加しました。このルールは、デフォルトで無効です。必要に応じて、警告メッセージをカスタマイズし、有効にして下さい。他にも、Return-Path、Sender、Fromヘッダ内のアドレスに使われているドメインと受信者のドメインを比較する新しい条件や、メッセージの上部に警告メッセージを追加する新しい処理も追加されました。
- [19791] セキュリティ | スパムフィルタ | スパムハニーポット の画面と、セキュリティ | セキュリティ設定 | スクリーニング | SMTPスクリーン 画面へ、接続元IPアドレスをブロックした際、ダイナミックスクリーニング機能による通知を送信する/しないを選択するオプションを追加しました。
- [21286] STARTTLSホワイトリストに登録されたホストは、"STARTTLS要求リスト"や"SMTPサーバーはMSAポートに対してもSTARTTLS接続を要求する"オプションでの設定よりも優先されるようになりました。
- [13663] TLSを用いたリモートのSMTPサーバへ接続する際に行なう認証にて、CRAM-MD5よりもLOGINを優先するようになりました。
修正点
- [21018] MDRAにおいて、ドメインマネージャのActiveSyncクライアント設定画面にて、"新しいクライアントは同期前に管理者による承認が必要です"と"ログレベル"オプションが表示されていた問題を修正しました。
- [21204] Webmailにおいて、FirefoxとChromeの最新版を使うと、ボイスレコーダーが使用できなかった問題を修正しました。
- [21213] Webmailのメール作成画面において、Chrome49を使うとHTMLエディタへ画像を貼り付けられなかった問題を修正しました。
- [21137] MDaemon統計レポートに、国別スクリーニング統計が含まれていなかった問題を修正しました。
- [21342] MDRAにおいて、Webmailの設定画面にある、"開封確認を送信する"オプションの設定を変更できない問題を修正しました。
- [21365] WebmailのLookOutとWorldClientテーマにおいて、添付ファイルリスト内のダウンロードリンクにおいて、マウスの右ボタンが使用できなかった問題を修正しました。
- [21346] CalDAVにおいて、DAVDroidクライアントから繰り返し予定を削除できない問題を修正しました。
- [21341] MDRAにおいて、モデレーションされたメーリングリストを設定した際、警告画面がポップアップする問題を修正しました。
- [21451] MDRAにおいて、Remote Admin ログファイルディレクトリーの場所を変更すると、Remote Administrationから WebAdmin-HTTP と WebAdmin-WDaemon のログが参照できなくなってしまう問題を修正しました。
- [21467] 警告ファイルを保存する、デフォルトのAntiVirusパスが正しくなかった問題を修正しました。
- [21283] 添付ファイルの拡張子の制限機能において、"許可"の項目に登録があった場合、隔離ファイルによって、既存のファイルを上書きしてしまう問題を修正しました。
- [21136] メーリングリストメンバーへの配信不能レポートの通知を、'Bounce'アドレスに送信されていなかった問題を修正しました。
- [21494] Webmailにおいて、特定のメッセージの件名が途中で切れてしまう問題を修正しました。