MDaemonサーバv14リリースノート
MDaemon 14.5.3 - 2015年 1月20日
変更点と新機能
- [6319]
MDaemonの64bit版をご使用頂けるようになりました。64bit版は搭載されたメモリーの最大限に活用し、より多くのアクティブなセッションを制御することができます。ただ、64bit版のMDaemonは32bit版とは互換性がないことにご注意ください。そのため、64bit版のMDaemonをご使用になられる際には、これまでのMDaemon
APIを用いたすべてのソフトウェアを64bit版へと移行する必要があります。MDaemon AntiVirusの64bit版も合わせてご使用頂けます。しかしながら、我々はBlackberry
Enterprise
Server(BES)の64bit版を持ち得ないため、もしBESをご使用の場合には32bit版を継続してご使用下さい。更に、IISサーバ上で、
WorldClient や Remote
Administration、そしてActiveSyncをご使用のお客様においては、64bit版用にアプリケーションプールを再設定もしくは再作成してご使用頂く必要があります。
- [14292]
無効化されたアカウントや凍結されたアカウントへのメール配信において、MDaemonは、4xx番台の一時的エラーとして応答するようになりました([14010]をご参照ください)。もし、5xx番台の応答で返したい場合には、MDaemon.ini
ファイルの[Special]セクション内に、パラメータ DisabledAccountsSend550=Yes (デフォルトは No) と追加してください。
修正点
- [14286] Remote Administrationのアカウントエディタページにおいて、javaスクリプトのエラーが発生する問題を修正しました。
- [14264] Remote
Administrationからスパムフィルタに関する設定オプション画面で、保存やキャンセルボタンが使えなかった問題を修正しました。
- [14281] Remote Administrationからアカウントを凍結させる操作が正しく行えなかった問題を修正しました。
- [14225] 新しい iOSバージョンからのActiveSync初期設定に発生した問題を修正しました。
- [14278] 全体の連絡先リストから検索を行った際、ActiveSync エラーが発生する問題を修正しました。
- [14279] ActiveSyncデバイスプロトコルバージョンが 0.0 と表示される場合がある問題を修正しました。
- [14168] iOS8 のActiveSync自動応答の終了日設定が正しく同期されない問題を修正しました。
- [14322] DMARCがときどき"too many recipients"エラーをレポートしたり、無視したりする問題を修正しました。
- [14289] ACLクリーンナップ処理が実行されている間、MDaemonが無応答となる問題を修正しました。
- [14343] SPFレコードマクロが、正しく展開されない場合がある問題を修正しました。
- [14285] ゲートウェイのAUTHパスワードに長いパスワードが使われた際、最初の14文字で切られていた問題を修正しました。
- [14325] ActiveSyncポリシーが正しく適用されない場合がある問題を修正しました。
- [14306]
プラス記号を含むフォルダがフィルタルールに含まれていた際、WorldClientのフィルタリストにすべてのフィルタルールが表示されなくなる問題を修正しました。
- [13971] iOS8 において、ActiveSyncの自動応答の終了日を指定する際、設定アプリが異常終了する問題を修正しました。
- [14338] MDaemon
Ver.14.0からVer.14.5へバージョンアップした際、ActiveSyncのポリシーテンプレートが削除される問題を修正しました。
- [14342] ActiveSyncポリシーのドロップダウンリストにおいて、自動生成されたポリシー名が表示される問題を修正しました。
- [14162] Remote
Administrationからコンテンツフィルタのルール編集を行なう際、正しい処理にも関わらずエラーが表示される問題を修正しました。
- [13786] SPFCache.dat ファイル内の不正なデータによって、必要なキャッシュファイルが削除される問題を修正しました。
- [14358] WorldClient LookOutテーマにおいて、新規や既存のイベントから出席者を削除できない問題を修正しました。
- [14368] MDRAがIISのサブディレクトリとして稼働していた場合、MDRAのヘルプが開けなかった問題を修正しました。
- [12527] パブリックフォルダに作成されたタスク(仕事)に対するリマインダーメール通知が生成されない問題を修正しました。
MDaemon 14.5.2 - 2014年11月20日
修正点
- [14261] MDaemonの日次メンテナンス処理によって、特定の共有フォルダのアクセス権が削除されてしまう場合がある問題を修正しました。
- [14222] Internet Explorer 11において、WorldClientの自動補完が機能しなかった問題を修正しました。
- [14250] WorldClientのLookOutテーマを使って会議出席者を追加した際、会議招集の通知が送信されない場合がある問題を修正しました。
- [14241] ActiveSync 14.1と 12.1のデバイスに対する制限が保存できなかった問題を修正しました。
MDaemon 14.5.1 - 2014年11月11日
変更点と新機能
- [13776] DMARCReporterが、DMARCReport.htmlの生成先フォルダを指定できる /o=
オプションに対応しました。このオプションを使うと、生成されるレポートファイルにタイムスタンプが次のような形式で追加されます:
DMARCReport_2014-10-24_16-10-28.html
- [13963] 次のヘッダは、現行のベストプラクティスに準拠するため、DKIM署名には含めなくなりました: 1)"X-"から始まる全てのヘッダ, 2) 認証結果
(Authentication-Results) 3) Return-Path 4) DKIM署名 (DKIM-Signature) 5) Received
6) Bcc & Resent-Bcc 7) コメントとキーワード。これまでは、最初の3つだけが除外されていました。
- [13772]
Ctrl+S|IPスクリーン設定画面に新しい項目を追加し、サーバーのMSAポート宛ての接続にもIPスクリーンを適用できるようになりました。これは通常は必須ではありません。この設定はデフォルトで無効です。
- [13830]
Ctrl+S|ホストスクリーン設定画面に新しい項目を追加し、サーバーのMSAポート宛ての接続にもホストスクリーンを適用できるようになりました。これは通常は必須ではありません。この設定はデフォルトで無効です。
- [13415]
Ctrl+S|ホストスクリーン設定画面に新しい項目を追加し、EHLO/HELOの直後に接続を終了する事ができるようになりました。通常は認証まで接続を継続します。この設定はデフォルトで無効です。
- [10245]
メーリングリストエディタへ、一時的にメーリングリストを無効化するための新しい設定項目を追加しました。メーリングリストが無効化されている時、SMTPで到着したメールに対しては451の一時的なエラーを返し、メール受信を拒否します。
- [14010]
アカウントが無効化されていたり凍結されていたりすると、SMTPサーバーはこれまでの550エラーではなく、450の一時的なエラーを返すようになりました。
- [13972]
$WORLDCLIENTURL$マクロが、WorldClientがSSLを使用するよう設定されているかどうかで、「http://」または「https://」を含んで展開するようになりました。
- [14031] 配信時の整合性を保つため、DSNにX-MDaemon-Deliver-Toヘッダを含むようにしました。
- [14032] DSNが生成された際、SMTPセッションログに記録するようにしました。
- [13789] Ctrl+S | SSL & TLS | MDaemonで全てのSMTP接続でSTARTTLSを必須とするオプションを削除しました。
- [13829] Ctrl+S | SSL & TLS | MDaemonへMSAポート接続でSSLを必須とするオプションを追加しました。
- [14005] WorldClientテーマのIMAPフィルタの構文を"If $HEADER$ $CONDITION$ $MATCHTEXT$ then
$ACTION$"の形式へ変更しました。
- [14037] メール作成画面のTO, CC, BCCリンクの色を、識別しやすいように変更しました。
- [6717] Liteテーマの"仕事"において、ユーザーが仕事の開始日よりも期限の方が前の日時を設定しようとすると、警告が表示されるよう変更しました。
- [13813] WorldClientテーマで、メッセージプレビューの「詳細を見る」のドロップダウンメニューへ「フィルタを追加」オプションを追加しました。
- [14074] WorldClientテーマで、ユーザーがメール一覧画面のカラム表示を元に戻すための機能を追加しました。
- [13790]
管理画面から「全てのSMTPセッションで認証を要求」のオプションを削除しました。この機能を有効にするには、MDaemon.iniファイル内の[Special]セクション内のパラメータに
ForceAUTHFromAll=Yes と指定して下さい。
修正点
- [13969] DMARCの「今すぐ統計レポートを送信する」ボタンが、条件によって正しく動作していなかった問題を修正しました。
- [14002] Remote Administrationの自動応答機能の設定時、デフォルトで日付選択がされていなかった問題を修正しました。
- [13807] batvヘッダが条件によって誤って挿入されてしまう問題を修正しました。
- [13978] bad messageサマリメールの件名カラムがデコードされていなかった問題を修正しました。
- [14039] メーリングリストの購読確認が、件名がエンコードされていた場合に正しく機能していなかった問題を修正しました。
- [14038] メーリングリストの購読コマンドがメール本文から誤って削除されてしまう場合がある問題を修正しました。
- [12431] MDaemonが設定によって配信失敗時にクラッシュしてしまう場合がある問題を修正しました。
- [14042] セッション情報において、残り時間が99分以上の場合、正しくソートされなかった問題を修正しました。
- [13983] Remote Administrationのアカウントメニューのメニュー名の一部が誤っていた問題を修正しました。
- [8809] LookOutテーマのサマリにある予定表の表示が、予定の日付を表示せず、時刻のみを表示していた問題を修正しました。
- [11581] LookOutテーマにおいて、パステルブルーのテーマを選択した際、ハイライト色と背景色が同じになっていた問題を修正しました。
- [14058] LookOutとWorldClientテーマにおいて、予定表の備考へ(Enterキーを押して)改行を入れると、
として表示されてしまう問題を修正しました。
- [14072] WorldClientテーマにおいて、予定表エディタで繰り返しイベントの1つを削除すると、全てのイベントが削除されてしまう問題を修正しました。
- [13845] Mobileテーマにおいて、フォルダ一覧を開くと、オプション一覧がフォルダ一覧の後ろに隠れてしまう問題を修正しました。
- [13844] Mobileテーマにおいて、メール表示が右から左へスクロールできず、全体を表示できなかった問題を修正しました。
- [12494]
Firefoxを使ったLookOutとWorldClientテーマにおいて、メールリストからメッセージプレビューの移動において矢印キーが使えなかった問題を修正しました。
- [14085] Remote Administrationにおいて、「DNSサーバー」の入力項目が短すぎた問題を修正しました。
- [14109] 管理画面において、アカウント削除後にもActiveSync端末が表示されていた問題を修正しました。
- [14127] WorldClientテーマにおいて、フランス語を使用していた際、新しい予定表示がテーマを壊してしまう問題を修正しました。
- [14133] Mobileテーマにおいて、オプション | 詳細設定 からユーザーアカウントの転送先が設定できない問題を修正しました。
- [14118] Remote Administrationにおいて、スパムフィルタのホワイトリスト、ブラックリストの変更内容が保存できない問題を修正しました。
- [13749] Remote Administrationのキュー管理において、特定のメールを表示した際、XMLエラーが発生した問題を修正しました。
- [14139] 管理画面の"信用するIPs"において、ワイルドカード & CIDRでの指定が正しく機能していなかった問題を修正しました。
- [14100] DMARCのフィルタオプションにおいて、フィルタルールを重複して作成してしまう場合がある問題を修正しました。
- [14079] ActiveSyncのブラックリスト/ホワイトリストの登録内容が、MDaemon管理画面から削除した後にも再表示されてしまう問題を修正しました。
- [14142] Outlook 2013でActiveSyncを使った際、他のフォルダへ移動したメッセージが重複してしまう問題を修正しました。
- [14153] MDAirSyncのCPU使用率が高かった問題を修正しました。
- [14128] ActiveSyncクライアントでパブリックフォルダや共有フォルダが正しく操作できていない場合があった問題を修正しました。
- [7421] WorldClient
InstantMessaggerにおいて、退席中のユーザーを誤って戻ってきたものと検出してしまう場合がある問題を修正しました。
- [14093] Remote
Administrationで隔離キューからメッセージを移動させた際、正しいプレフィックスを割り当てていなかった問題を修正しました。
- [14152] ActiveSyncから正しくないアドレスへメールを送信した後、MDaemonサーバーがクラッシュしてしまう場合がある問題を修正しました。
- [14160] MDaemon 管理画面からメーリングリストメンバーをCSVファイルからインポートできなかった問題を修正しました。
- [14162] Remote Administration画面において、コンテンツフィルタの処理に関する問題を修正しました。
- [14166] SMTPサーバにおいて、認証を求める際のエラーコードを 530 ではなく 550 を返していた問題を修正しました。
MDaemon 14.5.0 - 2014年10月21日
特記事項
[13265] Ctrl+O | 初期設定 | ヘッダ 画面から「メッセージヘッダの処理時にローカルIPを隠す」と「LAN
IPも隠す」の2つのオプションが削除されました。このオプションは予約済IPアドレスを隠すオプション1つに置き換えられました。元の2つのオプションは以前より削除する方向性となっていました。新しく追加されたオプションでは、「メッセージヘッダを生成する際、予約されたIPアドレスは隠す」となり、デフォルトで有効になっています。。予約済IPアドレスは様々なRFCで定義されており、次のようなIPが含まれます:(a)
127.0.0.* (b) 192.168.*.* (c) 10.*.*.* and (d)
172.16.0.0/12。(LANドメインも含む)ドメインIPでも同様な設定を行う場合は、MDaemon.iniへ手動で設定を追加してください:
[Special] HideMyIPs=Yes (デフォルトはNo)
[13332] 「POP3, IMAP,およびWorldClientパスワードは大文字・小文字を区別する」を選択できるオプションがCtrl+O | 初期設定 |
その他
から削除されました。今後、パスワードは常に大文字・小文字を区別するようになります。大文字と小文字を区別しないパスワードはセキュリティ上好ましくなく、(APOP,
CRAM-MD5などの)ハッシュベース認証メカニズムや安全な(ハッシュベースの)パスワードストレージと互換性が無いためです。この変更に伴いまして、お客様環境によりましては、メールクライアント側でパスワードの再入力(正しく大文字、小文字を区別した)を求められる場合があります。
[13786]
SPFキャッシュファイルへ、最後のSPF処理の結果ではなく、ドメインで実際に使っているDNSのSPFポリシーレコードをキャッシュするようになりました。古いSPFCache.datファイルは移行する事はできません。後の参照用に、SPFCache.dat.oldとファイル名が変わります。
SPFCache.dat.oldは削除しても影響はありません。
[13121] DomainKeys
は削除されました(詳しくは後述)。その結果、コンテンツフィルタにおける処理として、DomainKeysに関する処理を無視するようになりました。もし、お使いのルールでDomainKeysに関する処理を使われていたら、代わってDKIM署名に関する処理へご変更頂くか、ルールの削除をお願いいたします。
主な新機能
[11196] DMARC (MDaemon PROが必要です)
DMARC (Domain-based Message Authentication, Reporting, and
Conformance)に対応しました。DMARCとは、メールの送信時に、DNSを使って、送信ドメイン認証用のポリシーや設定を表記し、メール受信時にはこれらのポリシーや設定を使ってメッセージの処理効率を向上させる事ができる、柔軟性のあるメカニズムです。DMARCの仕様や、DMARCがどんなものでどのような動きとなるのかについては、http://www.dmarc.org/ から確認する事ができます。
DMARCを使うと、ドメインの外部から送信したメッセージをドメインからのメッセージとして証明できるようになります。メッセージ処理のポリシーとして指定できるオプションで「none」の場合、MDaemonでは何も行いません。「reject」でMDaemonはSMTPセッション中にメッセージを受信を拒否し、「quarantine」の場合、MDaemonは、各メッセージへ"X-MDDMARC-Fail-policy:
quarantine"というヘッダを挿入し、フィルタリング機能を使ってユーザーのジャンクメールフォルダへこれらのメールを振り分けることができるようにします。このヘッダはDMARCによる確認の結果、「fail」であった場合にのみ追加されます。DMARCでの確認で、拒否することを指定されたメッセージであったとしても、MDaemonでメッセージを受信するように設定することもでき、実際にこの動作をデフォルトとしています。この場合でも、MDaemonはメッセージへ「X-MDDMARC-Fail-policy:
reject」というヘッダを追加するため、必要に応じてフィルタリングが簡単に行えます。
DMARCは、ADSPとSPFのメッセージ処理機能の後継として位置づけられていますが、DMARCは他の機能と同時に使用する事もできます。DMARC検証を有効にすると、ADSPとSPFでのメッセージ拒否はDMARCによる処理へ置き換えられます。
DMARCは「Public Suffix List」の利用に部分的に依存しています。「Public Suffix
List」はインターネット利用者が直接名前を登録する事ができるリストです。Public Suffixの例として、.com, .co.uk,
pvt.k12.ma.usなどがあります。「Public Suffix List」はパブリックなドメイン拡張子の一覧です。MDaemonではMozilla
Foundationコミュニティで管理しているものを使用しています:https://publicsuffix.org/ ここで公開されているリストのコピーが
\Appフォルダ内にeffective_tld_names.datとしてインストールされます。現時点で、インターネットコミュニティ用の、総合的かつ正式なリストは存在しません。このファイルの情報は時間の経過に伴って劣化するものであるため、https://publicsuffix.org/list/effective_tld_names.datから最新のものをダウンロードし、\Appフォルダへ保存し、入れ替えを行う必要があります。MDaemonは2週間に1度、日次メンテナンスの1つとして、このファイルの自動ダウンロードとインストールを行います。新しいDMARC設定画面では、管理用に様々なオプションが搭載されています。DMARCログ用に、メインUIのセキュリティタブの中に新しくDMARCウィンドウが追加され、アップデートや他のDMARC処理の結果が表示されます。必要に応じて異なるファイルダウンロードURLを指定する事もできますが、ダウンロードしたファイルのデータはMozillaが提供しているファイルで定義しているフォーマットに準拠している必要があります。前述のURLで詳細をご確認下さい。MDaemonはMozillaで定義した分析アルゴリズムへ厳密に準拠しています。effective_tld_names.datを入れ替えたり編集したりした後で、再起動を行う事なく設定を再度読み込む場合は、MDaemonの\App\フォルダへ「PUBLICSUFFIX.SEM」という(空の)ファイルを作成して下さい。
メールの送信者としてDMARCを使用するにはDMARC
TXTレコードを、ドメインのDNS設定として公開する必要があります。レコードをどのように定義するのかについては http://www.dmarc.org
を参照してください。DMARCをDNSで公開すると、DMARCレポートが異なる複数の送信元から届くようになります。このレポートはDMARCの仕様として定められているXML形式で提供されます。このレポートの処理はMDaemonとしてのDMARCの実装対象外ですが、このレポートのデータには、ドメインのメールフロー、不正利用、DKIM署名の整合性、SPFメッセージの整合性や完全性といった、重要な情報も含まれています。レポートの送信先アドレスはDMARCレコードの作成時に指定したものを使用します。
1つ以上のドメインに対してDMARCレコードを設定する時は、p=rejectの使用にご注意下さい。ドメインを一般的な用途のメールアカウントに使っている場合は特に注意してください。そのようなユーザーがメーリングリストを購読したり、メール転送サービスを利用したり「この記事をシェアする」のボタンと同じような挙動を期待する操作を行おうとしても、DMARCのp=rejectポリシーでは、このような操作を全般的に拒否します。DMARCのp=rejectは、(例えば、トランザクションのメールや人が利用するのではない自動化されたメールアカウントや、外部でメールを使う場合に企業のセキュリティポリシーを強制する手段を検討した際など)メールアカウントの利用方法をドメインレベルでコントロールする場合に限り、大変有効な手段であり、便利な手段でもあります。
DMARCのp=rejectは、正しく設定していないとメーリングリストのメンバーが自動で削除されてしまったり、メーリングリストに対しては特に望ましくない動作となります。こうした動作を避けるためには、次の手順が必要になります。:(I)
メールの宛先に対して: (a) (最低限)p=rejectを公開しているドメインのメーリングリストへは投稿を禁止してください
(b)禁止ができない場合は、p=rejectを公開しているドメインへ投稿する送信元メーリングリストのみ、全てのFrom:ヘッダを変換するよう設定してください。MDaemon
14.5では、メーリングリストエディタ内に、こうした設定全てを行えるよう新しいオプションを追加しました。この設定を使わない場合には、最低限メーリングリストのメールを拒否したメンバーを自動削除するオプションを無効にしていることを確認します。そうしないと、メールシステムがDMARCに準拠していた場合、(例えば)
user@yahoo.com
が属しているaol.comのリストメンバーからのメールは全て自動削除されてしまいます。MDaemon
14.5では全メーリングリストに対して機能する前述の軽減用機能によって、DMARCのセーフリストへ全てのメーリングリストが自動で登録されるため自動で削除されることはありません。(II)メール送信者に対して:ドメイン用DMARCレコードの公開やレポート受信用のアドレスの指定において、p=rejectは(状況によっては非常に)有効なものである場合にのみ使用するようにしてください。こうした説明がDMARC(又は少なくともp=rejectの部分)に対して、否定的に聞こえるかも知れませんが、そうではなく、大変素晴らしい機能だと考えています。これは第3ラウンドとして私たちが全体として取り組んでいくべきものだと考えています。ただ、他の全ての機能と同様、本機能も正しい設定でない場合、問題を引き起こすという事です。
DMARCの統計サポートに対応するため、MDaemonではDMARCの仕様に基づいたレポート生成を行うために今後必要となり得るデータを保持します。MDaemonはDMARCの"ri=";タグを無視し00:00:00
UTCから23:59:59
UTCの範囲でのみDMARCの統計レポートを生成します。(必ずしもローカル時間である必要はなく)UTCの深夜にMDaemonはこの蓄積されたデータをレポートの生成に使用します。MDaemonがこの時に稼働していないと、データは日々蓄積され、使われる事がありません。そのため、MDaemonを24時間365日で稼働させていない場合、DMARCの統合レポートは有効にするべきではありません。DMARC統合レポートはデフォルトで無効に設定されています。
RFC 5965「An Extensible Format for Email Feedback Reports」, RFC 6591
「Authentication Failure Reporting Using the Abuse Reporting Format」, RFC 6652
「Sender Policy Framework (SPF) Authentication Failure Reporting Using the Abuse
Reporting Format」, RFC 6651 「Extensions to DomainKeys Identified Mail (DKIM) for
Failure Reporting」, RFC 6692 「Source Ports in Abuse Reporting Format (ARF)
Reports」で定義されているDMARCの失敗レポートに完全対応しました。
失敗レポートはトリガとなる事象を確認する度にリアルタイムで生成されます。MDaemonではDMARC
AFRFタイプの失敗レポートを実装しており、IODEFタイプのレポートではありません。そのため、DMARC "rf="
タグの中では"afrf"の値のみが認識されます。詳細はDMARCの仕様を参照してください。DMARCレコードの"ruf=" タグ内の宛先の数や、"fo="
タグで指定されているメッセージ処理中の認証失敗回数によっては、複数の失敗レポートが1つのメッセージから生成されます。DMARC
"fo="タグがSPF関連の失敗レポートを要求すると、MDaemonはRFC
6522に基づいて失敗レポートを送信します。そのためには、仕様の中の拡張機能がドメインのSPFレコードとして公開されている必要があります。SPF失敗レポートはDMARC処理から独立して処理されたり、RFC
6522の拡張として対象外にされるものではありません。そのためには仕様の拡張がDKIM署名ヘッダフィールドに存在し、DNSへ正規のDKIMレポート用TXTレコードやADSP
TXTレコードへ正規のADSP拡張が公開されていなくてはなりません。詳細については様々な仕様からご確認頂けます。
DMARCの失敗レポートはデフォルトで無効に設定されています。
特記事項:
DMARCレコードではレポートをドメイン所有者と同様に送る宛先を指定する事ができます。その場合は、不正利用やパフォーマンスの問題の切り分けといった用途でメールを監視するといった目的を伝えた上で、ドメイン所有者からの許可をもらって実施してください。個人情報の取扱いや利用許諾、類似文書の中で、こうしたデータの第3者への譲渡を禁止している場合もあります。社内規定でDMARCレポーティングの利用や伝達に対する規制がされていないかどうかを確認し、規定によって必要性がある場合にはDMARCレポーティングを無効化してください。
DMARCはレポートの宛先が対応している場合にはSTARTTLSを使う必要がありますが実際に宛先の対応状況を事前に知る事はできません。しかしながら、もしもSTARTTLSが有効になっていない場合は、これを有効にする事をお勧めします。(Ctrl+S
| SSL & TLS | MDaemonを確認してください。)
DMARC検証用のホワイトリストがあります。このホワイトリストはIPのみ使用できます。このホワイトリストに該当するIPはDMARC処理から除外されます。DMARCはSPFやDKIMのホワイトリストとも連携します。もしもSPFやDKIMのホワイトリストに該当するホストがそれぞれの処理から除外されると、DMARC処理からも除外されます。当然ながら
SPFとDKIMの両方が無効化されている場合も、DMARC処理が除外されます。
DMARC検証ではホワイトリストを使う事ができます。ホワイトリストへはIPのみが使用できます。しかしながらDMARCではDKIM認証や信頼するSPFを基にしたホワイトリストである、承認リストも採用しています。そのため、例えば、到着したメッセージがDMARC検証に失敗しており、一方で承認リストのドメインから発行された正規のDKIM署名を使っていた場合、メッセージはDMARCポリシーに抵触したものとはみなされません(この時、メッセージは、ポリシーをp=noneと設定していた時と同様に処理されます)。SPFパス検証が承認リストのドメインに一致した場合にもこれと同じ事が起こります。現在の承認リストが今後はDMARCのホワイトリストとしても使われる事にご注意下さい。最後に、DMARCはMDaemonのVBRシステムと統合され、Ctrl+S
| 送信者認証 |
VBR認証へ新しいオプションが追加されました。ここで行う設定により、DMARCチェックには失敗したものの、信頼するVBRサービスプロバイダの1つ以上から認識されてさえいれば、DMARCのポリシー違反を無視する事ができるようになります。このオプションはデフォルトで有効です。VBRの詳細については
https://www.altn.com/email-certification/を参照してください。VBR (RFC
5518)の標準化、おめでとうございます!
認証結果のヘッダはDMARCの処理結果を含むものへと拡張されました。認証結果(Authentication-Results)ヘッダにはデバッグの目的で、メッセージへ直接的なアクションは必要のない、ドメイン所有者から要求されたDMARCポリシーなどの情報が、コメントとして含まれている点にご注意下さい。DMARCポリシーはチェックで「失敗」したメッセージにのみ適用されるため、例えば、DMARCチェックの結果が「承認」されれば、DMARCポリシーの内容は気にする必要がありません。これと類似したものとして、DMARCチェックの結果が「失敗」でポリシーが「拒否」であればメッセージはローカルポリシーに従って受信される事になります。このヘッダを使う場合は、アカウント毎のフィルタリングをお勧めします。「X-MDDMARC-Fail-policy:
quarantine」や「X-MDDMARC-Fail-policy:
reject」ヘッダを持つメッセージはスパムフォルダへ格納するようフィルタリングする事もできます。MDaemonは「X-MDDMARC-Fail-policy:」ヘッダを全ての受信メールから取り出します。
メッセージはRFC
5322.From対しDMARCセクション15.1に準拠したものでなくてはならず、そうでないものは基本的に(RFCで定義された)RFC5322.Fromの仕様に準拠していないものとして、DMARC処理は正常に実施されません。
Ctrl+S | 送信者認証へ新しい画面が複数追加され、ここではDMARCの利用に関する様々な設定を行う事ができます。
DMARCはSPFやDKIMのメカニズムを基にした認証機能である事から、SPFやDKIM認証が有効になっている必要があります。DMARCはこれらの認証のどちらか又は両方の技術を有効にしていないと実際の成果はありません。UIではこれらの認証の有効化が行われます。
DMARCReporterはDMARC
XMLレポートを読み込んで読みやすいHTMLへ変換してくれるツールです。これは\MDaemon\App\フォルダへインストールされます。使用方法についてはDMARCReporterReadMe.txtをご覧ください。
[9843] 画面を一新したMDAEMON REMOTE ADMINISTRATION
Remote
Administrationの管理画面を一新しました。「モバイルデバイス管理」は簡単にアクセスできるよう上位のメニューへ配置しました。他のメニューもMDaemonのレイアウトに近いものへと変更し、より適切な場所へと移動しました。操作に応じたヘルプ画面が追加されました。
[10279] ACTIVESYNCサーバーがサーバー上でのメール検索に対応 (MDaemon PROとActiveSync
ソフトウェアライセンスが保守契約期間内である事が必要です。)
MDaemonのActiveSyncサーバーがサーバー上でのメール検索に対応しました。ActiveSyncクライアントのドキュメントを読み、クライアントがこの機能に対応しているかどうかや、どのようにこの機能を利用できるのかを確認してください。検索インデックスはサーバー上で検索されたフォルダへ、SrchData.mrkとSrchIndex.mrkというファイル名で格納されます。
[13231] メーリングリストエンジンのアップデート
メーリングリストエンジンで複数の機能をアップデートしました。
[13196]
メーリングリストエディタを部分的に再構築しました。全てのヘッダ操作に関連する設定は設定ページから削除され、新しく独自のヘッダページを追加しました。また、メーリングリストの優先度の設定値は推奨されないものであったため削除しました。関連してメーリングリスト名をTo:ヘッダの「表示名」へ挿入するオプションは同じ画面のラジオボタンでのオプションと重複するため、不要な設定として削除しました。
[13198] メーリングリストエディタへ新しいオプションを追加し、
(「p=reject」や「p=quarantine」といった)制限用DMARCポリシーを公開しているドメイン所有者のメーリングリストから送信されたメッセージを拒否する事ができるようになりました。このオプションはデフォルトで有効です。制限用ポリシーを公開する事で、ドメイン所有者は、ユーザーがメーリングリストを購読したり、メール転送サービスを利用したり「この記事をシェアする」に似たサービスを効果的に禁止できるようになります。メーリングリストエンジンでこのようなメッセージを許可してしまう事で無関係なメンバーが自動的に購読解除されてしまう場合もあります。新しくFrom:ヘッダに代わるオプションを使えば、このオプションを有効にする必要はありませんが、失敗よりも安全を優先するべきでしょう。([13160]を参照してください。)また、(もしも既に存在する場合は)有効なメーリングリスト用DKIM署名を無効にする必要はなく、(Subject:ラベルやフッタへの追加など)有効利用するべきです。
[13160]
メーリングリストヘッダ画面へ新しいオプションを追加し、受信者のドメインが制御DMARCポリシーを公開している場合に警告する事ができるようになりました。このオプションはデフォルトで有効になっており、この設定はそのまま利用する事をお勧めします。これまでFrom:ヘッダデータはそのままの状態にしていました。これにより、最近のメーリングリスト管理者が直面しているYahoo,
AOL, その他が公開しているDMARC "p=reject"
ポリシーに関する問題解決に役立てる事ができます。このオプションはDMARCデータに依存したものであることから、DMARC処理が無効になっている場合は何も行いません。From:ヘッダがこの機能によって書き換えられると(1)メッセージにReply-To:ヘッダが存在しておらず
(2)かつ、メーリングリスト設定の中で、カスタマイズされたReply-To:を挿入する設定になっていない場合のみ、From:ヘッダのデータはReply
to:ヘッダへ移動します。
[5102] List-ID (RFC 2919)へ新たに対応しました。
List-IDを使う事でメーリングリストのList-IDメッセージヘッダへ短い説明文を挿入する事ができます。この説明はオプションで指定がなければ自分自身の識別IDを挿入します。ヘッダの説明文の例は次の通りです:List-ID:
。指定がない場合の例は次の通りです:List-ID:
。メーリングリスト自身のメールアドレスがメーリングリストの識別情報として記載されます。(誤った解釈のないよう"@"は"."へ変換される点に注意してください。)List-IDヘッダは社内のメーリングリストへのメッセージからは削除されますが、外部のメーリングリストから社内ユーザーに届くメールからは削除されません。
[13201] List-Post, List-Subscribe, List-Unsubscribe, List-Help, List-Owner,
List-Archiveのメーリングリストヘッダ (RFC
2369)に新たに対応しました。こうしたヘッダは(スペース的に余裕のあった)メーリングリストエディタのモデレーションタブの中で、URLが指定されていた場合に、メーリングリストのメッセージへ追加されます。これはRFC
2369で定義されている通り(例えば mailto:arvel@altn.com のように)URLで指定する必要があります。文書へ記載されている例をご覧ください。設定を行うと、全てのメーリングリストメッセージへ追加されます。データが正しくない場合は期待した動作となりません。
[13230]
月次で購読のリマインダーをメーリングリストへ送信する機能が搭載されました。有効にすると、MDaemonは毎月1日に全てのメーリングリストメンバーへリマインダー用のテキストを送ります。リマインダーメッセージはメーリングリストエディタのリマインダーページでカスタマイズできます。次のマクロがリマインダーのメッセージ内で利用できます。
- $LISTADDRESS$ はメーリングリストのメールアドレスへ置き換えられます。
- $LISTNAME$ はメーリングリストのメールアドレスのローカル部分へ置き換えられます。
- $UNSUBADDRESS$ はメーリングリストの購読解除用メールアドレス(基本的にはMDaemonのシステムアドレス)へ置き換えられます。
- $MEMBERADDRESS$ はリマインダーを受け取るメンバーのメールアドレスへ置き換えられます。
こうした設定に対して、メーリングリスト毎に異なる日時指定や、MDaemon
GUIへフルHTMLブラウザ/エディタの搭載、といった無駄に複雑にしてしまう構成は求めないで下さい。HTMLはお使いのHTMLエディタで生成したものをコピーして貼り付けてください。リマインダー送信を1日に行いたくない場合はMDaemon.iniで次の設定を行います:
"[Special]
ListReminderDay=X" Xは1から28までの数字へ置き換えて下さい。(カレンダーの計算式と連動してはいないので30や31は使わないで下さい。)
[13242] メーリングリストのReply-Toの値の設定を拡張しラジオボタンで簡単に(1)Reply-Toを変更せずにそのままにする
(2)Reply-Toへメーリングリスト名を使用する (3) Reply-Toへ任意のアドレスを使用する のどれかを選択できるようにしました。
[13263] SMTPサーバーのアップデート
MDaemonのSMTPサーバーで複数のアップデートを行いました。
[13243] RFC 3463 (Enhanced Mail System Status
Codes)に新たに対応しました。これらのコードでより高度なレポーティングや自動化が行えるようになります。このアップデートにより、拡張コードを埋め込むためにMDaemonのSMTPサーバープロトコルのストリングのほとんど書き換える事になりました。
その中で、コードの持ち方や呼び出し方を、よりシンプルで新しいものへとアップデートすることができました。また、RFC 2034 (SMTP Service
Extension for Returning Enhanced Error Codes)
に新たに対応しました。その結果、新しいESMTP拡張機能となるENHANCEDSTATUSCODESが追加されSMTP通信の中で、他のサーバーに対しても通知するようになりました。
[13264] RFC 3464 (An Extensible Message Format for Delivery Status
Notifications) と RFC 6522 (The Multipart/Report Media Type for the Reporting of
Mail System Administrative Messages) に新たに対応しました。
これはMDaemonのDSNレポーティングと完全に置き換えられます。全ての古いコードや機能は削除され新しいものへ変更されます。この変更により、MDaemonのDSNシステムは完全に標準に準拠し、他のMTAが提供する自動化ツールとも正しく連携できるようになります。DSNのフォーマットは大きく変更し標準仕様に準拠しました。これは、配送時の警告メッセージや配信失敗メッセージはRFCで定義されたものを使うことになり、管理者がカスタマイズできないようになった、という事です。メッセージはローカライズはできてもカスタマイズはできません。メッセージの「件名」情報は変更できますが、推奨はしていません。DSNへ含まれるデータはMIME
multipart/report形式となり、今後は元のメッセージを添付ファイルとして送信することはありません。代わって、仕様で推奨されている通り、元のメッセージのヘッダのみmultipart/reportメッセージのtext/rfc822-headers
MIMEセクションへ含まれます。宛先MTAが対応している場合の拡張ステータスコードの送信など、レポートに関するほぼ全てのオプションコンポネントが実装されました。DeliveryWarning.datとDeliveryError.datを削除しました。
Ctrl+Q |
DSNオプション画面をアップデートしました。編集ボタンを削除し、「配信不能のリストメール用DNSの生成しない」の古いオプションを削除しました。MDaemonは配信不能のメーリングリストメールにはDSNの生成は行いません。メールに含まれる各要素の用途や意味を知りたい場合は、RFCを参照してください。MDaemonはDSNへSession-IDとQueue-IDを付与します。Session-IDは実際の配送に使われたメールセッションや処理イベントを識別するために生成される機能的にユニークな値の事です(これは新機能ではなく、これまで特に使用されていなかっただけのものです)。Queue-IDはキューの中にあるメッセージファイルを識別するための機能的に重複のない値です(実際のファイル名です)。「機能的に重複のない」とは、実際には完全に個別に割り当てられたものではないものの、長い期間の間には重複する値を使う事がないため、現実的には重複する可能性がとても低いという意味で、重複することが完全にない事を保証するものではありません。
[13475] RFC 3848 (SMTP and LMTP Transmission Type Registration)
に新たに対応しました。これはReceivedヘッダの「WITH」節の値に準拠します。つまり「ESMTP」は認証されておらずSSLではないセッション、「ESMTPA」は認証済セッション、「ESMTPS」はSSLセッション、「ESMTPSA」は認証済のSSLセッション、を示すことになります。MDaemon独自の「MULTIPOP」と「DOMAINPOP」はIANAレジストリでは定義されていませんが、今後も継続して使われます。
[13312] 送信者認証のアップデート
[13292] MDaemon SPFの実装を、最新仕様(RFC 7208)へアップデート:
セクション 4.6.4: DNSクエリで発生するSPF処理の上限数を定めました。次の文字列がDNSクエリに入ります:"include", "a", "mx",
"ptr",
"exists"メカニズムと"redirect"変換。また、各'A'レコードルックアップが"mx"メカニズムの中で最大10回となり、mxのカウント処理中に実行されるようになりました。10回に到達するとその後のSPF処理は停止し、SPF結果は破棄され、パーマネントエラーが仕様に基づき記録されます。セクション
4.6.4:
"ptr"リソースレコードのカウントが10回に制限されますが、10回を超えたものは単純に無視され、仕様に基づきパーマネントエラーの生成は行いません。
セクション 4.6.4: "void"ルックアップ回数に上限を定めました。(a)ドメインが存在しない場合
(b)応答がない場合のルックアップ回数は、仕様として定義されています。SPF処理でこの上限に達すると、仕様に基づきパーマネントエラーが生成されます。新しいCtrl+S
| 送信者認証 | SPF検証の画面にてvoidルックアップの回数を何度まで許可するか設定する事ができます。これは2回以下に設定する事はできません。
セクション 9.1:
ABNFがReceived-SPFヘッダ用にアップデートされたため、多少の変更が必要になりました。また、「mechanism」キーを追加し、どのメカニズムに一致したのかを確認できるようになりました。タイミングによってどのメカニズムにもマッチしない場合は「default」というストリングが呼び出される点にご注意下さい。また、9.2ではAuthentication-Resultsヘッダ(RFC
7001)の使用方法についてのガイドラインを説明しており、対象のヘッダもこれに伴ってアップデートされました。
結果としてAuthentication-Resultsが改良され、MDaemonは今後 X-MDPtrLookup-Result,
X-MDMailLookup-Result,
X-MDHeloLookup-Resultのヘッダの生成を行わなくなります。これらヘッダは受信メールから取り除かれ、MDaemonでも今後生成したり、使用することはなくなります。
[13313] MDaemonの「Message Header Field for Indicating Message Authentication
Status (RFC
7001)」の実装部分をアップデートしました。最新の仕様はAuthentication-Resultsヘッダに準拠する事になっています。これによりAuthentication-Resultsヘッダのフォーマットへ変更が加えられ、以前と大きく違うものになりました。PTR,
HELO, MAILの逆引きはRFC 7001 (例: 区別するためのコメント付きPTR, HELO,
MAIL用iprev及びpolicy.iprev)に基づきABNFを使用する事となりました。また、複数個所で不適切に使われていたptypesとその値を修正しました。また、ヘッダテキストの中でDNSのルックアップの失敗によっては矛盾を引き起こすものを幾つか見つけたため、それらの修正を行いました。
[13314] "Authentication-Results Registration for Vouch By Reference Results (RFC
6212)"を実装しました。私はVBRの著者の一人ではありますが、RFC
6212を定義した友人Murrayへ、VBRの結果をAuthentication-Resultsヘッダを使って標準化する話をしていませんでした。そのせいで私は3年間ブラックホールにいることになったのです。MDaemonはRFCに準拠し、複数のVBRホストが使用された際、Authentication-Resultsへ複数のVBRセクションを設けるようになりました。
[13316] "Authentication-Results Registration for Differentiating among
Cryptographic Results (RFC 6008)"を実装しました。
このことで各DKIM署名が標準化された方法で付与されることになりました。これまでMDaemonは全ての署名結果を記録しておらず、結果として署名の結果は仕様に準拠したものではありませんでした。MDaemonはRFCに準拠し、複数のDKIM署名が使用された際、Authentication-Resultsへ複数のDKIMセクションを設けるようになりました。
[13315] Ctrl+S | 送信者認証 |
VBR証明書へ新しいオプションを追加し、VBR-Infoヘッダを持たない受信メールに対してもVBR検証を強制するようになりました。通常このヘッダは必須ですが、なかったとしてもVBRは正しく機能します。ヘッダがない場合MDaemonは"all"メールタイプとしてVBR認証局へ問合せを行います。このオプションはこれまでのバージョンでも存在していましたがUIにはないものでした。また、これまでのバージョンでこの設定はデフォルト値を有効としていましたが、クエリとして保存するため、このデフォルト値を無効にしました。必要に応じてこのオプションを有効にしてください。また、これまでのバージョンでは、こうした状況ではデフォルトの認証局(MDaemonのサービスであるvbr.emailcertification.orgです)を使用していましたが、今後は信用するVBR認証局それぞれに対して問合せるようになります。spamhausはVBRのDWLリストから削除されましたのでご注意下さい。
http://www.spamhauswhitelist.com/en/usage.html
で詳細と使用法をご確認頂けます。コンプライアンスの中でSpamhausの利用が必要など、MDaemonでこのリストを使いたいという場合には、Ctrl+S |
送信者認証 | VBR認証局 で信頼する認証局の一覧へ追加してください。
[13139] MDaemonのDKIM実装を最新の仕様(RFC
6376)に合わせてアップデートしました。また、DMARCの失敗レポートでオプションとして使用されるヘッダと本文の標準化されたデータを別途保持する機能を追加しました。さらに、Authentication-ResultsヘッダへRFC
5617で定義されているADFP処理の結果を追加するようになりました。最後にRFC 6651はlibdkimのアップデートを必要とします。Ctrl+S |
送信者認証 | DKIMオプションへ送信時の署名としてRFC 6651
"r=y"タグを追加するオプションを搭載しました。これによりDKIM失敗レポートは別処理されることになります。こうしたレポートを受け取るには、DNSのTXTレコード内でのDKIMレポートやADSP
TXTレコードのアップデートが必要です。シンタックスやDKIM検証に失敗したメッセージの処理についての詳細はRFC
6651を参照してください。正しく設定していれば、DKIM検証に失敗した際、AFRF失敗レポートが外部のソースから届く事になります。これはDNSの設定が必要になるため、デフォルトでは無効に設定されています。また、Ctrl+S
| 送信者認証 | DKIMオプションへRFC 6651
"rs="タグに準拠するかどうかを指定するオプションを追加しました。このタグで、外部のドメイン所有者はSMTP拒否のストリングをカスタマイズできるようになり、MDaemonではこのドメインに関するDKIM処理の結果としてそうしたストリングを確認できるようになります。このストリング空白や数字から始まる事や、\r,
\n,
\tを含む事はできません。こうした文字列を使った場合はMDaemonはこれらを無視しますが、それ以外は正常動作します。この設定はデフォルトで有効です。MDaemonがDKIMに関わるSMTP拒否で具体的にどういったエラーを返しているのか、第3者に知られる事に抵抗を感じる場合は、この設定を無効にしてください。通常、ここでのメッセージは「550
5.7.0 Message rejected per DKIM
policy」といったものです。カスタマイズされたストリングが(存在している場合で、且つ)使用されていた場合は「550
5.7.0」の部分のみがそのまま表示されます。
変更点と新機能
- [12535] MDaemonがTLS 1.1と1.2に対応しました。Windows 7 / Server 2008 R2以降が必要です。
- [13040] Ctrl+U |
パスワードへ新しい機能を追加し、強固なパスワードを必須とした際パスワードの最少文字数を指定できるようになりました。設定できる最少値は6文字ですが、より大きな文字数の指定をお勧めします。この設定を変える事で、最少文字列に満たないユーザーへすぐに適用されるわけではなく、ユーザーがパスワードを次回変更するタイミングから、この設定が適用されます。
- [13197] メッセージリコールの通知メールの結果におけるSubject: textの表示を改良しました。また、リコール要求の「RECALL
Message-ID: 」におけるヘッダ+値を指定できるようにし、簡単にコピーや貼り付けができるようアップデートしました。
- [12308] Alt+M | ActiveSync
|オプションの新しいチェックボックスから、全体のActiveSyncのWBXMLとXMLデータをログに残す事ができるようになり、Alt+F2
|オプションではドメイン毎、アカウントエディタ |
ActiveSyncデバイスページからは個々のユーザーの個々のデバイスのログを残す事ができるようになりました。
特定のユーザーが使う全てのデバイスに関するログを残せるようになりましたが、全てをONにする設定とする画面スペースがなく、同じ操作を繰り返して頂くことで、デバイスの有効化/無効化を行って頂きます。ここでの設定では「はい」「いいえ」「継承」のいずれかから選択できます。継承
(inherit)とは上位のレベルの設定を引き継ぐという意味で、ユーザーのデバイス設定はドメイン設定から、ドメイン設定はグローバル設定から引き継ぐという意味です。ログはデフォルトでオフに設定されていますが、デバッグの際に利用すると便利です。
- [12762] ユーザー毎に使用できるActiveSyncデバイスの最大数を指定するオプションを追加しました。Alt+M | ActiveSync
|オプションからの場合には全体設定として、Alt+F2 |オプションのドメインからドメイン毎の設定、ユーザーのアカウントエディタ |
ActiveSyncデバイスからアカウント単位での設定が行えます。全体(グローバル)設定として、0を指定すると無制限となります。ドメイン設定で0を指定すると、グローバル設定を継承し、ユーザー単位での設定で0を指定すると、ドメイン設定での値が継承されます。デフォルトでは全ての値が0で設定されています。
- [12982]
ActiveSyncのホワイトリストとブラックリストでデバイスID、デバイスタイプ、ユーザーエージェントを指定することができますが、デバイスOSは指定できません。設定画面上で、表記が正確ではなかったため、これを修正しました。
- [12981] メインUIの中のメッセージキュー画面にある「サイズ」列のヘッダを「サイズ(Bytes)」へと単位の表記をするようにしました。
- [12454] Ctrl+Q |
Holdingキューの設定画面を再構成しholdingキューが無効な場合でもbadキューサマリメールが届くようにしました。設定画面上で、本来は無関係なこれらのオプションであることを正しく表記できていなかった点を修正しました。
- [12374] 日次クオータレポートの件名を設定するオプションを Ctrl+O | システムからCtrl+U | クォータ
へ移動しました。この設定がいくつかのケースでは、有効になっていなかった問題も修正しました。
- [13108] MSAポートを使って認証失敗が発生した際のSMTPエラーメッセージを改良しました。
- [9642] ドメインやユーザー毎に作成したドキュメントフォルダを表示するようUIをアップデートしました。
- [8619] 「アカウントの作成」テンプレートにおいて、次の新しいマクロを追加しました。これらの値は小文字で表記されます:$USERFIRSTNAMELC$,
$USERLASTNAMELC$, $USERFIRSTINITIALLC$,
$USERLASTINITIALLC$。「アカウントの作成」のデフォルトテンプレートでは、これらのマクロを使用するようになります。インストール時のデフォルト設定を使っているか、変更しているかによって、この設定の影響を受けるか、受けないかが変わります。念のため、Ctrl+T
| テンプレートマネージャ | 新規アカウント でアカウント作成時に使用されるマクロを再確認してください。
- [6172]
UIのウィンドウポジションやレイアウトの保存方法を変更しました。まず、設定用のセッションとメインUIはそれぞれのウィンドウポジションや選択したアイテムやレイアウトを共有したり上書きしあう事がなくなります。次に、サービスの介入を許可しない最近のWindows
OSでMDaemonを稼働させている場合に、MDaemonはウィンドウポジションはレイアウトの保持を行わなくなります。これにより、不要な値の書き込みや読み込みにかかっていた時間を節約することができるようになりました。
- [13121]
これまでのDomainKeysメッセージの認証システムに関する設定は全て削除されました。DomainKeysは古い技術であり、現在はMDaemonでも継続して対応しているDKIMがそれに代わる認証システムとして使用されています。Ctrl+S
| 送信者認証
のUIダイアログの中にはDomainKeysとDKIMに関連した設定もありましたが、幾つかを再構成しDomainKeys関連オプションは削除されました。.DATファイルの中にはDomainKeysに関するコメントが残っている可能性がありますが、新規インストール時にはこうしたコメントはなく、残っているものについても特に影響はありません。インストール処理ではDomainKeys.dllを削除し、MDaemonのスパムフィルタ用スコアファイルのアップデートを行います。
- [13124]
HashCashに関連した機能が削除されました。この技術は定着する事がありませんでした。インストール処理ではHashCash.dllとHCMint.datファイルを削除し、クリーンアップ処理を実行します。
- [13125] Sender-IDに関連した機能が削除されました。この技術は定着する事がありませんでした。
- [9728] MDaemon Remote
Administrationでメッセージ数と全体サイズを基に上位のメッセージ送信者を確認できるレポートが搭載されました。
- [9546]
WorldClientとLookOutテーマで別ファイルを同名でアップロードしようとした際、ファイルのアップロードを行うかどうかを確認するウィンドウが表示されるようになりました。
- [9696] LookOutテーマでファイル名の隣にチェックボックスを追加し、ユーザーが簡単に選択できるようにしました。
- [13110]
WorldClientの設定ページをテーマにあったシンプルな画面へアップデートしました。設定画面へ「受信箱へ戻る」ボタンを追加しました。フィルタ一覧は各フィルタの情報が分かりやすくなるよう更新しました。フィルタの作成・編集処理をメインウィンドウから切り替え後のウィンドウへ移動しました。ユーザーがフィルタを移動するのに合わせて、フィルタの順番をアップデートするように変更しました。フォルダの作成はメインページから切り替え後のページへ移動しました。共有フォルダダイアログはメールアドレスの追加と削除の機能に限定し、編集は行えなくなりました。アクセス権の設定はユーザーを追加した場合のみ行えます。他にも表示方法を変更しましたが、元の機能をそのままお使い頂けます。
- [9675] LookOutテーマで、コピー・移動先のダイアログでのみフォルダタイプを表示するよう変更しました。
- [9673]
WorldClientとLookOutテーマで、ドキュメントフォルダをローカルマシンへドラッグする機能を追加しました。ただ、Chromeのみがこの機能に対応しており、他のブラウザは何もしないか、デスクトップへショートカットを生成します。
- [9693]
WorldClientとLookOutテーマで、メッセージ作成画面から「添付」ボタンを押すと、ユーザーはWorldClientでアクセスできるドキュメントをソートしたり、検索したりできるようになりました。
- [12352] SPF処理がIP6メカニズムに起因して停止してしまう事がなくなりました。
- [13192] WorldClientテーマのフォルダ画面が前回のセッションでユーザーが設定したウィンドウサイズを保持するようになりました。
- [7222] 全てのテーマで選択したメッセージを.emlファイルとしてローカルへ保存するボタン又はリンクを追加しました。
- [10607] EXPNとLISTコマンドがアルファベット順に結果を返すよう変更しました。EXPNでは本名や「n/a」を返す事がなくなります。
- [13199] サブアドレスがメールボックス用エイリアスでも動作するようになりました。
- [9854] MDaemonのRemote Administrationレポートを、該当機能が使われていない場合には表示しないよう更新しました。
- [12291] ルーティングログで、原因となるTo:やFrom:のヘッダ値を全て表示するよう更新しました。
- [10366] LookOutとWorldClientテーマのメッセージ一覧の高度な検索から、検索結果を保存できるようになりました。
- [5825] Ctrl+O | 初期設定 |
UIへ新しい設定を追加し、UIで使っていたnotepad.exeではなく、任意のテキストエディタを設定できるようになりました。ただし、notepad.exeはデフォルトで別のエディタを指定しない限り、このエディタが使用されます。
- [13161]
badキューでリモートの宛先用に処理されたメッセージがリモートキューへ戻るようになりました。また、ルーティングログではそれぞれでメッセージが処理された際、LOCALやBAD
QUEUEを表示するようになり、badキューは独自の色で色分け表示されるようになりました。また、新しく作成されたローカルユーザー向けエイリアスに宛てられたメッセージでbadキューにあるものについては警告されるようになりました。
- [12488] 日次処理としてbadキューのファイルを削除するチェックボックスはCtrl+O | 初期設定 |
ディスクから削除され、ファイルの削除を行うまでの日数を指定するようになりました。そのため全てのファイルを削除するのではなく、指定日数を超えたファイルを削除するよう変更されました。デフォルトの値は0に設定されており、これはファイルを削除しないという意味です。もしも古いオプションを有効にしていた場合、新しいオプションは1または指定された日数へと書き換えられます。
- [13188] 転送アドレスのフィールドの長さを256文字から512文字へと変更しました。
- [13273]
MDaemonが自動生成するメールアドレス設定が、正しいFrom:とReply-To:を使うようアップデートしました。また、内部メールアドレスでsales@やsupport@を含んだアドレスの幾つかを廃止しました。
- [5142] Ctrl+O | 初期設定 | その他
へ新しい設定を追加し、MDaemonが転送したメッセージがbadキューへ送られた場合にそのメッセージ転送をスキップできるようになりました。有効にすると、該当のメッセージはリトライキューへ送られます。無効にすると、メッセージはbadキューへ送られます。この機能はデフォルトで無効になっており、以前の設定を引き継ぐ設定になっています。
- [9407] Ctrl+O | 初期設定 | その他に新しい設定を追加し、
(ブラックリストを使用するオプションが有効になっていた場合に)MDaemonが個人用ブラックリストからのメールを削除するようになりました。これまで、こうしたメールはbadキューへ移動していました。今後はこのオプションを有効にする事で、該当のメールを削除できます。デフォルトでは、以前の挙動と同様にするため、この機能は無効になっています。
- [13219] Quota.msgファイルを、MultiPOPでアカウントのクォータ制限を超過した場合を考慮してアップデートしました。
- [12862] MDaemonで現在よりも頻繁に正しいfqdnドメインを検出し、使用するようになりました。
- [7270] 多くのご要望に応えて :) Ctrl+O | 初期設定 | その他
へ新しいオプションを追加し、MDaemonで複数のメーリングリストへメール送信する際、重複した宛先を削除する事ができるようになりました。例えば、list-a@domain.comとlist-b@domain.comの両方にarvel@altn.comが入っていた場合、2通ではなく1通のみが送信される事になります。この手法における問題点(となぜこの設定や類似した重複削除の手法を使うべきではないかという理由)は、宛先ユーザーが、実際にどのメーリング宛てのメールを優先して受信したいのかを判断する方法がないという点です。メーリングリストはそれぞれのソフトの設定やエンドユーザーの利用方法によって大きく異なります。そのため、このオプションを有効にする事で、何かしらの悪影響を考慮する必要が生じます。メーリングリストは、偶然1台のMDaemon上で管理されていたという事以外に関係性はありません。つまり、意味がないという事です。この機能は複数の独立したメーリングリストに送る個々のメッセージ内容を操作するものではありません。この「機能」はメーリングリスト以外のRCPT値を操作するものではありません。つまり、メッセージが同じSMTPセッションの中でlist-a@domain.comとlist-b@domain.comとarvel@altn.comに送られ、arvel@altn.comがlist-aとlist-bの両方に属していた場合には、2通のメールを受信するという事になります。
- [13290] アカウントエディタとテンプレートマネージャが次のようにアップデートされました:
「ホワイトリスト」というタブが追加され、ホワイトリストに関連したオプションを、オプションタブからこのタブへ移動しました。これで作業できるUIが増えました。また、新しいホワイトリストタブの解説にはスパムフィルタや自動応答機能の上書きに関する注意事項を表示してはいますが、これまでのように他の画面のオプションについて不安を感じる事のないよう、グレーアウトはしていません。
- [10816]
badキューの右クリックで送信先アドレスをスパムハニーポッド用アドレスとするメニューを追加しました。アドレスはローカルドメインで警告用ポップアップを出す事ができる既存のアカウントである必要があります。
- [3432]
自動応答のスケジュール機能で、曜日の隣にチェックボックスを追加し、アップデートしました。自動応答のスケジュール設定時の開始日と終了日の設定で、任意の曜日を選択し、その曜日のみ自動応答が機能するようになりました。既存の自動応答は既存の設定通り指定された間は毎日実施されますが、必要に応じてこちらも変更してください。これ以上「私がイラクのテロリストと戦っている間、年で6か月間は自動応答を止めたい」や「離婚した妻との間にできた子供たちと会うため2週に一回の週末だけ自動応答を止めたい」といった、この機能を複雑にするようなリクエストをしないようお願い致します。
- [13294] モバイルテーマでメール転送オプションが追加されました。
- [13297] Alt+M | ActiveSync |
デバイスでドメイン毎にデータを確認できるようになり、ドメイン毎にメールアドレスでソートできるようになりました。また、「お待ちください」のポップアップボックスが表示されるようになりデータが処理中であることと、サーバーがロックされている状態でないことが確認できるようになりました。
- [12950] WorldClientとLookOutテーマのデフォルト表示オプションへ「ドキュメント」が追加されました。
- [12528]
WorldClientでフォルダ共有画面の「サブフォルダへ適用」ボックスをチェックする事で、フォルダとサブフォルダへ共有時のアクセス権を設定できるようになりました。
- [12842] 管理者がWorldClientへカスタムボタンを追加する事ができるようになりました。
- [13006] 無効化されたローカルアカウント宛のメッセージがbadキューへ移動するのではなく無視されるようになりました。
- [9697]
ドキュメントフォルダへアップロードする個々のファイルのサイズ上限を指定する機能を追加しました。設定を行うにはdomains.iniでMaxAttachmentSize=
を追加します。デフォルトは0で制限はありません。
- [9695]
ドキュメントフォルダへアップロードする個々のファイルをファイルの種類で制限する機能を追加しました。設定を行うにはdomains.iniで"BlockFileTypes=exe
dll js"または"AllowFileTypes=jpg png doc docx xls
xlsx"を追加します。BlockFileTypesが優先されます。つまり、同じ拡張子が両方の行に含まれていた場合は、その拡張子はブロックされます。指定が空だった場合、チェックは行われません。拡張子は空白か","で区切ります。"."も使用できますが、必須ではありません。
- [2095]
MaxComposeAttachSizeを超えた添付ファイルを編集画面から添付する事を禁止する機能を追加しました。値はdomains.iniへキロバイトで指定します。
- [2687] 編集画面から添付ファイルのサイズが表示されるようになりました。値はKBで表示されます。
- [13441]
WorldClientとLookOutテーマで、メッセージの添付ファイルをデスクトップへドラッグする機能を追加しました。これはChromeにのみ対応しています。
- [11345] WorldClientのオプション |
編集 画面で、デフォルトのReply-Toアドレスを設定する機能を追加しました。Lite,Mobile,LookOutテーマでは、詳細オプション画面で設定が行なえ、WorldClientテーマではReply-To入力欄が表示されています。
- [12886] WorldClientのオプション | 初期設定でメッセージの添付ファイルの表示を「常に」「いいえ」「画面で決定」から選べるようになりました。
- [4758] Ctrl+S |
セキュリティ設定で指定する信頼するホストと信頼するIPエディタが分割され2つそれぞれの画面になりました。追加したエントリにコメントを記載できるようになりました。14.50の初回インストールでは古いRelay.datファイルをTrustedHosts.datとTrustedIPs.datへ変換します。Relay.datはその後削除されます。この変更とこれに似た他の設定でのUIでもIPv6対応に向けた長いIPアドレス指定を行えるようにアップデートしました。
- [9075] タイムゾーンを選択し、保存した後の選択ボックスを変更しました。何も選択されていない場合はサーバーのデフォルトタイムゾーンが使用されます。
- [6004] メールの作成画面のTo:フィールドへメール送信グループ名についてもオートコンプリート機能を追加しました。
- [6445] 自動応答をクライアントの設定に合わせた時間で処理するようにしました。
- [12335] WorldClientとLookOutテーマで予定表から予定一覧を表示できるようにしました。
- [8204] WorldClientのオプション | 予定表へデフォルトリマインダーオプションを追加しました。
- [12162] LookOutテーマでお気に入りフォルダを展開したり縮小したりする機能を追加しました。
- [6724]
WorldClientへ強固なパスワード要求のドロップダウンリストを追加しました。パスワードの隣のアイコンをクリックするとパスワード要件を満たしていない事を確認できます。
- [13528] WorldClientのMobile以外のテーマで、イベントの作成や編集を行う際、出席者名をオートコンプリートで入力できるようにしました。
- [13520]
日次処理イベントの中にACLファイルのクリーンアップ処理を追加しました。また、\App\の中にACLFIX.SEMを作成する事でクリーンアップ処理を即時実行できるようにもなりました。
- [13544]
アカウントのエクスポート(Accounts.csvファイル)時に、デフォルトでパスワードを含まないようになりました。推奨はしていませんが、パスワードを入れたい場合は、MDaemon.iniへ次の設定を追加してください:
[Special] ExportPasswords=Yes
- [13283] WorldClientで新しい予定のデフォルトの長さを設定するオプションを追加しました。
- [13594] ログに記録される日時表示において、ミリセカンド値(000から999)も追加で記録するようになりました。
- [13604]
MDaemonが状況によってメッセージへ挿入するAuthentication-ResultsとX-Authenticated-Senderヘッダで、実際のメールアドレスではなく、SMTPサーバーへ認証用に送信した実際のメールアドレス(実際のアカウントに対するエイリアスアドレスも含みます)を使用するようになりました。
これにより潜在的なアドレス収集に対する問題を防ぐ事ができるようになります。
- [12298]
ダイナミックスクリーンで拒否されたIPアドレスについてWorldClientからがpostmasterへ送信されるメッセージへ、実際に接続を試みたユーザー名が記録されるようになりました。
- [13367] WorldClientがRPostを使ったセキュアなメール暗号化に対応しました。この機能はオプションの「作成」から有効化することができます。
- [13618] モバイルテーマ - 編集画面からメールへファイルを添付する機能を追加しました。
- [13655] MDaemonのアクティブセッション一覧でSSL/TLSの利用状況が表示できるようになりました。
- [6022] WorldClientのLite, LookOut,WorldClientテーマにおいて、連絡先ピクチャー機能を追加しました。
- [13533] WorldClientテーマで対象のフォルダにのみ、コピー/移動のダイアログを表示するようにアップデートしました。
- [12435] Ctrl+O | 初期設定 | ディスク
画面で確認できるディスク容量をKBからMBへ変換しました。新しいデフォルト値では、残り100MBで警告メッセージが表示され、10MBで自動シャットダウンが実施されます。この値は任意のものに変更する事ができ、以前の設定を引き継ぎます。
- [5592]
クォータを超過したメッセージ拒否は、複数の宛先に対するものであった場合、DATAの後には実施されなくなります。代わりに、メッセージはクォータ超過アカウントへも配信されてしまう場合があります。ただし、クォータ超過アカウントに対する再送処理は拒否されます。この変更は一通のメッセージが複数の宛先へ送信された際、一人でもクォータを超過していると全員にメッセージが送信されない、という問題を回避するために必要な変更でした。また、クォータのチェックはDATA処理が完了した直後に実行されるようになりました。
- [13780]
リストエディタでリストメンバーをダブルクリックすると、メンバーの設定が表示され、そこから編集が行えるようになりました。エントリを削除して作成し直すのではなく、変更できるようになりました。この処理を行う際、編集した内容を保存できるよう「削除」ボタンが「変更」ボタンへと変換されます。画面にある別のボタンを押すと「変更」モードへ切り替わります。
- [13775] メーリングリストエディタの「投稿のみ/ノーマル」ボタンを「投稿のみ」へ変更しました。
- [13790] Ctrl+S | 送信者認証 |
SMTP認証へ、全てのSMTPセッションでAUTHを必須とする新しいオプションを追加しました。これは受信する接続元全ての確認を行うような、特定の設定に対して便利な機能です。有効にすると、MDaemonは、DATAに対して、セッションが認証されるまで5xxエラーコードを返します。このオプションは「メール送信者と認証情報の一致が必要」のチェックボックスと連携します。信頼するIPやローカルのループバックアドレスからの接続は、このオプションの影響をうけません。このオプションはデフォルトで無効です。
- [13789] Ctrl+S | SSL & TLS |
MDaemonに、受信する全ての接続にSTARTTLSを強制的に使用するための、新しいオプションを追加しました。これは受信する接続元全ての確認を行うような、特定の設定に対して便利な機能です。有効にすると、MDaemonはMAILに対して、STARTTLSでの接続に成功するまでエラーコードを返します。信頼するIPやローカルのループバックアドレスからの接続は、このオプションの影響をうけません。このオプションはデフォルトで無効です。
- [13796] MDaemonが処理できないセマフォファイルを検出した場合に、システムログへ記録するようになりました。
- [13245]
ActiveSyncサーバーから、共有予定表のイベントについて、フォルダへ書き込み権限を持たないユーザーに対してはリマインダーを送信しないように変更しました。
- [13821] SPFホワイトリストがSMTPエンベロープのメールアドレスにも適用できるようになりました。
- [13483]
ActiveSyncログビューアアプリケーションがMDaemonに同梱されました。\MDaemon\ASLogViewer\ASLogView.exeを実行してください。
- [14025] Ctrl+Q | "送信者に通知する時にオリジナルメッセージを含めて通知する"
オプションを削除しました。MDaemonのDSN(配信状況通知)システムは、オリジナルメッセージのすべてではなく、ヘッダ部分だけを含めて通知するようになりました。
- [14026] Ctrl+Q | "メッセージがRetryキューに置かれた時に送信者に通知する"
オプションを削除しました。MDaemonは、インターネット標準にしたがって、DSN(配信状況通知)を常に通知するようになりました。
- [14027] "配信不能のDSNメッセージをBadキューへ置く"オプションが、Ctrl+Q | Retryキュー画面から、Ctrl+Q |
DSNオプション画面へ移動しました。
修正点
- [12434] ファイルを手動で開いて編集するファイルの保存先となる、listadmins.datが存在しないなかった問題を修正しました。
- [13185] 幾つかの言語でのWorldClientテーマにおいて、ファイル選択をするボタンが途切れていた問題を修正しました。
- [13152] WorldClientテーマのInstant Messengerにおいて、いくつかの言葉が正しく翻訳されていなかった問題を修正しました。
- [13149] 幾つかの言語でのWorldClientテーマにおいて、高度な検索における文字入力のチェックボックスが他の項目と重なっていた問題を修正しました。
- [13187] Remote
Administrationから行われる幾つかの設定において、MDaemon管理画面で表示されるデフォルト値と異なる表示をしていなかった問題を修正しました。
- [13130]
WorldClientテーマとLookOutテーマにおいて、受信メールリストのページ切り替え時に正しくメールリストの表示が行えなかった問題を修正しました。
- [13184] quota.msgにおいて、thread-safeでないことで、データが欠落していた問題を修正しました。quota.msg
ファイルの更新時にDate:ヘッダが更新されるようになりました。
- [9616] X- headersを取り除くオプションを有効にしていた際、X-Spam-Flagヘッダも誤って削除されていた問題を修正しました。
- [13206]
幾つかの言語でのLookOutテーマにおいて、メールフォルダでマウスの右ボタンを押し、メニューからフォルダ共有を選択しようとした際、メニューバーの表示において、正しく表示されなかったり、途切れて表示されていた問題を修正しました。
- [13319] WorldClientテーマにおいて、メールを右クリックし、連絡先の追加、を選んでも連絡先へ追加されなかった問題を修正しました。
- [12988] WorldClientテーマにおいて、iOSデバイスでのプレビュー画面の表示が正しく行われなかった問題を修正しました。
- [12755] WorldClientの署名エディタにおいて、ソースウィンドウで行った編集を保存できない問題を修正しました。
- [13452] Remote
AdministrationにおけるIMAPフィルタにおいて、複数アドレスを指定した、転送/リダイレクトができなかった問題を修正しました。
- [13459] メーリングリストエディタにおいて、「適用」ボタンが正しく機能しなかった問題を修正しました。
- [13463] スパムフィルタのヘッダ/値を組み合わせた指定において、除外を指定したファイルが正しく機能していなかった問題を修正しました。
- [12452] デフォルト以外の場所へMDaemon を新規インストールした際にも、C:\MDaemonディレクトリを作成してしまう問題を修正しました。
- [5016] LookOutとWorldClientテーマにおいて、予定表の作成ボタンが、週間表示で選択された日付で使用できなかった問題を修正しました。
- [10337] WorldClientにおいて、大きな画像が添付されたメールを印刷した際、画像が切れて印刷されてしまう問題を修正しました。
- [13467] Remote
AdministrationのドメインマネージャホストのフィールドがMDaemonのフィールドと一致していなかった問題を修正しました。
- [13073]
WorldClientで、インスタントメッセージの受信時に、プラグインをインストールするようブラウザでポップアップが表示されるようになり、新着メッセージの音を無効化するオプションが追加されました。
- [13499] メッセージがBadキューへ入った際、Holdingキューと誤ってログに記録されてしまう問題を修正しました。
- [13650] 管理画面の分割表示していた位置情報が、再起動後に正しく保存されていなかった問題を修正しました。
- [12347]
メッセージがキューに保持されている有効期間のチェックを、配信処理の最後ではなく、メッセージ処理の最初に行うようにしました。これにより、メッセージがRetryキューへ予定以上に長く残ってしまう問題を修正する事ができました。
- [12712] ハッシュメッセージディレクトリ機能が有効化されていた場合、リコール機能が正しく機能していなかった問題を修正しました。
- [9251]
ドメインマネジャーにある、認証済みセッションに対するメッセージサイズのチェックを除外する機能に対して、認証済みセッションであっても最大サイズを指定できるように別の設定項目を追加しました。この方法で、認証されていないユーザーとは別の、認証済みユーザーに対しても最大メッセージサイズで制限する事ができます。
- [13208] Ctrl+P | DNS-BL | ホスト 画面へ 127.0.0.2 といった「DNS-BL
ホスト」の値へのルックアップを確認するテストボタンを追加しました。
- [13628] WorldClientとLookOutのテーマにおいて、送信済みメールを印刷すると、BCCヘッダが含まれて印字されない問題を修正しました。
- [12042] LookOutテーマにおいて、署名を作成する際、選択中のフォントサイズをデフォルトフォントサイズとして使用していなかった問題を修正しました。
- [12943] LookOutとWorldClientテーマにおいて、、2つの予定表を並べて表示すると、右側の画面がブランクになってしまう問題を修正しました。
- [13742] MDaemon AntiVirusがインストールされていないにも関わらず、Remote
Administrationで隔離キューが見えてしまっていた問題を修正しました。
- [12525] LookOutとWorldClientテーマで、IE11を使ったBlackBerry Wired Activationが「Loading
device(s)」で止まってしまう問題を修正しました。
- [13745] アカウントマネージャでアカウントの編集処理中、選択済のアイテムを保持できない問題を修正しました。
- [5631] WorldClientで空白の連絡先が生成されてしまう問題を修正しました。
- [8576]
LookOutテーマのメッセージプレビューで、インラインメッセージプレビューからメッセージプレビューを隠すことや、その逆ができなかった問題を修正しました。
- [13754] postmasterがメールを転送した際の、潜在的なメールループの問題を修正しました。
- [10486]
MDaemonがメーリングリストのメールを、メーリングリストのメンバーとして登録されている複数のグループに所属している宛先に対し、2重に送信してしまっていた問題を修正しました。
- [4360] アカウントのメールアドレスを変更した際、共有フォルダのACLがアップデートされなかった問題を修正しました。
- [11566] IE10を使ってWorldClientからプレーンテキスト形式のメールを作成すると、メール本文へ改行が加わってしまう問題を修正しました。
- [13432] Remote
Administrationにおいて、WorldClientのダイナミックスクリーンを正しく保存できていなかった問題を修正しました。
- [13186] Remote Administrationにおいて、日次クリーンアップ時間を正しく表示していなかった問題を修正しました。
- [13324] ActiveSyncの送信バイトの統計がMDaemon GUIでアップデートできていない場合がある問題を修正しました。
- [13526] WorldClientにおいて、CSVファイルとしてエクスポートした予定表に余分な行を挿入してしまう場合がある問題を修正しました。
- [13920] エイリアスを使った場合、一日毎の最大送信メッセージ数の上限設定を超えて送信できてしまう問題を修正しました。
MDaemon 14.0.3 - 2014年7月15日
変更点と新機能
- [13310] MDaemon Remote AdministrationとWorldClientインスタントメッセンジャーへ韓国語を追加しました。
修正点
- [13090] 会議の招集をActiveSync経由でiPhoneと同期した際、招集者が管理者として表示される問題を修正しました。
- [13234] アカウントのActiveSyncパブリックフォルダ設定がRemote
Administrationで保存された場合に同期できない問題を修正しあした。
- [13200] 設定によって、"554 Sorry, message looks like spam to
me"のメッセージがSMTPセッション内で2回送信されてしまう問題を修正しました。
- [13079] ドメイン毎のスマートホストが設定によって有効にならない問題を修正しました。
- [13015] 設定によってスマートホストで認証が行われない問題を修正しました。
- [13145] 設定によってスマートホストがAレコードルックアップの失敗を無視してしまう問題を修正しました。
- [8397] 設定によってメッセージを誤って返してしまう問題を修正しました。
- [13153] SMTPセッションのスパムフィルタスキャン中にエラーが発生すると、スパムフィルタでスキャンを行わない問題を修正しました。
- [13142] WorldClientテーマで異なるメールを印刷しようとすると、その前に選択していたメッセージを開く場合がある問題を修正しました。
- [12693] WorldClientとLookOutテーマにおいて、予定表が前後の日付にあるイベントを誤って表示してしまう場合がある問題を修正しました。
- [12648] モバイルテーマでパブリック予定表情報を編集できなかった問題を修正しました。
- [13204] アンチウィルスが有効になっている際、コンテンツフィルタで編集したメッセージがDKIM署名を破壊してしまう場合がある問題を修正しました。
- [13076] 新しいWorldClientのIMウィンドウが返信を入力する場所がない状態で起動してしまう問題を修正しました。
- [13151] WorldClientテーマの左側のカラムが言語によっては狭すぎていた問題を修正しました。
- [12299] Internet Explorer 8でLookOutテーマを使用した際、連絡先の名前を変更するとスクリプトエラーが発生する問題を修正しました。
- [13284] 繰り返し使用オプションを有効にした際、メモリーリークが発生する問題を修正しました。
- [13302] 自動応答メッセージで生成されるFromヘッダが正しくエンコードされない場合がある問題を修正しました。
- [13381] WorldClientやActiveSyncで会議招集を受諾した後、Outlook
Connectorを用いたOutlookで会議招集を確認すると、イベントが重複して登録される問題を修正しました。
- [13386] MDaemon Remote Administration
からグループを作成や編集をした際、テンプレートが意図せず割り当てられてしまう問題を修正しました。
- [13421]
同期間隔の間に、サーバとActiveSyncデバイスそれぞれでPIMアイテムへの変更を加えた際、PIMアイテムが同期の対象外となる問題を修正しました。
- [12415] ナレッジベースのKBA-02597に記載されている方法でインストールした
WorldClient の Standardテーマが MDaemon 14で正しく機能しない問題を修正しました。
MDaemon 14.0.2 - 2014年 5月14日
修正点
- [13156] メーリングリスト宛てのメッセージが Inbound キューに留まり続けてしまう問題を修正しました。
MDaemon 14.0.1 - 2014年 5月13日
特記事項
- [12974] WebAdmin は、MDaemon Remote Administration へと名前変更しました。
- [12975] ComAgent は、WorldClient Instant Messenger へと名前変更しました。
変更点と新機能
-
[9932] MDaemon Remote Administrationにおける、スパムフィルタのベイジアン画面において、手動での「学習」ボタンを追加しました。
-
[11288] MDaemon Remote Administrationにおいて、ログファイルの表示を別のウィンドウで行えるようになりました。
-
[12846] MDaemon Remote Administrationのロゴや色遣いが更新されました。
-
[10907] ActiveSyncのホワイトリストやブラックリストにおいて、ワイルドカードが使用できるようになりました。
-
[9949] MDaemon Remote Administration
のメールボックスレポートにおいて、メールボックスサイズやメール件数といった使用状況が表示されるようになりました。
- [12948] WorldClientテーマにおける選択項目において、チェックボックスをクリックしない限り、チェックボックスの選択を行ないようにしました。
- [12672] WorldClientとLookOutテーマにおいて、お気に入りフォルダのプロパティメニューへニックネームを付けられる機能を追加しました。
- [10957] WorldClientの オプション | 作成 ページへ、デフォルトのFromアドレスを選択できる機能を追加しました。
- [13037] WorldClientテーマにおいて、メッセージリスト内の日付フォーマットを見やすく変更しました。
- [12973]
評価版インストールのプロセスが簡略化されました。インストーラはこれまでよりも少ないお客様情報の入力を求め、自動的に評価版のキーを取得するようになりました。最初の評価期間は
14日間となり、[ヘルプ]->[MDaemon製品の登録]画面にある、弊社Webサイトへのリンクをクリックし、お客様情報をご登録頂くことで30日間に延長されます。
修正点
-
[13122] WorldClientにおいて、リモートからのコード実行が行われる可能性がある脆弱性を修正しました。
-
[12910] 統計データベースの圧縮時に、error 5 のエラーが発生する問題を修正しました。
-
[12289] MDaemon Remote Administrationからのメールボックスのサマリーレポートの表示画面にて、無効化されたクォータデータが表示される問題を修正しました。
-
[12930] MDaemon Remote Administrationを使って、メッセージの「コピー/移動」先として、パブリックフォルダが表示されなかった問題を修正しました。
-
[12921] WorldClientテーマにおいて"新規メール"ボタンの上に、クォータ設定状態が表示されている問題を修正しました。
-
[12925] ロシア語の選択をしつつ、WorldClientテーマを指定すると、ログインができない問題を修正しました。
-
[12926] イタリア語を使ったWorldClientテーマで、メールメッセージを開いたウィンドウがブランクとなる問題を修正しました。
-
[12903] WorldClientテーマの詳細モードを使って、メールを作成しようとした際、デフォルトのカーソルの位置が正しくなかった問題を修正しました。
-
[12834] ActiveSyncにおいて、共有フォルダへプライベートとしてマークしたPIMアイテムが隠されていなかった問題を修正しました。
-
[12887]
FireFoxを使って、WorldClientテーマから印刷を行った際、"このページでこれ以上ダイアログボックスを生成しない"のプロンプトが表示される問題を修正しました。
-
[12841] ActiveSyncにおいて、権限を持つユーザーでありながらも、すべての共有フォルダが表示されない場合がある問題を修正しました。
-
[12966] MDaemon Remote Administrationにおける コピー/移動
のダイアログが、パブリックフォルダのパスがとても長い場合、その長さに正しく合わせたサイズで表示されなかった問題を修正しました。
- [12883]
WorldClientテーマにおいて、カタロニア語を使用した場合、フォルダリスト内のすべてのメールを既読としたり削除するオプション操作が正しく機能しない問題を修正しました。
- [12911]
WorldClientテーマにおける"お気に入り"セクションが、メッセージリストのスレッド表示の切り替えが行われるまで、表示されない問題を修正しました。
- [12756] WorldClientテーマにおいて、メールの一覧表示をリサイズした際、未読メールのフィルタが無効化されてしまう問題を修正しました。
- [12979]
WorldClientとLookOutテーマにおいて、別ウィンドウのメール一覧から削除したメールが、一覧から削除されない場合がある問題を修正しました。
- [12890] LookOutテーマにおいて、別ウィンドウのメール一覧で拡張ボタンを押した際、メッセージのヘッダカラーが変更されてしまう問題を修正しました。
- [11854] LookOutテーマにおいて、メール一覧の2重線が返信済と転送済のフラグを隠してしまう問題を修正しました。
- [12769] LookOut と
WorldClientテーマにおいて、全てのメールをフォルダから移動させた際メールのプレビューペインがリフレッシュされていなかった問題を修正しました。
- [12877] WorldClientテーマにおいて透過pngをカスタムバナーとして使用した際、ログオン画面で透過処理が行われいなかった問題を修正しました。
- [12777]
WorldClientテーマにおいてメールをプレビューペインで読んだ後、次のメールへ切り替えると、スクロールが下がったままになっていた問題を修正しました。
- [9858] LiteテーマをiPadで操作した際、オプション | 個人設定が切り替わらない問題を修正しました。
- [12955] WorldClientテーマにおいて詳細検索の日時選択が機能していなかった問題を修正しました。
- [12924] WorldClientテーマにおいて未読メールが判定し辛かった問題を修正しました。
- [12902] LookOut と WorldClientテーマにおいて、特定のUser.iniの値が原因で、オプション |
個人設定ページがリフレッシュできなかった問題を修正しました。
- [13012] WorldClient Instant Messanger機能が有効でなくても、MDaemon Remote
Administrationから、インスタントメッセージ機能を有効にできてしまう問題を修正しました。
- [12076] LookOut と WorldClientテーマにおいて、オプション > Outlook
Connector画面をクリックした際、ログイン後最初に表示される画面がリロードされる問題を修正しました。
- [12715] WorldClientテーマにおいて、詳細な検索を行う際、Internet
Explorerからだと検索期間の選択画面が開けない問題を修正しました。
- [13036] MDaemon Remote Administration
のユーザーのActiveSync端末ページにおいてJavaScriptエラーが発生していた問題を修正しました。
- [13038] WorldClientテーマにおいて、フォルダ画面内の"デフォルト"フォルダが削除できてしまうメニューが表示されていた問題を修正しました。
- [12899] Remote Administration
での自動応答設定において、共有設定と個人設定とで異なる自動応答ファイルが指定されていた場合にも、論理的な矛盾なく保存できるように修正しました。
- [12952] WorldClientテーマにおいて、フォルダリストのフレーズサイズの変更ができない問題を修正しました。
- [13101] Remote Administration からアカウントの編集を行う際、異常終了する場合がある問題を修正しました。
- [12588] Internet Explorer 11
を使って、WorldClientから添付ファイルをダウンロードする際、ファイル名が文字化ける問題を修正しました。
- [12701] WorldClientにおいて、正しくインラインに組み込まれたメッセージ内のイメージを検出できない問題を修正しました。
- [13090]
会議招集において、出席依頼の要求がActiveSync経由でiPhoneと同期された際、招待されたメンバー欄にミーティング主催者が表示される問題を修正しました。
- [12272] Androidデバイスにおいて、HTML内の組み込みイメージが表示されない問題を修正しました。
- [12680] MDaemon 14へアップデートを行なった後、BlackBerry 10
デバイスにおいて、HTMLメッセージがテキストメッセージとして表示される問題を修正しました。
MDaemon 14.0.0 - 2014年 3月25日
特記事項
- [10732]
製品登録システムをアップデートし、電子署名付きのXMLライセンスファイルを使用する事になりました。これにより、柔軟性が強化され、MDaemonは新しい購入・更新オプションのご提供を行なって参ります。インストール処理中にライセンスファイルは自動的にダウンロードされます。製品のアクティベーションを行う代わりに、今後は定期的にライセンスファイルが自動アップデートされます。このライセンスシステムと、一時的に接続できなくとも問題はありませんが、ライセンスサービスとの通信は製品を継続利用するために今後必要になります。
- [12415] WorldClientの Simple テーマは、Lite テーマへと名前が変わりました。MDaemon
Lite版でのWorldClientでは、このテーマが使われます。また、今後 Standard テーマも
MDaemonには同梱されなくなりました。ご使用される際には、別途ダウンロードしてご使用ください。
主な新機能
[12504] 新しいWorldClientテーマ (MDaemon PROが必要です)
見た目最新のブラウザベースのメールクライアントに対するニーズへの答えるため、新しいテーマとなるWorldClientを搭載しました。この新しいテーマは世の中の個人・ビジネス向けのウェブメールクライアントのデザインを元に、専任のUI/UX開発チームによってデザインされました。
この新しいWorldClientテーマは新規インストールの際にはデフォルトのテーマとなります。アップデートの場合は、インストーラーが、デフォルトテーマをこの新しいテーマへ変更するかどうかを確認します。
[12091] ActiveSyncサーバーが共有フォルダに対応 (MDaemon PROとActiveSyncソフトウェアライセンスの更新が必要です)
MDaemonのActiveSyncサーバーが、個人フォルダとパブリックフォルダに加え、他のユーザーの共有フォルダに対応しました。エンドユーザーがActiveSyncプロトコルを使って共有フォルダへアクセスする際の動きは端末により多種多様です。そのため、MDaemonのActiveSyncはメール、予定、連絡先、仕事、メモに対応していますが、全てのクライアント側の端末でこれらのデータを取り扱えるとは限りません。
[12723] MDaemonのGUIからActiveSyncの共有フォルダを全体(F2 | サーバー設定 | パブリック&共有フォルダ 及び Alt+M |
ActiveSync |オプション)、ドメイン単位(Alt+F2 | ドメイン設定 | オプション)、アカウント単位(アカウントエディタ |
メールサービス)で有効化・無効化する事ができるようになりました。「継承」とはドメインやアカウントが、上位である、全体またはドメインで設定された値を使用するという意味です。
変更点と新機能
- [12432]
ダイナミックスクリーニングでpostmasterへ送られる「アカウントは認証に失敗しました」のメールへ、日時、IP、プロトコルが記載されるようになりました。
- [6250] MDaemonで「Failed $PROTOCOL$ authentication attempt from $IP$ for
"$EMAIL$"」の形式でログを残すようになり、認証失敗の原因をより簡単に素早く確認できるようになりました。
- [4715] ドメイン署名へインラインイメージを使えるようになりました。イメージは次のように追加できます。
- WebAdminから...
- HTMLエディタで「イメージ」ツールバーをクリックし、アップロードタブを選択します。
- HTMLエディタでツールバーの「イメージを追加」ボタンをクリックします。
- Chrome, FireFox, Safari, MSIEの10+では、WebAdminから、HTMLエディタへ画像をドラッグ&ドロップできます。
- Chrome, FireFox, MSIEの11+では、WebAdminから、HTMLエディタへ、クリップボードの画像をコピーできます。
-
- [8031] WorldClientで、編集中のHTMLメッセージの文中へ画像を追加する事ができるようになりました。ユーザーは
[4715]で記載されている、WebAdmin経由での画像アップロードと同じ手順で使用することができます。
- [9703] WorldClientのLookOutテーマへ予定表を並べて表示する機能を搭載しました。
- [12388] WorldClientのHTML編集エディタを、InternetExplorer 11に対応した新バージョンへアップデートしました。
- [12669] WorldClientのEnglish及びEnglish-UK用のスペルチェック用辞書をアップデートしました。
- [12364] グローバル管理者向けにWebAdminからメールキューを凍結/解除する機能を追加しました。
- [9332] WebAdminでグローバル管理者用にキュー管理機能を搭載しました。
- [12087]
WebAdminのアカウントマネージャにおいて、OutlookConnectorとActiveSyncユーザーを示すアイコン表示がされるようになりました。
- [3920] WebAdminへ「ポート設定をデフォルトに戻す」を追加しました。
- [11287] グローバル管理者がWebAdminを使ってOutbreak Protectionの設定を行えるようになりました。
- [11311] グローバル管理者がWebAdminを使ってサーバー毎の自動応答設定を行えるようになりました。
- [4381] WebAdminからWorldClientサーバに関する設定を管理できるようになりました。
- [2222] コンテンツフィルタで指定できる処理の1つ、"Append a corporate
signature"において、HTML形式の署名を付与できるようになりました。署名を編集するためのHTMLエディタは、アップデートされたWebAdminから使用できます。インラインイメージも使用できるようになり、使用にあたっては、アップデートされたWebAdminを使用するか、"$ATTACH_INLINE:path_to_image_file$"マクロをご使用ください。
- [12554] ActiveSyncの User Agentプロトコル制限において、スラッシュから始まるものだけでなく、全ての値で指定できるようになりました。
- [12767] ActiveSyncのプロトコル制限で*や?のワイルドカードに対応しました。
修正点
- [12500] WebAdminでスパムトラップやHoldingキューから特定のメッセージを解放する際、生じていた問題を修正しました。
- [12470] WebAdminでHoldingキューから特定のメッセージを解放したり再度キューに入れる際、生じていた問題を修正しました。
- [12515] 「既存のイベントと競合するリクエストは自動的に拒否する」オプションが、空き時間に追加されたイベントを考慮していなかった問題を修正しました。
- [12509] WebAdminのアカウントエディタ | メールサービスタブ において、ドメイン管理者には、保存ボタンが使用できない問題を修正しました。
- [12529] WebAdminから指定するコンテンツフィルタルールの条件で、一部のものが正しくMDaemonと同期されていなかった問題を修正しました。
- [12425]
ActiveSyncサーバーがロギングオプションにある「.OLDファイルへの切り替えを一日一回に制限する」オプションに対応できていなかった問題を修正しました。
- [12457] IMAPフォルダの購読において、ActiveSyncを使ったフォルダの作成や名称変更、削除を行った内容が、更新されなかった問題を修正しました。
- [12615] メールの件名に不正な文字列が使われていた際、WebAdminのスパムトラップフォルダ表示においてエラーが発生する場合がある問題を修正しました。
- [12066] WebAdminから行なうユーザーパスワードの変更において、不正な値を使った際、エラーが発生する場合がある問題を修正しました。
- [2205] 件名がエンコードされている場合に、メーリングリストのスレッド番号が正しく動作していなかった問題を修正しました。
- [12270] ActiveSyncを使ってOutlook 2013から送信されたメッセージが、IMAP接続のOutlookやOutlook
Connectorアカウントで受信した際、文字列を正しく表示できない場合がある問題を修正しました。
- [12447] 自動応答機能で生成されたメッセージのFromヘッダに、表示名の部分がエンコードされていなかった問題を修正しました。
- [12635] 連絡先の誕生日と記念日がActiveSync端末と同期されていなかった問題を修正しました。
- [12650] お使いの環境によって、WebAdminからアカウントの凍結解除や再有効化を行えなかった問題を修正しました。
- [12587] WorldClientの オプション | フィルタ
ページにおいて、検索用のテキストやフォルダ名へ特定の文字列を使った際、ルールの一覧表示できなくなる問題を修正しました。
- [12565]
WorldClientのLookOutテーマにおいて、詳細な検索オプションの「添付ファイル付きメッセージ」「未読メッセージ」「メッセージフラグ」が機能していなかった問題を修正しました。
- [12663] Badキューのサマリメールに、Badキュー内のメール全てが記載されていない場合がある問題を修正しました。
- [12448] 設定ファイルのバックアップディレクトリを変更していた場合に、MDaemonが古いバックアップファイルを削除しなかった問題を修正しました。
- [12376] MDaemonのGUIのIPシールド一覧画面にスクロールバーがなかった問題を修正しました。
- [12271] WebAdminのレポートで、カスタム期間の開始日と終了日が同日だった場合にデータを表示できなかった問題を修正しました。
- [12584] RelayFaxとの統合を有効にしていた際に全ての連絡先を表示するとWorldClientがクラッシュする問題を修正しました。
- [11720] 編集中に文中の画像が添付ファイルとして表示される問題を修正しました。
- [12701] WorldClientで特定のメッセージでインライン表示された画像ファイルを検出できない場合がある問題を修正しました。
- [9690] WorldClientのLookOutテーマで詳細編集画面へメモの内容が表示されない場合がある問題を修正しました。
- [12662] WorldClientのLookOutテーマにおいて、メモが正しい色で表示されない場合がある問題を修正しました。
- [12641] WorldClientのLookOutテーマで空のフォルダへ新着メールが届いた際、メール一覧がリフレッシュされなかった問題を修正しました。
- [12359]
ダイナミックスクリーニングが認証に何度も失敗したためにブロックされたIPアドレスからの、別のアクティブな接続を、ブロックしない問題を修正しました。
- [12727]
WorldClientのLookOutテーマで、数秒後に既読のマークを付けるオプションを使用している場合、最初のメッセージだけに既読マークが付けられていた問題を修正しました。
- [12783] WebAdminで送受信メールのサマリーへHoldingキューの情報を表示できていなかった問題を修正しました。
- [11668] Windows 7において、ComAgentがmailtoのURLを処理できなった問題を修正しました。
- [4631] Comagentのツールチップがメッセージ数をリフレッシュしなかった問題を修正しました。
- [12077] Outlook
Connectorを使って保存したPIMアイテムの添付資料が、WorldClientから編集を行なうと破損する問題を修正しました。
- [12745] アカウントエディタにて、メールボックス名を変更した際、異なるディレクトリへアカウントのメールを移動してしまう場合がある問題を修正しました。