MailStore Web Accessでのアーカイブへのアクセス
MailStore Web Accessでのアーカイブへのアクセス
レスポンシブなWeb Accessを使うと、様々なデバイスやブラウザからアーカイブへアクセスできるようになります。アーカイブされたメッセージの閲覧といった必須の機能が追加のソフトウェアをインストールする事なくご利用頂けます。
注意点: ここではバージョン10.2で搭載されたレスポンシブWeb Accessについて説明しています。従来のWeb Accessについては、MailStore Web Access (レガシー) を参照してください。
目次
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- 1 MailStore Web Accessの利用環境
- 2 MailStore Web Accessへの接続
- 3 アーカイブの検索
- 4. メールのブラウズ
- 5. メールのプレビュー
- 6. ユーザーメニュー
MailStore Web Accessの利用環境
MailStore Web Accessのアクティベーションと設定はMailStore Serverサービス設定より行ってください。対応しているインターネットブラウザについてはシステム要件を参照してください。
メールボックスへリストアの機能を使用するには、MailStore管理者が管理ツール > その他 > SMTP設定を事前に行う必要があります。
MailStore Web Accessへのアクセス
セキュリティ上の理由から、レスポンシブなMailStre Web AccessへはHTTPSでのみ接続が行えます。MailStore Serverの設定を個別に行っている場合を除き、ユーザーはブラウザから次のアドレスでMailStore Web Accessへアクセスできます。
https://<servername>:8462
<servername>はMailStore Serverがインストールされているサーバーのホスト名かIPアドレスへ置き換えてください。
MailStore Web Access にログインするには、ユーザー名とパスワード欄にご入力頂き、[ログオン]ボタンを押します。
アーカイブの検索
MailStore Web Aceessの上部に入力フィールドがあります。検索ボックスへカーソルを合わせると、検索オプションが表示されます。
日本語や単語の一部での検索
すべてのメールから、指定する単語から始まるメールを検索表示するには、ワイルドカード(*)を使用します。例、
auto*
”auto”, “automatic”, “automobile” などといった検索結果が表示されます。
*example.com
example.comドメインを含むアドレスが表示されます。
不明な文字を含む単語の検索
スペルが曖昧な単語で検索を行う場合は、?マークを使って下さい。例:
"Andr?"
フレーズでの検索
連続する、特定の順序の単語で検索をするには、クォーテーションマーク(“”) を使用します。例えば:
"Microsoft Windows"
Microsoft Windows だけが表示され、Microsoft Works や Windows 95 などは表示されません。
フィールドの絞り込み
検索するキーワードやフレーズを特定のフィールドに限定して検索することができます。例:
subject:News only in Subject from:john@mailstore.com only in From to:michael@mailstore.com only in To cc:lisa@mailstore.com only in Cc bcc:customers@mailstore.com only in Bcc bcontent:billing only in Body of message acontent:billing only in Attachments of message
単語の除外
検索結果を絞り込むため、検索キーワードに加えて、特定の単語を含めない結果が欲しい場合があります。その際には、検索結果から除外したいキーワードの前に、マイナス(-)をつけることで、検索できます。
ZDNet -download-tip
すると、ZDNetを含む検索結果のメールリストから、download-tip を含まない結果が表示されます。
検索オプションの組み合わせ
ここまでの検索条件は組み合わせてもご利用いただけます。
ZDNET -"Daily Update"
ZDNetを含む検索結果のメールリストから、連続する複数の単語 Daily Update を除外した結果が表示されます。
from:ZDNET bcontent:MailStore
ZDNETからのメールで、本文へMailStore が含まれている結果が表示されます。
from:billing@example.com acontent:bill
billing@example.comからのメールで、添付ファイルにbillを含む結果が表示されます。
検索条件
次のオプションが利用できます:
スコープ
- 件名 – メールの件名が検索対象になります。
- 送信者/宛先 - メールの”From”, “To”, “Cc”, “Bcc”が検索対象になります。
- メッセージ本文 - メールのテキスト本文またはHTMLセクションが検索対象になります。(検索可能なHTMLセクションである場合)
- 添付ファイル名 - メールに添付されたファイルのファイル名が検索対象となります。
- 添付ファイルのコンテンツ - メールに添付されたファイルの内容が検索対象となります。検索対象とする添付ファイルの種類は、管理ツールで指定したインデックスオプションで指定します。
フォルダ
検索対象フォルダを選択できます。デフォルトで、ユーザーから読み取りが行える全てのフォルダが選択されています。
- サブフォルダを含む - 選択すると、選択フォルダ (例. Inbox)だけでなく対象フォルダ内で作成したサブフォルダ(例. Inbox / Projects 2008 / Profit Optimization)も全て表示されます。
差出人
ここで指定されたキーワードやメールアドレスはメールの送信者フィールドでのみ検索されます。
このフィールドではフレーズやワイルドカードでの検索も行えます。
宛先/Cc/Bcc
ここで指定されたキーワードやメールアドレスはメールの宛先フィールドでのみ検索されます。
このフィールドではフレーズやワイルドカードでの検索も行えます。
日付
検索対象日時はここで選択できます。例えば昨日や今年など、定義済のものを選択する事や、カスタムとして特定の範囲を設定する事もできます。この場合は、開始日と終了日が範囲の中へ含まれます。
サイズ
デフォルトではサイズに関わらず全てのメールが検索対象となります。メールサイズで検索を制限するのに対応したフィールドを使用して下さい。
添付ファイル
デフォルトで添付ファイルの有無に関わらず全てのメールが検索対象となります。検索結果から添付ファイルのないものを除く場合はチェックボックスをオフにします。
注意点:背景画像が添付ファイルとして扱われたりする事で、正しい検索結果にならない場合があります。
優先度
送信者の指定した優先度のレベルによってメールの検索を行う事もできます。低を選択すると、優先度が標準以下のメールが検索対象となり、高を選択すると、標準よりも優先度の高いメールのみが検索対象となります。優先度の情報を含んでいないメールは優先度が標準のメールとみなされて検索されます。
特殊文字について
インデックスされるメールや添付ファイルの文字列で、アルファベット(文字や数字)とアルファベット以外(空白や改行、その他コントロール用の記号)の組み合わせの場合、検索結果へ文字列がそのまま表示される場合があります。
例えば、fistname, fistname.lastname and lastname, e-mailsの場合、fistname.lastnameという文字列が表示されます。
対象となる特殊文字には次のものがあります:
- Period (.)
- Comma (,)
- Colon (;)
- Hyphen (-)
- Underscore (_)
- AT-Sign (@)
- Slash & Backslash (/,\)
- Null character (NUL)
アーカイブのブラウズ
My Archiveフォルダにはメールボックスからアーカイブされたメール全てが含まれています。他のユーザーのアーカイブに対する読み取り権限を保有している場合は、メールがArchive of <ユーザー名>というラベルのフォルダ以下に表示されます。
特定のフォルダ内のメールを一覧で確認するには、対象フォルダをクリックしてください。
メールのプレビュー
ここまでにご説明した検索方法を使った検索結果のメールを表示するには、メールをクリックするだけで表示されます。メールのプレビューは、画面右側に表示されます。
セキュリティ上の理由で、イメージ画像などはプレビューでは表示されないこと、さらにプレビューからはメールの転送や返信が行えないことにご留意ください。
メールアプリケーションでメールを開く
メールのプレビュー画面の上部にあるツールバーには、2つのボタンが用意されています:[Microsoft Outlook で開く(MSG)]と[Eメールクライアントで開く(EML)]です。アーカイブされたメールへの返信や転送を行う際に使用します。HTML形式のメールに含まれる追加スタイルやグラフもこの方法で表示されます。
メールのリストア
メールのプレビュー画面の上部にあるツールバーに、[メールボックスに復元]ボタンがあります。この機能を使うと、現在表示しているメッセージを、アーカイブからメッセージをリストアするために任意のメールアドレスへ送信することができます。この機能を使う前に、MailStore管理者による事前のSMTP Settingsが必要となります。
メールの印刷
メールのプレビュー画面の上部にあるツールバーに、[印刷]ボタンがあります。この機能を使うと、現在表示しているメッセージの内容を、メッセージヘッダも含めて印刷することができます。
インターネットヘッダの表示
メールのプレビュー画面の上部にあるツールバーに、[インターネットヘッダー]ボタンがあります。この機能を使うと、現在表示しているメッセージのインターネットヘッダーをすべてのMIMEパートと同様に表示させることができます。
ユーザーメニュー
設定
デフォルトでは、MailStore Web Accessは、使いのウェブブラウザと同じ地域設定を使用します。この設定を手動でMailStore Web Accessの[設定]から変更することもできます。
ヘルプ
オンラインヘルプのページを表示します。
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