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MailStore GatewayはMailStore Serverにパッケージされているコンポネントで、サーバーを自社で持っていない場合に、メールの送受信経路上へ配置し、プロキシーとして使用する事ができます。

MailStore Gatewayのご利用シーン

MailStore Gatewayには主に次の2通りのご利用方法があります。

  • SMTPとPOP3のプロキシとしてメールの送受信経路上へ配置。送受信のタイミングで全てのメールのコピーを保存します。
  • メールサービスで提供している、ジャーナルや、送受信メールのコピーの保存先として使用します。

各ご利用方法について解説していきます。

SMTPとPOP3のプロキシーとしてのMailStore Gateway

MailStore Gatewayは、外部のメールサービスとクライアント端末との間や、2台のメールサーバーの間など、メール経路上に配置します。 メールクライアントのSMTP/POPサーバー設定として、MailStore Gatewayを指定して頂き、その後、例えばPOP3でメール受信を行うと、MailStore Gatewayは、クライアントの代わりに、外部のメールサービスに対し、都度メール取得を代行して行います。

archive proxy 1

MailStore Gatewayでは、メールの送受信を代理で行うのと併せて、そのメールコピーをアーカイブ用に取得します。MailStore Serverは、MailStore Gateway上に保管されたメールを定期的に取得し、アーカイブとして保持します。この仕組みにより、POP3環境であっても、全メールのアーカイブが行えるようになります。


ジャーナルや送受信メールの保存先としてのMailStore Gateway

多くのメールサーバーには、アーカイブを目的とした全送受信ファイルのコピーを生成する機能が搭載されています。オンプレミスのメールサーバーは、一般的に生成したメールのコピーをローカルメールボックスへ保存できますが、(Microsoft 365やGoogle G Suiteといった)クラウドサービスでは、技術的にもライセンス的にも、ローカルへの保存を許可していないため、ジャーナリングやアーカイブ用メールボックスには、外部のメールボックスが必要となります。このような場合、MailStoreのようなサードパーティーのメールアーカイブソリューションで、メールボックスのメールを定期的に取得したり、SMTP経由で直接メールを受け取ったりします。

SMTPでのアーカイブは、一般的に、サードパーティーのメールボックスを使用しますが、このメールボックスの機能を提供するのが、MailStore Gatewayとなります。

archive server

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