第40話 ブラッディ―マッソー

ほら、マッソーって血気盛んなハッスルマッチョじゃないですか。

その有り余ったパワーを発散させているのは、

筋肉をイジメルことや銭湯後のプロテインは元より、

やはり、月一のお楽しみのアレじゃないですか。

そぉう、『献血』ですわっ!

 

 

 

マッソーは二十歳の頃より、献血に勤しんでいるのです。

血が有り余っているから、というのは周知の事実ではありますが、

一番の理由は「お世話になったから」ということですかね。

とはいえ、マッソーは今まで大病を患うこともなく、

骨すら折ったことがない(心は何度もへし折られておりますが

本当に体だけは健康優良児でありますから、

お世話になったといっても、輸血を受けたのではありません。

それならば、マッソーは献血で何をお世話になったかというと……

 

『Rhマイナスだと知ることができた』

 

ABO式ならば、大抵の人ならば自分の血液型を知っていることでしょう。

レアなケースでは、知らない、教えられていたのと違っていた、

途中で変わってしまった、等もあるかも知れませんが、今回は除外しましょう。

 

 

さて、ここからはマッソーと献血のつながりについて

マッソーが初めて献血をしたのは二十歳になった時。

最寄の駅前で、献血バスなるものが止まっていたのです。

緊張で震える足を必死で抑えながら、バスの階段を一歩一歩踏みしめるのです。

(献血をすれば、ヤクルトが貰える)

マッソーの心の中は、そう、ヤクルトのことで一杯なのでした。

だって、何となく、飲みたかったんだもんっ!

約一週間後、一枚の葉書が血液センターから届き、驚愕の事実を知ることになるのです。

以下、簡単な会話の内容を記載しておきます。

 

 

マッソー「なあ、親父。オレの血液、マイナスなの?」

親父「馬鹿言ってんな! んな訳あるか、ボケッ!」

マッソー「だってさ、献血した結果に書いてあるし」

親父「……」

マッソー「親父もお袋も、プラスだよね……?」
(まさかオレ、本当に拾われてきた子じゃ……?)

親父「……」
(お袋のやつ、俺に黙ってあの酒屋と……?)

マッソー「なぁ、オレってもしかして……」

親父「ちょっと黙ってろ、実家に電話してみるから」

 

さすがにこの時の親父は、少し焦燥気味でありました。

 

親父「あ、兄貴? 俺。ちょっと聞きたいことあるんだけどさ……」

 

数分後、親父すら知らなかった事実が判明することになる。

 

親父「お前のおじいちゃんな(親父の親父)、マイナスだったってさ!」

 

この時の親父は、子供のように嬉しそうでした。

 

親父「しかもな、お前のいとこのあんちゃんもマイナスなんだってさ!

俺の兄貴の子供な! 兄貴もプラスだし、うちと一緒だ!」

 

そこでマッソーの頭の中には、ある単語がピカと浮かびました。

 

マッソー「あー、隔世遺伝だ。すげー、本当にあるんだ!」

親父「隔世……? なんだ、それは」

マッソー「理科で習ったでしょ? メンデルの法則だっけ、エンドウ豆か何かの」

親父「何馬鹿なこと言ってんだ、コノッ! 勉強しろ、勉強っ!」

マッソー「……はい」

 

こうしてマッソー家を朗らで暖かい風が吹き込んできました、とさ。

 

 

さて、献血に興味があるけど、『怖い』『知らない』という方の為に、

少しだけ献血に書きたいと思います。

★種類

献血の種類は、大きく分けて2種類。

・全血献血(400ml、200ml)

⇒最低体重制限があり、400mlをやるには50kg以上が必要

・成分献血(血漿、血小板)

⇒どちらが行われるかは、その日の取得状況や、血液状況が加味されます。

お注射は、全血は1回(忘れた)だけど、

成分は検査と本番で2回さされるのであしからず。

★年齢

年齢制限もありますが、おおむね18歳以上であれば可能です。
(200mlなら16歳から可能なんですとっ)

★間隔

「成分に血漿を含まない」等特別な場合もありますが、大体以下の通り。

・200ml …… 4週間後

・400ml …… 男性12週間後、女性16週間後

・成分献血 …… 2週間後

★献血を受けられない方

以下の要項は、献血実施前のチェックで行われます。

・服薬中や歯科治療中

・予防接種を受けた

・6か月以内にピアス、入れ墨をした

・海外旅行、生活をした

・輸血、臓器移植歴がある

・エイズ、肝炎などのウイルスを持つ、或いは疑われる方

・妊娠中、授乳中の方

 

 

最後に、献血をした方の利点について書いておきます。

☆血液状態が分かる

献血実施後、7項目の生化学検査成績と8項目の血球計数検査成績が送られてきます。

血中コレステロール値とか、自分の血液の状態の動きが分かりますよ、血中コレステロール値とか……

☆プレゼント的なやつ

各献血センターにて内容は異なりますが、概ねどこのセンターさんでも、

・ジュース
・お菓子

などは自由に頂け、アイスなども頂けちゃいます!

さらに、特定回数や種類の献血を実施した際に、粗品が貰えちゃったりしますよ。

(今回のサムネがまさにそれです!)

 


7cmのキューブ上になっているのですが、あれ、お米なんですよ、2合(笑)

 

さーてと、長文になってしまいましたので、ここいらで締めたいと思います。

ぶっちゃけ、初めての献血の際、とある驚愕のことが起きたりもしたのですが、

公の場では書けないので、知りたい方はコメント下さいな、読者0ですが(笑)

 

それでは、あしからず。

 

以上、第40回マッソー斎藤の今夜もプロテインでした。

次回、セミよ、血となり肉となれっ!(未定)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です