第24話 カレーと加齢

今日は、天気も良く、とても清々しい日和でした。

雲一つない青い空

澄んだ空気に冴えわたる白い息

私は身を震わせながら歩きました。

 

 

 

なんだか、いつもより、外を歩く人が少ないように思えます。

寂しいな。

どうしてだろう。

寒いけど、こんなにも気持ちが良いのに。

 

 

 

 

だけど……

 

 

 

 

 
寒い。

 

 
そう、今日は、寒いのです

だから私は、踏み入れた店の店員にこう告げたのです。

 

 

 

 

 

 

 


「野菜カレー

激辛

でっ!」

 

 

 

 

 

 

 

そう、寒い一日をHOTにすべく、辛いものを食べる決心をしたのです。

普通、中辛、辛口 … 無料。

 

激辛 … +50円

 

 

 

 

 

人は、チャレンジし続けるからこそ、人なんだと言っておりました、

2年前に亡くなったセキセイインコが言っておりました。

 

 

 

一口、口に運びます。

辛い、だが、美味い!

流れ出る汗と同じ位の旨味が私を支配するのです。

辛い、痛い、だが、負ける訳にはいかないんだ!

私はいつしか、自分にこう言い聞かせていたのです。

 

 

 

 

ラッシーを一口飲みました。

だけどラッシーは、瞬間的にはお口をまろやかにしてくれるのですが、

その後、再度カレーを口に運ぶ時の恐怖も倍にするのです。

辛い、痛い、だが、美味い。

開く瞳孔、開く汗腺、オープン マイ ハート。

どうにでもなれ、ケセラセラ

あははは、クラムボンはカプカプ笑ったよ?

マッソーおじさんは、汗を流しまくって、もう何も出ないよ。

あはははは……。

 

 
外は、相変わらずの寒空。

そして、汗をかいた私の体は、まるで氷のように冷え切ってしまった。

だから私は今、こんな恰好をしているのさ。

 

 

 

 

 

 

 

たまにはこんな日もいいもんじゃないか。

 

追伸:

あーぁ、昔はこの位ペロリと食べれたのにな~……

 

 

以上、第24回マッソー斎藤の今夜もプロテインでした。

次回、螺髪は口に入れると意外に柔らかい!(未定)

 

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