第18話 背番号

マッソーがマッソーになるより、もっともっと以前の話。

マッソーは、桑田真澄が好きなのである。

根っからのジャイアンツファンという訳ではなかったが、

いかんせん、どうしても、桑田が好きなのである。

 

 

 

 

斎藤、槙原、桑田が三本柱と言われていた頃を思い出す。

斎藤のように20勝を上げた訳でもない。

槙原のように完全試合をした訳でもない。

最優秀防御率や沢村賞こそものにはしているが、

どうもファン受けも悪く、ぱっとしない

バッティングは投手の中ではピカイチだ。(今でこそ大谷のような怪物君もいるが)

しかし、肘の調子もよろしくはない。

 

 

語りたいことは沢山ある。

この場では語りつくせぬ物語があるが、止めておく。

だから、一言だけ。

桑田は、なのだ。

頑固で、意固地で、それでいて芯の通った、匠なのだと思う。

私は、投手ではなかったが、憧れていた。

桑田という人間に、憧れていた。

18という数字を見て脳裏をよぎるのは、背番号18の桑田の背中なのだ。

私にとって、18という数字は、特別なものだ。

 

 

追伸:

私の背番号は、

小学校では「4」、中学校では「5」であった。

足しても「9」。

桑田の半分にしかならない

 

 

以上、第18回マッソー斎藤の今夜もプロテインでした。

次回、ギャンブルは月に浮かぶウサギの筋肉と同じで儚く燃ゆる!(未定)

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