第5話 二者択一

 

「今日の夜はカレーうどん、どっちにする?」

 

カレーうどん!」

 

 

ご存知の通りであろうが、マッソーはカレー嫌いである

いや、嫌いとまでは言わないが、好き好んでの選択はしないのだ。

理由は簡単、カレーは体に悪いからである。

健康志向の強いマッソーの主食は、いわずもがな、プロテインであるが、

そもそもカレーは小麦粉からできており、明らかに炭水化物過多である。

野菜の中心は、じゃがいも、にんじん、玉ねぎという土中ばかりで、

明らかに葉ものが少ないではないか。

ことに「じゃがいもは大きめだよ(ハート)」なんて言われた日には、

腹立たしいことこの上ない。

何が楽しくて炭水化物 IN 炭水化物という愚行に興じなければならないのか。

海入った後にプール行って、シャワーで流した後に温泉行くみたいなものだ。

そのような愚行を、誰が好き好んでするというのだ。

ごろごろじゃがいものカレーなどを目の前にした日が来たのなら、

突然空を指さして「あっ! タケちゃんマンだっ!」、

人々が目を向けている内に、スプーンですくって隣の皿に入れることだろう。

 

 

ご存知の通りであろうが、マッソーはうどん嫌いである

いや、嫌いとまでは言わないが、好き好んでの選択はしないのだ。

うどんは体に悪いからである。

健康志向の強いマッソーの主食は、いわずもがな、プロテインであるが、

そもそもうどんは小麦粉であり、具はほとんどなく、栄養が偏ってしまう。

粉ものなので確かに消化には良いものだと心得てはいるが、

胃の調子の頗る良いマッソーはそんなことを考えるよりも、

炭水化物しか栄養がないという状況に耐えられないのだ。

何が楽しくてOnly 炭水化物という愚行に興じなければならないのか。

お弁当に持っていった食パン一斤、ジャムやバターなどを忘れてしまって、

もそもそもそもそと朝昼晩もそもそともそもそっとするようなものだ。

そもそも蕎麦よりもカロリーがあり、ラーメンよりも触感の少ないうどんなど、

筋肉に愛し愛されているマッソーにとっては天敵でしかないように思われる。

 

 

ことに、どちらかを選択しなければならない瞬間は必ずある。

「わたしと仕事、ごっちが大事なの!?」

頭が痛くなる

 

「ドラマと野球中継、どっち観る!?」

どっちでもいい、一方を録画すればいいじゃないか。

 

「鶏のから揚げとカエルのから揚げ、どっちがいい!?」

……むしろ、カエルを選びたいと思った変態は、

マッソーだけではないはずである。

 

「ポテチとチョコレート、どっち開ける!?」

むしろポテチをつまんでチョコで口を休めれば塩気甘味で……

そうかっ! 答えはここにあったんだっ!!

 

生きていれば、沢山の選択が貴方を待ちわびていることでしょう。

アメリカ辺りでも、ヒラリー・クリントンかドナルド・トランプかなんていう

二者択一が迫られているが、貴方にとっても決して対岸の火事などではないはずだ。

そんな時マッソーは、ふと思うことがある。

 

 

両者の良いとこどりをすれば良いのではないか

 

 

米大統領選にしても、両者の政策の良いところを行うことが、

民衆にとっては一番の幸せなのではないかと思うことがある。

なぜ、一方を選ばなければならないのだろうか。

なぜ、片方を闇に沈めなければならないのだろうか。

 

だから私は、こう答えたいのだ。

 

声を上げてこう言い放ちたいのだ!

 

 

 

カレーうどん!」

 

 

 

「じゃー、今日はカレーライスにして、明日カレーうどんにしよう」

「……」

 

 

結局は連日、炭水化物 IN 炭水化物Only 炭水化物ということになる。

ビバ、エブリデイ炭水化物、アーハー。

あぁ、なんて世の中は無情無慈悲な世界なのでしょうか。

二兎追う者は両方得る、ということわざを日本には伝えていくべきだと、

すべからく思う今日この頃なのである。

 

以上、第5回マッソー斎藤の今夜もプロテインでした。

次回、[さいたまアリーナ]フィルヒース独演会、チケットはお早めに!(未定)