Outlook 2013以降のバージョンのリリースによって、ユーザーはMDaemonで情報共有を行うための選択肢が更に広がりました。
ここでは、他のユーザーとの間で共有したい情報の種類に応じてた、3つの方法とその違いをご紹介します。
例えば、MDaemonで使いたい機能が個人用のメールと共有メールボックスのみであった場合、IMAPの利用がニーズに最も適しています。
共有メールフォルダとグループウェアフォルダを使いたい場合であれば、Outlook Connectorが必要です。
ActiveSyncは個人のメールフォルダや予定表、連絡先、タスクへOutlook 2013からアクセスするのに使う事ができます。
IMAPとは、各ユーザーが自分のメールやパブリックフォルダ、共有フォルダのメールを受信するための方法の1つです。
メールサーバー上で、メールボックスを管理しているため、異なる複数の場所から、未既読状態も含めて、いつでも必要な情報にアクセスできるというメリットがあります。
Outlook Connector for MDaemonを使うと、上記のIMAPの持つ機能に加え、個人/共有されている他のメンバーの連絡先、仕事、予定表、メモへアクセスする事ができます。
Outlook Connectorでは、自分からの情報へのアクセスに加え、自分の予定表や仕事、メールボックス等に対する他のメンバーのアクセス権も設定する事ができます。
Outlook Connectorは、Outlook 2002, 2003, 2007, 2010, 2013,2016,2019でご利用頂けます。
Outlookユーザーは、ActiveSync for MDaemonでもMDaemonメールサーバーへのアクセスが行えます。
ActiveSyncを使うと、個人/パブリックのメール、予定表、仕事、デフォルトの連絡先情報へアクセスできます。
ただし、共有フォルダやメモ、パブリックの連絡先へのアクセスはできません。
ActiveSyncは、Outlook 2013以降の場合のみご利用頂け、別途ソフトウェアのインストールを行う必要はありません。
機能 | IMAP | Outlook Connector | ActiveSync |
メール | ● | ● | 自分の分のみ |
連絡先 | ● | 自分の連絡先のみ | |
予定表 | ● | ● | |
仕事 | ● | ● | |
メモ | ● | ||
パブリックフォルダ | メールのみ | ● | ● |
共有フォルダ | メールのみ | ● |