MDaemonサーバv17.0リリースノート
MDaemon 17.0.3 - 2017年08月29日
特記事項
[16456] MDaemon Private Cloud を使ったホスティングサービスがご利用頂けるようになりました。詳しくは、次のURLをご参照ください:
http://www.altn.com/Products/MDaemon-Private-Cloud/.
修正点
- [18804] ActiveSyncを使って、予定イベントを1つの予定表から別の予定表へ移動した際、データが壊れる問題を修正しました。
- [18826] TLSを使用した際、XMPPサーバが異常終了する場合がある問題を修正しました。
- [18931] LookOutとWorldClientテーマにおいて、デフォルト以外の仕事、メモ、ドキュメントフォルダの2ページ目に進めなかった問題を修正しました。
- [18441] XMPPサーバがクラッシュする問題を修正しました。
- [18806] WCIMメンバーリストに、ASCII文字以外の文字列が正しく表示されていなかった問題を修正しました。
- [19187] WCIMのメンバー検索画面からメンバーを追加すると、WCIMが異常終了する場合がある問題を修正しました。
- [18872] WCIMメンバー検索結果の列に誤ったラベルがついていた問題を修正しました。
MDaemon 17.0.2 - 2017年05月19日
修正点
- [18848] MultiPOPとDomainPOPにおいて、メール受信後もサーバにメールを残すの設定を行なった際、新着メッセージを何度もダウンロードする問題を修正しました。
MDaemon 17.0.1 - 2017年05月16日
変更点と新機能
- [4378] Remote AdministrationのDKIM署名ページに、セレクタの削除ボタンを追加しました。
- [15397] Remote Administrationの アカウントエディタ | 設定 画面に、会議招集のリクエストを自動的に受け入れるメールアドレスの指定を行なえる画面を追加しました。
- [18245] Remote AdministrationにOutlook Connectorローカルキャッシュと添付ファイルの格納フォルダを集中管理できる画面を追加しました。
- [18476] Remote Administrationのログオンページに、MDaemonの更新通知を追加しました。
- [16608] キュー/統計マネージャから メールアーカイブへアクセスできるようになりました。
- [18398] WorldClientのログに、削除したメッセージを特定できる情報を記録するようになりました。
- [18559] ドメインマネージャで新しいドメインを追加した直後にアカウントを登録するための手順を表示するになりました。
- [18563] WorldClientにおいて、ブラウザ標準の警告や確認などのダイアログ表示のほとんどが独自のダイアログに置き換わります。ブラウザが新しいダイアログに対応していない場合には、ブラウザ標準のダイアログ表示となります。
- [18475] WorldClientのログオンページにおいて、使用可能な新しいバージョンのMDaemonがあった際、その旨を表示するようになりました。この表示を無効化する際には、MDaemon\WorldClient\Domains.iniファイルにある、UpdateCheck=YesパラメータをUpdateCheck=Noに変更して下さい。
- [18558] ローカルマシンのSMTP接続を例外設定する事で、「APOP & CRAM-MD5を有効にする」と「プレインテキストパスワードを許可する」の両方が無効になっていた場合、WorldClientがSMTP認証を使った接続を行っていなかった問題を修正しました。これはMDaemon.iniで[Special] AllowPlainTextOnLocalhost=No (デフォルトはYes)へ変更を行う事で無効化する事ができます。
- [18506] HealthCheckのログフォルダのファイル名をSecurityAnalyzerからMDHealthCheckへ名称変更し、GMTをローカルタイムへ変更しました。
- [18515] Health Check - 推奨値を設定でMDaemonが設定完了時に設定をリロードするようになりました。
- [18519] Health Check - 見つからない設定についてのエラー表示を行わないようにしました。
- [18640] Health Check - ユーザーへ推奨値を設定するボタンをクリックした際、推奨値を設定する前にバックアップを行うよう、警告メッセージを表示するようになりました。
- [18584] Health Check - IPシールドが有効でドメイン/IPが設定されていなかった場合に警告メッセージを表示するようにしました。
- [18580] WorldClientテーマで、フォルダ一覧画面の中の、プラスボタンやアイコンが暗かったため、背景色とのコントラストの値を高くしました。
- [18675] WorldClient - HTTPエラーによって認証失敗が発生した際、OAuth設定にHTTPログを残す設定を追加しました。
- [18510] LookOutとWorldClientテーマのDropboxにおいて、メール作成画面の中で、Dropboxプレビューではなく直接ダウンロードできるようDropboxのリンクを変更しました。
- [18564] Remote Administrationにおいて、ブラウザ標準の警告や確認などのダイアログ表示のほとんどが独自のダイアログに置き換わります。
修正点
- [16996] Remote Administrationのスパムフィルタ更新ページにおいて、"保存"ボタンが使用できなかった問題を修正しました。
- [18429] Remote Administrationのメーリングリスト説明の保存に関する様々な問題を修正しました。
- [18511] LookOutとWorldClientテーマにおいて、お気に入りへ追加したフォルダや削除したフォルダがフォルダリストに反映されなかった問題を修正しました。
- [14126] WorldClientに添付されたOutlook .msg形式のファイルが壊れる場合がある問題を修正しました。
- [18434] AntiVirus隔離設定を行ない、隔離されたメールを再度キューへ戻したメッセージのアーカイブが行えなかった問題を修正しました。
- [18502] WorldClientテーマにおいて、左側ペインと画面下へのプレビュー表示のサイズがログインし直すまで異なっていた問題を修正しました。
- [18513] WorldClientにおいて、オプション | 初期設定 からLookOutテーマへ変更した際、フォルダリストがブランクになる問題を修正しました。
- [18518] LookOutとWorldClientテーマにおいて、同じタイプのフォルダに切り替えた際、検索画面が消えてしまった問題を修正しました。
- [18463] WorldClientテーマの予定表において、予定表を並べて表示しながら、週間表示で予定を追加した際、画面表示が崩れる問題を修正しました。
- [18523] 複数ドメインがある環境で、ヘルスチェックを実行した際、解析中にクラッシュする問題を修正しました。
- [17862] IMAPサーバ機能において、長すぎるメールヘッダを持つメッセージの処理が正しく行えない場合がある問題を修正しました。
- [17151] WorldClientのメールアドレス補完機能において、素早くTabキーを2回叩かれた際、アドレスが2つ追加されてしまう問題を修正しました。
- [18466] WorldClientにおいて、ブラウザでMicrosoft Edgeを使用され、添付ファイルを保存する際、日本語文字が文字化けしてしまう問題を修正しました。
- [18527] WCIM XMPPクライアントにおいて、ASCII文字以外の文字が正しくエンコードされなかった問題を修正しました。
- [18536] いくつかの言語において、WorldClientにてフォルダを共有した際、そこにアポストロフィ(')が使われていると、アドレスの入力や選択が行えない問題を修正しました。
- [18493] MDaemon管理画面において、フォルダのダイアログ表示で文字が崩れていた問題を修正しました。
- [18267] メッセージのアーカイブコピーにあるメールの添付ファイルが崩れる場合がある問題を修正しました。
- [18038] 受信したメールの中で、Fromヘッダにアドレスが入っていないメールがあった際、badアーカイブフォルダが作成される問題を修正しました。
- [18532] ActiveSyncサーバがクラッシュする場合がある問題を修正しました。
- [18525] ActiveSyncにおいて、GetAttachment コマンドが使えなかった問題を修正しました。
- [18507] ActiveSyncを使って受信したメッセージの時間が1時間ずれる場合がある問題を修正しました。
- [18546] .well-known パスを使用した CalDAV や CardDAV に対して、PROPFIND 要求を行なった際、パスの最後がスラッシュで終わるパスで失敗する問題を修正しました。
- [17965] アカウントがサブアドレスフォルダを設定するのに指定したエイリアス内容が、アカウントのエイリアス設定画面に表示されない問題を修正しました。
- [18337] アカウントのエクスポート操作(アカウント | エクスポート | アカウントとリスト名をパブリックアドレス帳へエクスポート)を行なった際、無効化されたアカウントもパブリックアドレス帳に表示されていた問題を修正しました。
- [18548] ADモニタリングにおいて、無効化されたアカウントをインポートした際にも、ウェルカムメッセージを作成していた問題を修正しました。
- [18395] ADモニタリングにおいて、ADアカウントが無効になった際に凍結する設定を行なっても、凍結されない(無効化されてしまう)問題を修正しました。
- [18282] 一日あたりの最大送信メッセージ数の指定やスパムボット検出において、エイリアスが使用された際、正しく認識できなかった問題を修正しました。
- [18427] メーリングリストのリマインダー送信において、エイリアスが正しく認識されなかった問題を修正しました。
- [18557] MDaemon管理画面のアカウントメニューにある、テンプレートグループ画面やアカウントエディタ内の メールフォルダ&グループ画面において、すべてのグループのチェックが外れて表示される問題を修正しました。
- [18456] ドメインマネージャからアカウントエディタを開いた際、選択したドメインのものでない場合がある問題を修正しました。
- [18561] WorldClientテーマにおいて、ASCII文字以外の言語での検索結果が正しい結果とならない問題を修正しました。
- [18078] MDaemon管理画面において、DropboxへのRedirect URIの指定で、HTTPSを使っていない表示をしていたことを修正しました。
- [17797] Groupsフィールドを持たないCSVファイルからインポートされた新しいアカウントに対して、アカウントの作成テンプレートのグループから他のグループにアサインできない問題を修正しました。
- [18566] WorldClientテーマにおいて、"ネストしたフォルダを折りたたむ"の設定を有効にしている際、お気に入りフォルダ内に、メッセージが表示されない問題を修正しました。
- [18579] WCIMクライアントでデフォルトではないXMPP用ポートを指定した際、接続が行えなかった問題を修正しました。
- [17236] 添付ファイルリンクのファイル名で日本語が使われていると文字化けしていた問題を修正しました。
- [17591] 同じ送信セッションでスマートホストへ配信を行った場合に、メールが宛先全員へ送られていない可能性があった問題を修正しました。
- [16063] メーリングリストのフッタがテキスト形式の添付ファイルへ追加されてしまう可能性があった問題を修正しました。
- [15681] WorldClientのLiteとMobileテーマでASCII以外の文字列をフォルダ名で使用していた場合に、連絡先の一つ古いページの表示が行えなかった問題を修正しました。
- [15445] WCIMチャットウィンドウが次のエモーションを削除してしまう場合があった問題を修正しました。
- [18037] MDaemon UIのアカウントエディタにあるエイリアス画面がアカウントのメールアドレス変更後にアップデートされていなかった問題を修正しました。
- [16228] Remote Administrationで新規アカウント作成時$USERFIRSTINITIALLC$マクロが置き換えられていなかった問題を修正しました。
- [14731] ImportNTを使った新規アカウント作成時$USERFIRSTNAMELC$と$USERLASTNAMELC$マクロが置き換えられていなかった問題を修正しました。
- [18641] MDaemonサービスの停止に時間がかかり過ぎてしまい、サービスコントロールマネージャへエラーが記録されてしまう場合があった問題を修正しました。
- [18642] MDaemonをConfiguration SessionのUIから再起動した際、MDaemonサービスは再起動してもUIが再起動していなかった問題を修正しました。
- [18587] Health Checkに関連した問題を複数修正しました。
- [18458] XMPPサーバーとWCIMクライアントがチャットルームでニックネームが既に使用されていた場合に、正しく処理できていなかった問題を修正しました。
- [18437] XMPPで「インスタントメッセージを有効にする」が機能していなかった問題を修正しました。
- [18630] LookOutとWorldClientテーマにおいて、エイリアスの変更後にメールへ返信を行うと、メール本文が削除されてしまっていた問題を修正しました。
- [17956] ダイナミックスクリーニングで「全てで同じパスワードを使用した場合を除く」オプションがSMTPセッションでは機能していなかった問題を修正しました。
- [18578] LookOutとWorldClientテーマにおいて、HTMLメールを無効化するよう変更しても、署名へは保存されなかった問題を修正しました。
- [18671] コンテンツフィルタで、ヘッダと本文の検索と置換にある「次と一致」オプションが機能していなかった問題を修正しました。
- [18674] ActiveSync GAL検索がiOS端末では機能していなかった問題を修正しました。
- [18661] 「ActiveSyncプロトコルで最初にアクセスした際全てのアカウントを認証」オプションが正しく機能していなかった問題を修正しました。
- [18628] 会議招集をActiveSyncクライアントで許可した際、通知が2通生成されていた問題を修正しました。
- [18492] ActiveSyncクライアントが「ステータスの収集を16回まで行う」設定が起因して、再同期していた問題を修正しました。
- [18684] MDaemon管理画面でのSSL証明書作成ダイアログ画面において、国名リストに今は無い国名が表示されていた問題を修正しました。
- [18694] MDPGP-Resultsヘッダにおいて、ASCII文字以外のものが含まれる場合がある問題を修正しました。
- [18623] BusyCalの中のCalDAVカレンダーで色の変更を行うと、その後の同期が行えなくなる問題を修正しました。
- [18699] WorldClientにおいて、ログイン失敗時のヘルプテキスト表示のフィールドにおいて、HTML形式が正しく機能していなかった問題を修正しました。
- [18682] ActiveSyncが生成した宛先を読み込むのに正しく実行されていなかったマクロを修正しました。
- [18672] ActiveSyncクライアント設定ダイアログでユーザーやクライアントを編集する際、継承したドメインレベルの設定が正しくプレビュー表示されていなかった問題を修正しました。
- [18711] MDaemonにおいて、単一のホスト名が指定された際に生成された自己発行の証明書に、subjectAltName値が設定されていなかった問題を修正しました。
MDaemon 17.0.0 - 2017年3月21日
特記事項
[17978] セキュリティ面や技術面から、F2|サーバ設定|サーバ 画面にある"APOP &
CRAM-MD5を有効にする"の設定をデフォルトで無効化へ変更するようになりました。平文でのパスワードが流れることを避けるため、TLSを使用することが望ましい方法です。
[17977] Ctrl+S|送信者認証|SMTP認証 の「全体の認証パスワード」を廃止し、この機能を削除しました。
[18067] Ctrl+S|送信者認証|DKIM検証 のADSP関連の設定全部とCtrl+S|送信者認証|DKIM設定 のRS=
タグの利用に関するオプション1つを廃止し、対象の機能を削除しました。
[17337] ブラウザベースのWorldClient Instant Messenger (WCIM)は、新しいXMPP
WCIMサーバーとの互換性がない事からLookOutとWorldClientテーマから削除されました。
[8314]
「メールボックスパスワードを復元できない暗号化方式で保管する」オプション(下記をご参照下さい。)は既にインストールされているMDaemonでは、互換性のない別の機能に依存している場合などに、その構成を変えてしまう事のないよう、デフォルトで無効化されています。ただし、セキュリティの観点から、可能な限り有効化する事をお勧めします。
[17122] WorldClient Instant Messenger
(WCIM)がインスタントメッセージにXMPPプロトコルを使用するようになりました。XMPPプロトコルは、以前のチャットプロトコルとの互換性がありません。新しいバージョンへアップデートしていないユーザーはアップデートしたユーザーとの間でインスタントメッセージの送受信はできませんのでご注意下さい。
WCIMからOutlookとアドレス帳を同期する機能を削除しました。
主な新機能
[17122] WorldClient Instant Messenger (WCIM)のXMPP対応
WCIMがWorldClient独自のプロトコルではなくXMPPプロトコルに対応しました。これによりWCIMデスクトップクライアントは他のWCIMクライアントはもちろん、(モバイルクライアントを含む)MDaemonのXMPPサーバーへ接続しているサードパーティー製のXMPPクライアントとも通信できるようになりました。
WCIMには、WorldClientへ接続し新着メール通知とメール数をカウントする「WCMailCheck」と、XMPPサーバーへ接続しインスタントメッセージを行う「WCIMXPP」という2種類の通信があります。バージョン17へアップデートすると、WCIMはIMの連絡先を古いシステムから自動的にXMPP用に変換し、WCIMXMPPアカウントを生成します。
[10808] WORLDCLIENT DROPBOX連携
Ctrl+W|WorldClient (web mail)|Dropboxという新しい設定画面を追加しました。ここではDropboxの「app
key」、「app secret」、プライバシーポリシーのテキスト入力が行えます。
連携サービスを有効化するのに必要な情報は、DropboxウェブサイトでWorldClientをDropbox「アプリ」として登録する事で取得できます。MDaemon側でこの作業は行えませんが、この設定を行う必要があるのは最初の1回だけです。
ナレッジベースの1166に関する記事で、 DropboxへWorldClientをアプリとして登録するための手順を確認して下さい。
「app key」と「app
secret」を設定すると、WorldClientは自身のアカウントとDropboxのアカウントを関連付けできるようになります。最初にWorldClientテーマやLookOutテーマでログインすると、ページの上部にドロップダウンが表示されます。ユーザーが選択できるオプションには、次回のログインでドロップダウンを表示する、今後ドロップダウンを表示しない、オプション
|Cloudアプリ へ移動する、の3つがあります。オプション |Cloudアプリ
画面では、Dropboxの設定ボタンをクリックできます。このボタンをクリックすると、OAuth
2.0がポップアップ表示します。このポップアップウィンドウでは、ユーザーの接続先やWorldClientで必要な認証情報を指定します。また、この画面にはプライバシーポリシーへのリンクと「Dropboxへ接続」ボタンも表示されます。「Dropboxへ接続」ボタンをクリックすると、Dropboxのページへ移動できます。ユーザーがDropboxへログインしていない場合、Dropboxではログイン又はアカウントの作成を促す画面へ移動します。このステップが完了すると、Dropboxで、WorldClientがアカウントへフルアクセスの権限を与えるかどうかを確認する画面が表示されます。「許可」を選択すると、ユーザーはWorldClientの画面へ戻され、認証が完了したかどうかの結果が表示されます。認証が完了すると、ユーザーの画面では、メールの添付ファイルの隣にDropboxアイコンが表示されるようになります。アイコンをクリックすると、添付ファイルがユーザーのDropboxアカウントの/WorldClient_Attachmentsフォルダへ保存されます。
WorldClientとLookOutテーマのメール作成画面では、ユーザーがHTMLエディタのツールバー左上にあるDropboxアイコンをクリックし、Dropboxアカウントのファイルを選択できるようになります。この機能を使うのに、ユーザーはオプション
|Cloudアプリ 画面とOAuth 2.0でのアカウント設定は必要ありません。「app key」と「app secret」があれば、この機能を使用できます。
Dropbox連携は、デフォルトで無効化されています。全てのユーザーに対して有効にするには、"Dropbox連携を有効にする"のチェックボックスを有効にします。個別のユーザー毎に許可するには、管理者が各ユーザーのUser.iniファイルに"DropboxAccessEnabled=Yes"パラメータを追加します。
変更点と新機能
- [8314] メールボックスパスワードを復元できない暗号化方式で保管する
Ctrl+U|その他|パスワードへチェックボックスを追加し、メールボックスのパスワードを復元できない暗号化方式で暗号化し保管できるようになりました。これにより、パスワードはMDaemon、管理者、攻撃者の誰からも復元できなくなります。これを有効にすると、MDaemonはbcryptパスワードハッシュを使用します。これは今までよりも長いパスワード(72文字まで)を許可しており、アカウントのエクスポートやインポートの際には、パスワードを除く事もなくなり、パスワードが記載されていても、暗号化されているため情報が洩れる心配がありません。MDaemonのバージョンによって、APOP
& CRAM-MD5認証や弱いパスワード検出などの機能はMDaemonによって復元できるものもあり、これらは互換性がありません。
このオプションは新しくインストールする際にはデフォルトで有効になっており、既にインストール済のMDaemonではデフォルトで無効に設定されています。
この変更の1部として、アカウントエディタの「メールボックスパスワード」フィールドはUIでアカウントの編集を行う際にはデフォルト値を含む事がなくなりました。新しいパスワードを(2回)入力して変更するか、ブランクのまま残して既存のパスワードを使用して下さい。
- [17875] PowerShellスクリプトを使ったLet's Encryptとの連携
Let's EncryptとはTransport Layer Security
(TLS)の暗号化用のキーを無償で提供する証明書の認証局です。従来、安全なウェブサイトを実現するためには、証明書の手動生成や検証、署名、インストール、更新が必要でしたが、Let's
Encryptはこうした複雑なプロセスを軽減するため、自動処理を行えるよう設計されています。
LetsEncryptに対応したPowerShellスクリプトがMDaemon\LetsEncryptディレクトリへインストールされました。このスクリプトが依存しているACMESharpモジュールは
PowerShell 3.0が必要です。つまり、このスクリプトはWindows 2003では動作しません。
WorldClientは80番ポートを待ち受けポートにする必要があり、それ以外の場合スクリプトは動作しません。このスクリプトを実行する前にはPowerShellの実行用ポリシーを正しく設定する必要があります。このスクリプトを実行すると、http-01チャレンジを実行するのに必要なファイルをWorldClientのHTTPディレクトリへ配置するなどの必要な処理を行います。証明書用にはデフォルトドメインのSMTPホスト名を使用し、証明書を取得し、Windowsへインポートした後で、MDaemonで証明書を使用できるようにするための設定を行います。
このスクリプトはMDaemon\Logs\ディレクトリへLetsEncrypt.logというログファイルを生成します。このログファイルはスクリプトを実行する度に削除され再生成されます。このログにはスクリプトの開始日時が記録されますが、各アクションの実行日時は記録されません。通知はエラーが発生すると送信されます。これはPowerShellの$error関数を使って自動的に生成され、設定されます。この変数はWindows
PowerShell ISEやそれに似たシェルを使用している場合、セッション全体で使用されます。そのため$error変数をクリアするためには再起動が必要です。
もしもデフォルトドメインとしてMDaemonサーバー以外を指しているFQDNを使っている場合は、このスクリプトは機能しません。証明書で使っているホスト名を使用する事もできます。その場合はコマンドラインで対象のホスト名を渡す必要があります。
使用例: ..\LetsEncrypt.ps1 -AlternateHostNames
mail.domain.com,imap.domain.com,wc.domain.com -IISSiteName MySite -To
"admin@yourdomain.com"
AlternateHostNamesの一覧でデフォルトドメインのFQDNを使用する必要はありません。例えば、私達のデフォルトドメインであるaltn.comのFQDNはmail1.altn.comですが、ここでは代わりにmail.altn.comを使用する事ができます。スクリプトを実行すると、mail.altn.comを代わりのホスト名として送信します。代わりのホスト名を送信すると、HTTPチャレンジがそれらの情報を処理する必要が生じます。名前解決が完了しない場合、全体の処理は正しく完了されません。
代わりのホスト名を渡す必要がない場合、-AlternateHostNamesパラメータはコマンドラインで使用する必要はありません。エラー発生時にメール通知を行わない場合は、-Toパラメータはコマンドラインへ含まないで下さい。
WorldClientをIISで稼働させている場合、このスクリプトを-IISSiteNameパラメーターでサイト名を指定した上で実行して下さい。IISで証明書の自動設定を行うにはMicrosoftのWebスクリプティングツールがインストールされている必要があります。
- [18218]
Daemon\App\MDHealthCheck.exeに配置されるMDaemonヘルスチェックという新しいトラブルシューティング用のユーティリティを追加しました。このツールでMDaemonの(AV,
SPAM,
SSL等の)セキュリティ関連設定が推奨値以外の設定になっているかどうかを確認する事ができます。ユーザーは推奨値ではない設定値を推奨値へ変更する事ができます。また、この機能はMDaemon\Logsフォルダへ(設定が行われていない事に対しての)エラーや警告をログとして残すようになります。ユーザーは直近のログをこのツールから確認する事ができます。MDaemon管理画面の[ヘルプ]メニューに新しいメニューやツールバーが追加されました。
- [11002] コンテンツフィルタへ禁止拡張子を含んでいた場合にメールそのものを隔離するオプションを追加しました。
-
[16587] ActiveSyncの利用を許可するため、新しいデバイスを「認証/承認」する設定を追加しました。
接続対象のクライアントを新たに承認できるよう設定するには、クライアント設定ダイアログで、全体、ドメイン、ユーザーの内、承認するレベルのチェックボックスを有効にします。
新しくフィルタ用コンボボックスをクライアント一覧ダイアログへ追加し、管理者が承認待ちのクライアントを確認できるようになりました。
承認待ちのクライアントを許可するには、対象クライアントを選択して右グリックし、「クライアントを許可」を選択します。
- [14383] LookOutとWorldClientテーマにおいて、イベントと仕事のデスクトップ通知機能を追加しました。
- [17982]
Ctrl+Q|メールキュー|Retryキューへ新しいチェックボックスを追加し、これまでは配送が遅れその結果でretryキューへ格納されたメールに対して送信されていた、「送信成功」DSNをいつでも送信できるようになりました。
- [17990] Ctrl+S|初期設定|ヘッダ
の、'Received:'ヘッダに'For'セクションを作成するオプションは廃止され、この機能は削除さされました。MDaemonは今後Receivedヘッダ生成時にこのセクションを追加生成する事はありません。
- [17552] 以前に認証に失敗したIPアドレスからSMTP/IMAP/POPサーバーへ接続すると、Screeningログへ「で認証に失敗した<メールアドレス>によるへの接続が許可されました」といった意味の行が追加されるようになりました。
- [5861] WorldClient -
オプション|初期設定へ新しいオプションを追加し、ユーザーのデフォルト連絡先のホワイトリストへ登録された送信者や連絡先からのメールへは画像の挿入を許可する事ができるようになりました。
- [3253]
LookOutとWorldClientテーマにおいて、添付ファイル一覧の隣にオプションを追加し、メールから添付ファイルの削除ができるようになりました。
- [2069]
LookOutとWorldClientテーマにおいて、複数の署名を作成し、メールアドレス毎に割り当てる機能を追加しました。ユーザーはオプション|作成 画面にて、署名の作成、編集、削除を行う事ができます。メール作成画面で、送信元アドレスを変更すると署名が書き換えられ、更に詳細オプションで署名の一覧が表示され、任意の署名を選択する事もできます。ユーザーがメール作成画面を起動する度、全ての署名がロードされます。ユーザー毎の署名の最大数はロードタイムの遅延を防ぐため30へ限定されています。
- [7152] LookOutとWorldClientテーマにおいて、vCards
(.vcfファイル)をWorldClientのデフォルト連絡先フォルダへインポートする機能を追加しました。メールの添付ファイル一覧でvcfファイルの隣にはアイコン表示されるようになりました。
- [9646]
LookOutとWorldClientテーマにおいて、メールの作成画面から、ユーザーが送信予約できるようになりました。ユーザーは日付と時間を設定し、メールは、下書きフォルダへ保存した際か送信した際、Deferred-Deliveryメールヘッダがセットされます。
Deferred DeliveryはMDaemonのF2|サーバ設定|メッセージリコールで有効化する必要があります。
- [17747] 動的認証を正確に正しい言葉で表現するためActive
Directory又はAD認証へと名称変更しました。これに伴い、アカウント設定|アカウント詳細画面とCtrl+U|Active
Directory|モニタリング画面のUIを更新しました。UIの更新の一環として、アカウント設定|アカウント詳細の「追加のSync用パスワード」フィールドが(UI上でのみ)削除され、認証に使用する追加のADアカウント名を指定するためのオプションを新たに追加しました。
- [17423]
アカウントでメールアドレスやメールフォルダを変更した際に発生するメールフォルダの再配置に関連した複数の問題を修正しました。Ctrl+O|初期設定|システムでメールフォルダの再配置を行うかどうかをコントロールするオプションを廃止し、この機能を削除しました。MDaemonは必要に応じていつでもメールフォルダの移動を行います。
- [17993]
Ctrl+O|初期設定|ヘッダへ新しいチェックボックスを追加し、「Received:」や関連する他のメールヘッダにて、ローカルホスト名とIPを非表示にするかどうかを選択できるようになりました。このオプションはデフォルトで有効です
(ローカルホスト名とIPを非表示にします)。
- [17713] Ctrl+P|DNS-BL|設定へ新しいチェックボックスを追加し、
127.0.0.1から127.255.255.255の範囲のネットワークを超えたDNS-BLの結果を無視できるようになりました。このオプションはデフォルトで無効に設定されています。
- [14144] Remote
Administrationからユーザー別か全体を対象に、WorldClientのドキュメントフォルダに対するアクセス権を変更できるようになりました。
- [16866] Remote Administrationで搭載されていなかったドメインマネージャの管理画面を追加しました。
- [3110] Remote Administrationで特定の項目については、複数のメーリングリストメンバーの設定を一度に行えるようになりました。
- [17926] UIのステータスバーにある稼働時間の示すレイアウトを理解しやすいよう変更しました。
- [17948] MDPGP: 幾つかのエラー状態のログを改良しました。
- [15279] SMTP Mailbox Invalid エラー応答へ無効と判断された値を含むようになりました。
- [18027] Remote
Administrationの全体メーリングリスト購読オプションを再構成しました。これらの設定はそれぞれのメーリングリスト内で行うのではなく、管理者が設定する項目へ移動しました。
- [6391]
LookOutとWorldClientテーマにおいて、選択した全てのフォルダとサブフォルダを検索する機能を追加しました。この機能を使用するには、詳細検索オプションを開き、全てのフォルダを検索、又は、サブフォルダを検索、を選択します。アクセス制限のあるフォルダ内のメールが検索結果に含まれている場合は、メールはオレンジ色で表示され、通常であえばメールに対して行える操作のほとんどが行えません。ユーザーが大きなフォルダを持っていた場合、全フォルダの検索は結果を表示するのに時間がかかるのでお勧めしません。検索をキャンセルしても、ユーザーが操作できるまで待つ必要はなくなりましたが、サーバーの検索を続けるのではなく、検索結果のない通常のフォルダ表示へ戻るようになりました。
- [17995]
WorldClientテーマにおいて、(メール、連絡先、仕事、メモ、ドキュメント)の一覧表示画面のチェックボックスでクリックできるエリアを拡大しました。
- [17928] WorldClientでメールのDateヘッダが7日間を経過したものについてはDKIMの検証結果アイコンを表示しないように変更しました。
- [13288]
LookOutとWorldClientテーマにおいて、.emlメールの添付ファイルを受信箱へインポートしたりダウンロードできる機能を追加しました。
- [18026] LookOutとWorldClientテーマにおいて、メールを移動/コピーする際に使用できるクイック検索機能を追加しました。
- [17963] LookOutテーマにおいて、LookOutの予定で左側だけでなく全体に、予定表の色と合わせた罫線を使うよう変更しました。
- [18090]
WorldClientテーマにおいて、メールの作成画面で使用しているHTMLエディタ、CKEditorのバージョンを4.6.1へアップデートしました。このバージョンにはフォーマットのコピー機能が搭載されています。
- [17150]
LookOutとWorldClientテーマにおいて、招集ダイアログで承認した後に予定の編集を行うためのオプションを追加しました。ユーザーが「承認」または「一時的に承認」ボックスをクリックすると、招集ダイアログボックスが起動します。ユーザーが承認後打合せの予定を編集する際には「打合せを編集」チェックボックスをクリックします。ユーザーがOKをクリックすると、予定の編集エディタが打合せの詳細を開きます。これは問合せ形式になっており、ユーザーが回答すると、予定の編集エディタが起動します。
- [18096] LookOutとWorldClientテーマにおいて、オプション |
初期設定へ、ページのタイトルへ新着メール数を表示するオプションを追加しました。この設定はデフォルトで有効です。
- [14230]
WorldClientテーマにおいて、メールフォルダへマウスカーソルを合わせた際、メールの数がタイトル/ツールチップとして表示されるようになりました。
- [4279] WorldClientテーマにおいて、 市区町村と都道府県で連絡先検索が行えるようになりました。
- [18032] Ctrl+Q|メールキュー|Retryキューで配信遅延DSNの送信を行う新しいオプションを追加しました。
- [17842] ActiveSyncログレベルをユーザーやドメイン単位で設定できるようにアップデートしました。
- [17933] GetVersionInfo XMLAPIコマンドでPRO/Cloudの情報が表示されるようになりました。
-
[17787] XMLAPIモジュールで0x########のステータスコードを使ったログのエントリを変更・管理する機能を追加しました。
ログエントリの変更用フラグには次のものが含まれます:
- [Logs:IgnoreSession] 指定されたセッションIDが無視されたログを破棄します。 (例. 00000012=1)
- [Logs:InfoToWarning] InfoレベルのログエントリをWarningレベルへ昇格します。(例. 0x########=1)
- [Logs:DebugToWarning] DebugレベルのログエントリをWarningレベルへ昇格します。 (例. 0x########=1)
- [Logs:Deprecated] ErrorやWarningレベルのログエントリをInfoレベルへ降格します。 (例. 0x########=1)
- 3[Logs:IgnoreEntry] 対象イベントIDのログを破棄します。 (例. 0x########=1)
- [18277] ActiveSync同期のロールバック通知
ActiveSyncサービスがクライアントで繰り返し/頻繁に期限切れの同期用のキーを同期処理用に送信している場合に管理者へ通知を送るようになりました。
クライアントが同期要求を期限切れの同期用キーで送っている事から、こうした処理はデータのロールバックを意味する事がよくあります。件名は「期限切れの同期用キーを使用しているActiveSyncクライアント」です。これは、過去にクライアントへ送られたコンテンツがネットワークの問題等で同期できていなかった問題を表す場合があります。場合によっては、過去の同期データが送信されたかどうかによって、IDだけが送信されていた場合もあります。
ロールバックの警告は、クライアントが同期できていないという意味ではなく、クライアントが同期対象外になる可能性がある事や、それをシステムで検知した事を示しています。データのロールバック警告は24時間に一度だけ通知されます。
- [System] SendRollbackNotifications=[0|1|Yes|No|True|False]
- [System] RollbackNotificationThreshhold=[1-254] :
ロールバックの数字は管理者へ通知される前に実行される必要のある回数です。ここでは、ネットワークの問題も関係する事から、最小5回を推奨します
- [System] RollbackNotificationCCUser=[0|1|Yes|No|True|False] :
期限切れの同期用キーを送ったクライアントをCCへ含むかどうかを指定します。
- [18141] ActiveSyncエラーメール通知
ActiveSyncサービスで管理者へ処理されなかった特定のメッセージを通知するようになりました。これらのメッセージは対象のアイテムが処理できず、それによってその後のアクションが実行できない旨をリアルタイムで管理者へ通知します。件名は「エラーメッセージ通知」です。従来、これらのアイテムによってクラッシュの可能性がありました。多くの場合、msgファイルの内容はMIMEデータではありませんでしたが、これがMIMEデータの場合、エラーの場合がほとんどでした。これらの通知で関連するユーザーをCCに入れるかどうかを選択でき、ユーザーへの通知はCMNCCUserキーを付与するため、メールボックスに届いたメールが読み取りできない場合でもそれを知る事ができます。こうした場合に行うべき対応は対象のmsgファイルをユーザーのメールボックスから移動し、これを解析して処理できなかった原因とどのような解決策があるのかを検討する事です。
- [System] CMNCCUser==[0|1|Yes|No|True|False]
- [14244] WCIMでファイル転送を許可するオプションがCtrl+W|WorldClient(webメール)|WCIMへ追加されました。
- [18187] ActiveSyncサービスが夜間処理の中でXmlとWbXmlの古いアーカイブをクリーンアップするようになりました。Service
Diagnosticsページから保持する日数を指定する事ができます。これにより解析を目的にしたアーカイブデータの管理が行いやすくなり、手動での監視や削除の必要がなくなります。また、ActiveSyncのXmlとWbXmlのアーカイブを従来通りLogs\AirSyncへ保持するか各ユーザーの_ActiveSync/Clientディレクトリ内のDebugディレクトリへ保持するかを設定する事ができます。
- [17784] MDSpamDで、文字コードの変換と正規化のためのEncodeモジュールを含むようになりました。
- [18206] BlackBerry Enterprise Server (BES)の画面が64bitバージョンのMDaemon
UIから削除されました。これはBESがMDaemonの32bitとしか互換性がないためです。
- [18203] ActiveSyncクライアント情報のダイアログで全てのIPアドレス履歴を表示するようになりました。
- [3469] Remote
Administrationのキュー管理に簡単な検索機能を追加しました。「*」ワイルドカードが完全一致以外の検索キーワードで使用できます。
- [18120] Remote Administrationでリスト管理者やドメイン管理者として追加したメールアドレスの確認を行うようになりました。
- [18258] MDaemon.iniとMDStats設定レポートへ32-bit/64-bitの情報を含むようになりました。
- [17458] Remote AdministrationへXMPP設定画面を追加しました。
[9735] Added the Weak Password Report functionality to Remote
Administrationへ弱いパスワードレポート機能を追加しました。
- [14216] Remote
Administrationのパスワードオプションへボタンを追加し、全てのアカウントの中で弱いパスワードを使用しているものに対して、パスワード変更が必要なアカウントとしてフラグを追加する事ができるようになりました。これによりアカウントがロックアウトされ、警告文が表示される場合がある事にご注意下さい。パスワードはWorldClientやMDaemon
Remote AdministrationのUIで変更できます。
- [18226] XMPPサーバーログのメッセージログを無効化する機能を追加しました。
- [16664] Remote Administrationで不足していたゲートウェイ検証オプションを追加しました。
- [18279] ActiveSyncログビューアで大文字小文字を区別しない検索オプションを追加しました。
- [11969]
予定表をiCalendar/webcalフォーマットで、読み取り専用のコピーとしてダウンロードする機能を追加しました。これにより予定表をOutlook、Googleカレンダー、Mac
iCal、その他のアプリケーションから閲覧・購読する事ができるようになります。読み取り専用のプライベートURLには重複のないアクセス用の変数が含まれ、ログインなしでも接続する事ができます。予定表のプライベートURLを確認・リセットするには、WorldClientかLookOutテーマで「共有フォルダ」を予定表のメニューから選択して下さい。プライベートURLの閲覧やリセットを行うためには「管理者/フルコントロールの権限」を持つユーザーである必要があります。
- [15529] Outlook 2007以降の「WebDAVサーバーへ予定表を公開」機能へ対応しました。WorldClientが件名なしの予定に未対応のため、「制限付きの詳細情報」と「全ての詳細情報」のオプションのみ対応しています。URLは既存のWorldClient予定表のCalDAVパスである必要があります。CalDAVパスはWorldClientの予定表にある「共有フォルダ」ダイアログで確認できます。予定表のCalDAVパスは「calendar.ics」の前にある「iCalendar
feed URL」です。例:https://company.test:3000/webdav/calendars/company.test/user1/
WorldClientの予定表にある既存の予定は削除されませんが、Outlookでは表示されませんのでご注意下さい。
- [15397] アカウントエディタ|アカウント設定|設定 画面に、繰り返しでの予定要求を自動的に処理する設定に、メールアドレスを入力できる欄を追加しました。
- [18290] ASMX ログが向上し、解析のためにより多くの情報を記録するようになりました。
- [18245] Outlook
Connectorの集中管理機能に、ローカルキャッシュのファイル名や添付ファイル保存のディレクトリの指定が行なえるオプションを追加しました。デフォルトでは、Outlook
Connectorクライアントへのプッシュは行いません。デフォルト又は指定した場所へそれらのデータを移動するようにOutlook
Connectorクライアントへプッシュするには、このオプションを有効にします。Outlook
Connectorプラグインのバージョンが4.5.0以上が対象です。例として、ローカルキャッシュファイル名の指定は、"%APPDATA%\MDaemon\Outlook
Connector
2.0\Accounts\%OUTLOOKPROFILE%\%OUTLOOKEMAIL%\LocalCache.db"という具合に指定します。
- [18410] 管理サービス(XMLAPI)に、SetQueueState 操作が追加されました。
- [18099] ASMC: 移行するフォルダのタイプの選択が行えるようになりました。新しい /FolderTyeps フラグを確認するには、ASMC
/?と入力してください。
- [18424] 利便性向上のため、MDaemonは、ライセンスのアクティベーション解除する 7日前から警告を出すようになりました。(これまでは 5日前でした)
- [18430] Ctrl+W|WorldClient (web メール)|WCIM からいくつかの設定項目を削除しました。
修正点
- [18102] XMLAPI: UpdateDomain/Parameters/Details/Disabled が機能していません。修正しました。
- [18093] XMLAPI: UpdateUser操作で強固なパスワード要求を必須としていません。修正しました。
- [15016] Remote Administrationで新しくメーリングリストメンバーを追加する際タブの順番が正しくなかった問題を修正しました。
- [16861] Remote AdministrationのMultiPOP設定で全てのオプションが表示されていなかった問題を修正しました。
- [17689] ヘッダのデータが複数行に分かれている場合にヘッダの更新が行われていなかった問題を修正しました。
- [16939] Remote Administrationのグレーリストのデフォルト値がMDaemonと同じ値でなかった問題を修正しました。
- [16938] Remote AdministrationのDMARCのデフォルト値がMDaemonと同じ値でなかった問題を修正しました。
- [16937] Remote AdministrationのIPv6のデフォルト値がMDaemonと同じ値でなかった問題を修正しました。
- [17772] Remote
AdministrationのActiveSyncデバイスの詳細ダイアログが一覧の内、一番最初のデバイス情報のみ表示していた問題を修正しました。
- [17505] Remote
Administrationのコンテンツフィルタで「ルールへジャンプ」のアクションで設定できるルール全部を表示していなかった問題を修正しました。
- [17757] Remote Administrationで強固なパスワードのエラーの文言が誤っていた問題を修正しました。
- [17903] Remote Administrationで複数アカウントを一度に編集できるようになっていた問題を修正しました。
- [17949] MDPGPの復号化や検証操作が認証に厳しくなりすぎていた問題を修正しました。
- [17819] 設定によって、SMTPやキューを元にしたスパムスキャンのアプリケーションに一貫性がなかった問題を修正しました。
- [17945] Remote Administrationでメーリングリスト管理者とOutlook
Connectorの認証ユーザーが正しく保存されていなかった問題を修正しました。
- [17957] メーリングリストエディタで「noreply」という名称のメーリングリスト作成が許可されていた問題を修正しました。
- [17823] ダイアログ生成後の入力字にF3で名前の自動選択が行われていなかった問題を修正しました。
- [17838] MDPGP UI、ドメインマネージャUI、メーリングリストマネージャUIでタブの順番が正しくなかった問題を修正しました。
- [17588] 無効/凍結されたアカウントがUIで誤って再度有効化されてしまう場合があった問題を修正しました。
- [17970] Remote
Administrationでクォータ設定されている大きなサイズのメールボックスについてメールボックスサイズのレポートツールチップが誤った値を表示していた問題を修正しました。
- [17961] Remote Administrationで古いパスワードを再利用するとUnknown Errorが発生していた問題を修正しました。
- [17742] Remote AdministrationのIP検証機能で発生していた細かいエラーを修正しました。
- [16299] メールへ画像を追加すると、画像付きのドメイン署名を壊してしまう問題を修正しました。
- [18017]
LookOutテーマにおいて、個別のメールウィンドウ内で「リモート画像がブロックされました」のメッセージが翻訳されていなかった問題を修正しました。
- [18025] WorldClientテーマにおいて、予定表の印刷時に印刷ダイアログウィンドウが起動しなかった問題を修正しました。
- [18027] Remote Administrationのメーリングリスト購読マネージャがローカルユーザー以外で利用できなかった問題を修正しました。
- [17993] Receivedヘッダの処理においてIPv6アドレスが正しく処理されていなかった問題を修正しました。
- [17960] LookOutテーマにおいて、幾つかの言語で、カテゴリ選択時、最後のオプションが画面の下部で表示されていなかった問題を修正しました。
- [17950] Mobileテーマにおいて、HTMLメールのスクロールバーが表示されていなかった問題を修正しました。
- [17910] WorldClientで添付ファイルを削除するとブラウザがページを移動するかどうかを確認するメッセージを表示していた問題を修正しました。
- [17904] WorldClientテーマにおいて、フォルダ変更時、連絡先の検索条件を維持していても検索文字列を表示していなかった問題を修正しました。
- [17964] WorldClientテーマにおいて、右側のプレビュー画面で表示した際件名ヘッダテキストが文字化けしていた問題を修正しました。
- [18091] LookOutテーマにおいて、連絡先、予定表、仕事、メモのサブフォルダが生成されていなかった問題を修正しました。
- [18092] WorldClient - Japanese - When clicking Group By Company uncategorized
contacts are not displayed
- [17932]
LookOutとWorldClientテーマにおいて、メールのプレビューが有効になっているとスライドショー機能がIE11で使用できなかった問題を修正しました。
- [15184]
LookOutとWorldClientテーマにおいて、メール作成画面で「To」をクリックすると、デフォルトで表示する連絡先設定が摘要されていなかった問題を修正しました。
- [18016] Remote Administrationでローカルではないアドレスをメーリングリストやドメイン管理者として登録できていた問題を修正しました。
- [17858] XMPPサーバーが送信する仕事/予定のリマインダーでCR/LFが抜けていた問題を修正しました。
- [18124] デバッグログを無効にしていた場合、MDPGPログメッセージの初期化に失敗していた問題を修正しました。
- [18125] MDPGPで2つのデバッグログの値が紛らわしかった問題を修正しました。
- [18128] Remote Adminで推測されやすいパスワードを使っている既存ユーザーを有効にできていなかった問題を修正しました。
- [18121] Remote
AdminのDKIM署名設定に特定の変更を加えた際、MDaemonサーバーを再起動するまで設定変更が反映されていなかった問題を修正しました。
- [18035] Remote Adminでアカウントエディタのアイテムの順番がバラバラになっていた問題を修正しました。
- [17735] 検索時に破損した.msgファイルを読み込むと、mdmbsrch.dllでActiveSyncがクラッシュしてしまう問題を修正しました。
- [18028] Outlook 2013でActiveSyncを使用した際発生していたWinsockエラーを修正しました。
- [18063] AirSync.iniファイルで破損したデータが存在していた場合、潜在的に発生し得るMDASMgmt.dllのクラッシュを修正しました。
- [18064] ActiveSyncサーバーで生成される開封確認でASCII以外の文字列が文字化けしていた問題を修正しました。
- [17905] ActiveSyncのDeepTraversal検索を仮想共有フォルダに対して行うと結果が表示されなかった問題を修正しました。
- [18159] CalDAV/CardDAVのGET応答に、必要なETag
HTTPヘッダが含まれていなかった問題を修正しました。これにより「DAVdroid」クライアントのアイテム同期でエラーが発生していました。
- [18145] Remote AdministrationでIPv6画面のラベルが誤っていた問題を修正しました。
- [18171] ActiveSyncの「パブリック連絡先をデフォルト連絡先へ仮想的に一元化」オプションが機能していなかった問題を修正しました。
- [17898] IE8のLookOutテーマで、メール一覧画面の上にある「削除」ボタンが添付ファイルが含まれているメールを削除していなかった問題を修正しました。
- [18106] WorldClientで、予定表をエクスポートした際、必須の参加者の一人目が重複してしまっていた問題を修正しました。
- [18228] WorldClientサーバーがクラッシュする可能性があった問題を修正しました。
- [18195] CFEngine.exeがクラッシュする可能性があった問題を修正しました。
- [18286] CalDAV-Sync Androidクライアントが年間の繰り返しイベントの同期が行えていなかった問題を修正しました。
- [17645] LookOutとWorldClientテーマにおいて、繰り返しの情報が含まれている繰り返しの仕事をアーカイブできていなかった問題を修正しました。
- [18305] iOSクライアントでフィルタの種類を「全て」に変更した後、初期同期を行うと、メール送信が行えなくなる問題を修正しました。
- [18301] ActiveSyncクライアントで無効なコレクションIDを使った検索を行うと誤ったエラー応答が返されていた問題を修正しました。
- [18300] 無効なフォルダIDがPing要求で使用されるとBlackBerry ActiveSyncが再同期を開始してしまっていた問題を修正しました。
- [18327]
MDaemonが接続サーバのSSL証明書の確認を行なうため、インターネットを介した証明書のダウンロードや取り消しデータを取得することができないと、10秒から30秒の間、ハングアップする場合がある問題を修正しました。MDaemon.iniファイルの[SSL]セクション内に、OfflineCertificateValidation=Yes
パラメータを追加することで、それらのデータのダウンロードを行なわないようになります。
- [18329] Remote Administrationのポート設定画面で数字以外の文字列入力を許可していた問題を修正しました。
- [18332] Outlook
ConnectorでOutlook以外で繰り返しイベントの一つを変更すると、Outlookでイベントが表示されなくなる問題を修正しました。
- [18341] ActiveSync宛先キャッシュで保持できるオブジェクトの数が想定よりも少なかった問題を修正しました。
- [18352]
LookOutとWorldClientテーマにおいて、フォルダ内のメールを削除した後も、未読メールのカウントが更新されていなかった問題を修正しました。
- [18085]
プラグインログがアーカイブされていなかった問題、サイズの上限に到達してもロテートされなかった問題、ファイル名の更新が行われていなかった問題を修正しました。
- [18359] Safari 10で、WorldClientのLookOutとWorldClientテーマがロードされない場合があった問題を修正しました。
- [18386] 何か国語かのローカル設定ファイル内の絶対パスに誤りがあった問題を修正しました。
- [7176] いくつかのケースで、Mingerの問い合わせ結果が正しくない場合がある問題を修正しました。
- [18322] AccountPrune.log と ListPrune.logにおいて、ファイルサイズの上限が無かった問題を修正しました。
- [18180] Remote Administrationのドメイン共有ボタンが無効になっていた問題を修正しました。
- [17583] Remote Administrationの"アカウント"ページで、画面が少し崩れていた問題を修正しました。
- [18387] 会議招集のメモが、iCalendarのコメント欄から見れない問題を修正しました。
- [18389] ActiveSync:
1900年以降の日付で指定するべき開始日や終了日へ西暦下二桁といった短縮日付で指定された際、Outlookが異常終了する問題を修正しました。
- [18416] Remote Administrationの"更新"画面を開いた際、稀にではありますが、Remote
Administrationサービスが異常終了する場合がある問題を修正しました。
- [18291] ActiveSyncセッション情報を表示している間、MDaemon管理画面において、メモリーリークを起こす問題を修正しました。
- [18396] WorldClientでのメモリーリークを起こす問題を修正しました。
- [18477] DMARC統計レポートを送信する際、メモリ内の情報が欠損する可能性がある問題を修正しました。