ClusterReplicaによるMDaemon
メールサーバー冗長化

ClusteringReplicaMDaemonメールサーバーに対し、障害対策と災害対策を同時に実装できます。ここではその具体的な流れ、構成について説明します。

ClusterReplicaによるMDaemon冗長構成の特徴

既にお持ちのシステムにインストールして頂くだけ!

特殊なハードウェアは不要です。しかも、現在お使いのWindowsサーバが Lite エディション であっても、そのままご利用頂けます。Enterprise エディションである必要はありません。


MDaemonライセンスは1台分でご利用頂けます!

MDaemonは稼働しているサーバー毎にライセンスが必要ですが、ClusterReplicaによる冗長化では、Active-StandbyによるMDaemonサービスの制御を行なうため、常に稼働しているMDaemonサービスは1台の状態を保持します。そのため、冗長構成でご使用頂いていてもMDaemonライセンスは1台分となります。


既にお持ちのシステムをSecondaryとしてもご利用頂けます!

メインサーバーと同じ構成でなくとも、冗長化が行えます。既にお使いの別システムで、ディスクサイズなどのスペックに余裕がある場合は、そのサーバ使って既存のサービス提供と同時に、MDaemonサーバーのSecondaryサーバーとしてもご利用頂けます。


複数箇所へのレプリケーションも可能!

冗長化は1対1である必要もありません。データのレプリケーションを複数のサーバーへ行うこともできます。たとえば、一台をフェイルオーバーのため、もう一台をデータレプリケーションのため、といった、複数の目的で稼働させることも可能です。


サポートも一本化!

当社ではMDaemon、ClusterReplicaのどちらも取り扱っておりますため、お客様のお問い合わせ窓口も一本化することができます。運用サービス構築サービスについても、まとめてご相談頂けます。


サービス停止時のメールサーバー・フェイルオーバー


メールサービスが停止した際、ClusterReplicaのフェイルオーバーが具体的にどのように行われるのかをご説明します。


  1. Primaryサーバーで稼働しているMDaemonサービスの停止やPrimaryサーバー自身の停止を、これを監視しているSecondaryサーバーが検出します。

  2. 123.123.123.123サーバー上のClusterReplicaが、このマシンをPrimaryからSecondaryへ変更します。その後、123.123.123.100上のClusterReplicaが、123.123.123.100のシステムをSecondaryからPrimaryへ変更し、MDaemonサービスを開始します。

  3. 123.123.123.123が、今度はSecondaryとして、123.123.123.100のデータを自動同期します。123.123.123.123が復旧した後、このマシンを元の構成通り、メインサーバーとして稼働させたい場合には、メインサーバー復旧時の動作設定を行うことで、自動フェイルバックも可能です。

クライアントは、共有IPである123.123.123.101へ常時接続しているので、冗長構成サーバーが切り替わった際にも、これを意識したり、設定変更を行う必要がありません。Disaster Recoveryも目的としているため、2台目のシステムは、遠隔地の拠点に配置します。

ClusterReplicaの基本構成
ClusterReplicaの基本構成


こちらのページでMDaemonメールサーバーを使ったメールサーバー冗長化の動きをご確認いただけます。


ClusterReplicaのフェイルオーバーはこちらから

システム停止時のメールサーバー・フェイルオーバー


メールサーバーが稼働しているシステムやネットワークに障害が発生した際、ClusterReplicaのフェイルオーバーが具体的にどのように行われるのかをご説明します。


  1. Primaryサーバーの停止や接続できない状態を、これを監視しているSecondaryサーバーが検出します。

  2. 123.123.123.100上のClusterReplicaが、123.123.123.100のシステムをSecondaryからPrimaryへ変更し、MDaemonサービスを開始します。

  3. 123.123.123.123が復旧した後、再度接続すると、今度はSecondaryとして、123.123.123.100のデータを自動同期します。123.123.123.123が復旧した後、このマシンを元の構成通り、メインサーバーとして稼働させたい場合には、メインサーバー復旧時の動作設定を行うことで、自動フェイルバックも可能です。

クライアントは、共有IPである123.123.123.101へ常時接続しているので、冗長構成サーバーが切り替わった際にも、これを意識したり、設定変更を行う必要がありません。Disaster Recoveryも目的としているため、2台目のシステムは、遠隔地の拠点に配置します。

ClusterReplicaの基本構成
ClusterReplicaの基本構成
ClusterReplicaの基本構成

こちらのページでMDaemonメールサーバーを使ったメールサーバー冗長化の動きをご確認いただけます。


ClusterReplicaのフェイルオーバーはこちらから