外部システムからのEメールアーカイブ (ファイルのインポート)
標準化されたフォーマットであれば、MailStoreは直接サポートされていないアプリケーションからでもEメールのアーカイブを行うことができます。そのようなアプリケーションでは、いずれかのフォーマットで直接アクセスできるか、あるいは事前にそれらのフォーマットでエクスポートしておく必要があります。
MailStoreでは、ファイルのインポート機能を使用して、下記フォーマットのファイルをアーカイブすることができます。
- EML- Eメール毎に1ファイルで構成されます。RFC822あるいはMIMEフォーマットとも呼ばれます。
- MSG - Eメール毎に1ファイルで構成されます。Microsoft OutlookのEメールファイルです。
- PST- Microsoft Outlookの個人フォルダのファイルです。
- MBOX - ファイル名が.mbxで終わるファイルです。このファイルフォーマットは、例えば、ファイルの拡張子は省略されますが、Mozilla Thunderbirdで使用されます。またMBOXファイルは多くのUnixメールサーバでも使用されます。
PSTファイルのアーカイブ手順
PSTファイルのアーカイブは『Outlook PSTファイルの直接アーカイブ』の章で個別に説明しています。
EMLとMSGファイルのアーカイブ手順
ファイルシステムからの、ファイルのアーカイブプロセスを設定するには、アーカイブプロファイルを使用します。アーカイブプロファイルについての一般的な情報は、『アーカイブプロファイルの操作』の章を参照してください。
以下の手順で行います。
- ユーザーは自分のEメールファイルを各個人のユーザーアーカイブへアーカイブすることのみ可能です。他のユーザーのEメールをアーカイブするには、MailStore管理者としてMailStore Clientにログオンする必要があります。
- 次にMailStoreから「Eメールのアーカイブ」をクリックします。
- アプリケーションウィンドウの「プロファイルの作成」にある「Eメールファイル」から「ディレクトリ(ファイルシステム)」を選択します。
- ウィザードが開きますので、セットアッププロセスのガイドに従います。
- アーカイブするファイルのタイプ(例えば、EMLもしくはMSG)を選択し、[OK]をクリックします。
- フォルダ: ここで、アーカイブする対象のフォルダを選択します。このフォルダにあるすべてのEメールがアーカイブされます。
- サブフォルダを含む: 選択したフォルダ直下のEメールだけではなく、すべてのサブフォルダ内のEメールもアーカイブされます。
- MailStoreヘッダーの読取り: MailStoreのエクスポートプロセスで作成されたRFC822ファイルには、ソースフォルダなどの追加情報が含まれています。この情報を無視する場合は、ここのチェックを外します。
- カスタムのファイル拡張子: アーカイブするファイルがEMLフォーマットにもかかわらず、異なるファイル拡張子である場合は、このオプションを選択します。
- 必要に応じて、「高度な設定」を調整するか、そのまま[次へ]をクリックします。
- 管理者としてMailStore Serverへログオンしている場合は、ターゲットのアーカイブを指定することができます。このファイルのアーカイブ先となる対象のユーザーを選択します。
- 最後のステップで、新しいアーカイブプロファイルの名前を指定することができます。[終了]をクリックすると、アーカイブプロファイルが「保存されたプロファイル」の一覧に表示され、必要であればすぐに実行することもできます。
MBOXファイルのアーカイブ手順
ファイルシステムからの、ファイルのアーカイブプロセスを設定するには、アーカイブプロファイルを使用します。アーカイブプロファイルについての一般的な情報は、『アーカイブプロファイルの操作』の章を参照してください。
以下の手順で行います。
- ユーザーは自分のEメールファイルを各個人のユーザーアーカイブへアーカイブすることのみ可能です。他のユーザーのEメールをアーカイブするには、MailStore管理者としてMailStore Clientにログオンする必要があります。
- 次にMailStoreから「Eメールのアーカイブ」をクリックします。
- アプリケーションウィンドウの「プロファイルの作成」にある「Eメールファイル」から「MBOXファイル」を選択します。
- ウィザードが開きますので、セットアッププロセスのガイドに従います。
- アーカイブするMBOXファイルを選択します。
- 管理者としてMailStore Serverへログオンしている場合は、ターゲットのアーカイブを指定することができます。このMBOXファイルのアーカイブ先となる対象のユーザーを選択します。
- 最後のステップで、新しいアーカイブプロファイルの名前を指定することができます。[終了]をクリックすると、アーカイブプロファイルが「保存されたプロファイル」の一覧に表示され、必要であればすぐに実行することもできます。
ドラッグ&ドロップによるアーカイブ
ファイルはドラッグ&ドロップしてアーカイブすることもできます: この方法でアーカイブプロファイルを作成するには、EMLファイルを含んだ適切なフォルダか適切なMBOXファイルを、「保存されたプロファイル」の一覧へドラッグします。
アーカイブプロセスの開始
手動によるアーカイブプロセスの開始
MailStore Clientの開始ページで、「Eメールのアーカイブ」をクリックし、「保存されたプロファイル」の一覧から適切なアーカイブプロファイルを選択し、[実行]をクリックします。アーカイブプロセスが実行されると、進捗状況が表示されます。ここにはアーカイブされているEメール量の他、発生したエラーの情報も表示されます。
このプロセスはユーザーによって何度でも繰り返し実行することができます。MailStore は該当ユーザーのアーカイブにまだ保存されていないメールだけをアーカイブします。加えて、もしEメールがソースのアプリケーション(例えば、 Microsoft Outlook)において、異なるフォルダへ移動されていたとしてもMailStoreはそれを検出し、MailStore内でもその移動の操作を同じように行います。
アーカイブプロセスの自動化
手動による実行に加えて、アーカイブタスクはスケジュールに応じて自動的に実行することもできます。既存のプロファイルを右クリックし、[スケジュール...] を選択します。このトピックについての詳細な情報は『アーカイブプロセスの自動化』の章を参照してください。
ご注意ください:アーカイブプロファイルを作成する際に、削除ルールを指定しない限り、MailStoreはソースアプリケーション(例えば、Microsoft Outlook)内のEメールを削除したり変更したりすることは決してありません。