ユーザ検証ソース

このページでは、不明なローカルアドレスを検査するための、ユーザー検証ソースを管理する事ができます。このページへは、左側のナビゲーションメニューから設定/ユーザーをクリックし、アカウントセクション内のユーザー検証ソースをクリックし、アクセスする事ができます。

受信メッセージが不明なローカルユーザに送られると、SecurityGatewayは、ドメイン用ユーザ検証ソースを使ってメールアドレスが正しいかどうかの検証を行います。アドレスが有効だった場合、SecurityGatewayは対象メールアドレス用のアカウントを作成し、ドメインメールサーバにメール配信を行います。アドレスが無効である場合、メッセージは拒否されます。新規アカウントが、このように作成されるたびに、SecurityGatewayへログインリンクを含んでいるようこそメッセージが、そのユーザにメールで送られます。

不明なローカルユーザからの送信メッセージについて、実際に受信メッセージで扱うように、SecurityGatewayではドメインのユーザ検証ソースを問い合わせます。さらに、ユーザがそのメールアドレスおよびパスワードを使用して接続を認証することを試みる時に、SecurityGatewayではユーザ検証ソースにそれらの認証証明書を渡します。ユーザが認証に失敗する場合、メッセージは拒否されます。認証が成功している場合、メッセージは配信のために受け取られ、SecurityGatewayアカウントはそのユーザのために作成されます。すでに存在するアカウントについて、SecurityGatewayではローカルユーザデータベースにユーザのログイン証明書を最初にチェックします。全く適合するものがない場合、検証ソースを確認します。

ユーザ検証ソースは、ドメインのプロパティ画面の検証タブの一覧の順に使用されます。肯定、否定の結果が返されると、SecurityGatewayでは結果を受け取り、以降の問い合わせることを停止します。例えば、3つのソースあった場合、1つ目でユーザが存在しないと提示があった場合、その結果を受け取り、その他2つのソースを問い合わせることなく、メッセージを拒否します。しかしながら、検証ソースが一時的にダウンしているといった、致命的でないエラーが発生している場合は、メッセージは4xxエラーコードで返され、再配信されます。

検証ソースが正当なユーザだけを正しく検証できるよう構成されている事が重要です。検証ソースがオープンリレーまたはSecurityGatewayドメインのうちの1つに対して「汎用の」エイリアスを持つ場合、不明なユーザに対しあらゆる受信メールは、そのソースによって確認されます。これは、多くの誤ったユーザを作成するという結果になります。大部分の受信スパムが不正なユーザにアドレス指定を行われるという理由から、ソースによって誤って確認されます。これによって、急激に登録キーのユーザ制限に到達する可能性があります。

ユーザ検証ソースページは、1行毎に、説明、サーバ、ポート、タイプの4つ列で構成されています。説明は、検証ソースの説明用(例えば"Server X at example.com")です。サーバカラムは検証ソースのホスト名またはIPアドレスを示します、ポートは各ソースが使用するポート、タイプは検証ソースのタイプで、SMTP認証(転送)、Active Directory/ExchangeMDaemon (Minger)またはLDAPOffice 365です。検証ソースを編集するには、エントリをダブルクリックするか、エントリを選択しページ上部のツールバーで編集をクリックします。これは、ユーザー検証ソースの編集画面が起動します。

LDAP以外のすべての検証タイプは、ダイナミック認証に対応しています。ユーザが認証されたりSecurityGatewayにログインする際、ローカルのSecurityGatewayへ認証情報が渡されますが、存在しない場合は検証ソースへ渡され認証されます。これでSecurityGatewayで認証情報を別管理する事なくユーザーがSecurityGatewayで認証したりログインできるようになります。

ログイン証明書は最初にチェックされますが、存在しない場合、証明書は認証のために検証ソースに渡されます。これは、特にSecurityGateway用の証明書で個別のセットを記憶する必要なくSecurityGatewayアカウントに認証するユーザまたはログインを可能にします。

認証でCRAM-MD5が使われていると、AUTHパスワードは、ダイナミック認証を行えません。

ページ上部ツールバーには、次の5つのオプションがあります。

新規

新しくユーザー検証ソースを作成するには新規をクリックします。ユーザ検証ソースを編集画面が起動します。

編集

リストで現在選択されるエントリに対応するユーザ検証ソースを編集画面を開くために、ツールバーの編集ボタンを使用します。あるいは、エントリをダブルクリックして画面を開くこともできます。

削除

検証ソースを削除するには、リストからエントリを選択し削除をクリックします。削除の確認するボックスが現れます。Ctrlおよびシフトキーを用いて複数のエントリを選択することができます。

ユーザを検証

"-- すべて --"をドメイン:ドロップダウンリストボックスで選択し、このボタンをクリックすると、過去に確認されたユーザでも、全ユーザーの検証をSecurityGatewayで実行します。手動で追加されたユーザであっても、ユーザ検証ソースで確認できないユーザは削除されます。特定のドメインがドメイン:ボックスで選択されている場合、SecurityGatewayでは、そのドメインのユーザだけを検証します。

オプション

ユーザー検証ソースオプションページでは応答のキャッシュを有効化したりユーザーの再検証までの時間を指定する事ができます。

次の時間でユーザーの再検証を行う [xx] 時間

このオプションでユーザーの存在確認を定期的に行います。指定した時間を経過すると、ユーザーは再検証用にマークされます。無効なユーザーが削除されることはありません。

否定の応答を次の時間キャッシュする [xx] 分

検証ソースへの問合せでユーザーが存在しないと応答があった際、このオプションで指定した分の間、結果をキャッシュとして保持します。これによって、検証ソースへ大量の問合せが行われるのを制御する事ができます。

ドメイン:

リストでどのユーザ検証ソースを表示するか選択するには、ドメイン:ドロップダウンリストボックスを使用します。デフォルトでは、すべてのソースが表示されますが、デフォルトソース(ユーザ検証ソースを編集ダイアログ)に指定したソースだけを表示またはドメイン単位で検証ソースを表示するドメインをリストから選択できます。